258-東京ドームに行く伊勢型さんたち
藤:うへぇ~……、
この日、伊勢型さんこと藤埜原さんは晃坂46の姉妹グループ『木花坂46』の東京ドーム公演のため、在来線を乗り継ぎ東京ドームにやってきた。
藤:暑っつ~……、
帽子にフェイスカバー、アームカバーと重装備で水道橋駅を出る。
そしてドームシティに着くと、ファンでごった返していた。
藤:すげぇ人混み…(苦笑)
すると、
?:伊勢型さ~ん、
後ろから声をかけられた。
藤:(ビクッ…!)…富士さんか、
声をかけてきたのは陽子だった。
陽子:晃坂のリアミ以来ですね(笑)
藤:せやな、…今日はチェリーさんは別働?
陽子:大学行くから、お昼から来るって言ってました
藤:そっか…、
そうして二人は並んで歩き出した。
陽子:…そういや、そのこめかみのガーゼどうしたんですか?
すると、陽子が藤埜原さんのこめかみのガーゼに気付いた。
藤:あぁ…(苦笑)別に富士さんは知らなくていいよ(笑)
陽子:えぇ~……、
藤:(つきまとい犯に襲われて怪我したとか言われへんよ、ましてや今日はライブやのに……)
そして二人は物販エリアに到着した。
陽子:うわっ、すごい人だかり…!
藤:これに並ぼうと思える神経が…あっ、何でもない(笑)
陽子:ファンにシバキ回されますよ?(笑)
藤:そん時はブラックリストに載せるから大丈夫(笑)
陽子:(爆笑)
そんな軽口を叩きながら二人はパネル展示エリアに到着し、記念写真を撮ることに。
陽子:すみません、写真撮ってもらってもいいですか?
ファン:いいですよ
陽子は近くにいたファンの方にスマホを預け、藤埜原さんと並ぶ。
ファン:いきますよ~、はいチーズ!
(パシャッ)(パシャッ)
ファン:…はい、どうぞ
陽子:ありがとうございます
藤:ありがとうございます
二人がお礼を言って立ち去ろうとしたとき、
?:あれ?藤さん?
藤:はい?
藤埜原さんはまたもや声をかけられた。
?:私の卒業ライブ以来だね
(ザワザワザワ……)
藤:…お久しぶりです、ゆっかーさん(苦笑)
声をかけてきたのは、木花坂46の初代キャプテン 菅井友香だった。
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