287-オフ会をする一行
そして三人が帰ってくると、一行は会場を出る支度を整える。
藤:…ちょっと時間ギリギリやから巻き目で
彩花:了解(笑)
荷物を持って階段を上がったら、動く歩道に乗って外を目指す。
陽子:どこから行くのが一番早い?
藤:東京ビッグサイトから青海に行って、そこから歩く
陽子:オッケー
ゆりかもめで青海に到着した一行は、そのまま歩いてダイバーシティ東京プラザに向かう。
海月:うわっ、雨降ってきた…!
途中、雨が降ってきて一行はカバンから折り畳み傘を取り出す。
そうして建物に到着すると、傘を畳んでエスカレーターを上がる。
果:ラウワン何階ですか?
藤:え~っとね、6,7階
好:エレベーター……、
〇:(苦笑)俺らエスカレーターで先7階に上がるぞ?
好:いってらっしゃい
そして好花と日向、海月を残して他の人たちはエスカレーターで上に上がっていった。
好:ははっ、満員だ~(笑)
藤:だから言わんこっちゃない…(苦笑)
そうして7階に到着した日向たちは〇〇たちと合流する。
彩花:ていうか、予約してる人がゆっくり来てどうすんのよ(笑)
藤:(笑)
九人はボウリング場に向かい、予約をした日向が端末で手続きをする。
藤:…これで番号が呼ばれるらしい……、
す:ん?予約したのに待つってこと?
藤:そういうことやない?
陽子:え~…、
◇
そして約15分後、日向たちの番号が呼ばれ、一人ずつゲーム登録をしていく。
〇:おっそい…!(笑)
帆:私のスマホ並みの遅さじゃん(笑)
彩花:…この遅さのスマホは買い替えた方がいい気が……(笑)
端末の動作の重さにやきもきしながらも登録を終え、シューズをレンタルしてレーンに向かう。
彩花:ちゃんと晃坂コラボになってる(笑)
藤:他にもコラボはやっとるみたいやけどな、
一行はプレイヤー名を設定し、早速ゲームを始める。
彩花:まず私からね
彩花がボールを持ってレーンの前に立つ。
彩花:ほっ…!
そうして彩花が投げたボールは…、
(…ガタンッ)
見事ガーターに吸い込まれていった。
藤:あ〜ららっ(笑)
彩花:だって全然やってないもん、そりゃ出来ないよ(笑)
藤:まぁ私も出来ないんだけど(笑)
(パァン…!)
好:おぉ〜!すごい!!
〇:いぇ〜い!(笑)
彩花と日向が話している横で、〇〇がさらっとストライクを叩き出す。
彩花:これは藤さんも負けてられないんじゃない?
藤:無理無理無理無理…(笑)
彩花が2連続ガーターを記録したところで、日向もボールを持ってレーンに向かう。
藤:っ……!
(パァン!)
藤:あぁ……(苦笑)
日向が放ったボールは、綺麗に真ん中だけ倒していった。
陽子:あ〜あ、スプリットや(笑)
藤:2球目2球目(笑)
そうして日向が放った2球目は…、
(カランッ…!)
一ピンだけ倒して消えていった。
彩花:(笑)
藤:笑うな(笑)
そして陽子の番。
陽子:えいっ……!
(ガタンッ)
速攻でガーターに落ちる。
陽子:えぇ〜?
藤:投げる瞬間、体が横向いてんだよ
陽子:あ、そういうこと?
そして2投目、体の向きを意識した陽子の放ったボールは、
(パァン!)
彩藤:おぉ〜!
9ピン倒す良軌道だった。
ボウリングをする一行です。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?