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267-バイト先で倒れた〇〇

〇:おはようございま〜す…、

店:おはよう、ていうか久しぶり(笑)

〇:お久しぶりです…(苦笑)

ある日の夕方、〇〇は久しぶりにバイトにやってきた。

店:じゃあ製麺お願いね

〇:はい

鈴:おはようございます

〇:おはよう

〇〇は圧延機の前に立ち、製麺作業を始める。

〇:……。

鈴:いらっしゃいませ

〇:いらっしゃいませ〜

鈴:ご注文お伺いします

客:釜揚げうどんの並でお湯無しで

鈴:かしこまりました、…釜揚げ取れます?

〇:釜揚げ?…取っていいよ

鈴花が麺を取っている間に、〇〇はつけ出汁を用意する。

〇:お先つけ出汁になります

客:……。

鈴:釜揚げうどんになります、熱湯入っていますのでお気をつけください

客:……。

〇:……(苦笑)



そして一時間半ほど経つと、ディナー帯のピークに入った。

店:俺玉取りするから、富田さん注文とって?

鈴:はい、お次の方お伺いします

店:佐々木さん、次の麺何分すか?

〇:…あと30秒

店:あげ…れないですよね、俺あげます

〇:お願いします

そうして〇〇がペースアップして製麺作業をしていると、

〇:っ……、

〇:(……ドサッ)

製麺台に手をついたと思ったら、そのまま床に倒れた。

店:佐々木さん…?

(ザワザワザワ……)

オープンキッチンになっているため、倒れる〇〇を目の当たりにしたお客様もざわつき始める。

鈴:店長…!

店長:どうした?

デスクでワースケを作っていた店長を事態に気づき、〇〇に駆け寄る。

店長:佐々木くん?

〇:……。

店長:熱中症かな?誰か厨房の外に運ぶから手伝って?

店:はい…!

男性店員三人がかりで〇〇を厨房の外に運び、椅子を並べたところに寝かせる。

店長:氷持ってきて?

店:はい!

店長:佐々木くん分かる?

〇:……。

店:…救急車呼んだ方がいいですか?

店長:そうね〜……、

店員の一人が救急車を呼び、しばらくするとサイレンの音が聞こえてきた。

救急:現着しました

店長:こちらです

救急隊員が到着し、〇〇の元に向かう。

救急:佐々木さん聞こえますか〜?聞こえたら手握ってください

〇〇の手が僅かに救急隊員の手を握る。

救急:かすかに意識はあるみたいですね、このまま救急車で病院に搬送します

救急隊員は〇〇をストレッチャーに乗せ、救急車に運び込む。

救急:酸素濃度測りますね〜

指にパルスオキシメーターを着け、SpO2を測る。

救急:SpO2 72、オキシマスク着けます

救急:了解です

酸素濃度が著しく低下しているため酸素投与を行う。

バイト先で倒れた〇〇です。

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