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225-将来の選択肢を広げる陽子

陽子:僕なんか 今さら君のそばにいちゃダメだ〜🎶

ある日の学校にて、休み時間に陽子は歌を口ずさんでいた。

※:陽子、何歌ってるん?

陽子:ん?晃坂46

※:ふ〜ん…

※:なんか、なんとか坂っていっぱいあるよな…

陽子:あるな〜(笑)

陽子たちは次の授業の準備をしながら、そんな会話をしていた。

※:オーディションとか受けんの?

陽子:知らね(笑)

※:いや、私たち受験生やぞ(笑)んな暇あるわけ(笑)

※:それもそっか…(笑)

陽子:そら、早よ席戻れ(笑)



そして放課後、

先:今日も放課後、進路面談するぞ〜

進路面談が行われた。

(コンコンコン…)

陽子:失礼しま〜す

先:おう、次は藤嶌か

陽子は面談室に入り、椅子に座る。

先:藤嶌は……、まだ不鮮明って感じやな…

陽子:……。

先:さすがにもうそろそろ進路決めなヤバいで?

陽子:それはまぁ分かってます(苦笑)

先:そらそうよな…(笑)

陽子:……アイドルのオーディション受けたい、って言ったらどうします?

先:アイドル……、そういや藤嶌アイドルのファンやったな

先:…まぁ否定はしやんけど、ちょっと無謀すぎひんか?

陽子:ですよね〜…

先:まぁ藤嶌の学力なら、よっぽどの大学やない限りどこでも行けるやろうし、あともう少しくらいは猶予あるやろうから…、

陽子:はい、

先:…うん、じゃあ次呼んできて?

陽子:分かりました



その日の夜、陽子は母親と一緒に夜ご飯を作っていた。

藤母:アイドルね〜……

陽子:どう思う?

藤母:…オタ活同様、学業に影響のない範囲なら目指してみてもええんちゃう?

陽子:おぉ〜……!

藤母:(笑)

藤母:陽子の人生は陽子のもんやし、いくら母親でもそこまで踏み込むもんちゃうやろ?

陽子:あぁね

将来の選択肢を一つ広げた陽子です。

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