253-アルバイトをする鈴花
鈴:おはようございま〜す
店:おはよ〜
ある日、鈴花がバイトにやってくると、いつも月曜日にシフトに入っている〇〇がいなかった。
鈴:あれ?佐々木さんって今日休みですか?
店:うん、テスト近いからね
鈴:なるほど……、
店:ある程度は覚えたでしょ?
鈴:はい、
そうして鈴花は製麺に入った。
店:いらっしゃいませ〜
鈴:いらっしゃいませ〜
客:親子丼って無いの?
店:親子丼は路面店でしかやってないんですよ、
客:あ、そうなのね、じゃあ…、お子様うどんで
店:かしこまりました
店:ごめん、玉取り…は無理だよね(笑)
鈴:すいません…(苦笑)
◇
そしてバイト終盤、
店:湯煎やる人ちょっと集まって
お客さんも少なくなり、鈴花たちは厨房の真ん中に集められた。
店:明日から新メニューが始まるから、これからみんなに作り方教えるね
そうして作り方を教わると、
店:じゃあ誰か作ってみる?
鈴:私やっていいですか?
実際に作ってみることに。
鈴:……。
店:さすが、上手いね
鈴:ありがとうございます(笑)
うどんを完成させ、ラップをする。
店:…どうする?誰か賄いで食べる?
しかし、誰も手を挙げない。
店:私もう賄い食べたんで…、
店:私なす苦手です…(苦笑)
店:賄いかしわ天食べます、
鈴:…じゃあ私時間なので上がりますね
店:えぇ〜、賄いで食べない?
鈴:私ぶっかけでいいです(苦笑)
そうして21時になったので鈴花はぶっかけうどんを作り、タイムカードを押してシフトを上がった。
鈴:いただきます
すると隣に他のバイトがやってきた。
店:疲れた〜
鈴:お疲れ様です
店:うん、
店:誰も食べないから俺が食べることにした(笑)
鈴:(笑)美味しいですか?
店:うん、美味しいよ、去年も食ったし
鈴:へぇ〜
〇〇のフォローがなくても仕事をこなせた鈴花です。
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