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260-事故がフラッシュバックする菜緒

(ブゥゥゥン……!)

「……えっ…?」

(ドンッ…!!)

…………………………

菜:はっ……!

菜:はぁ…はぁ…はぁ…はぁ……

ある日の深夜、菜緒は事故直前の光景がフラッシュバックして目を覚ました。

菜:…ゔっ……!

(ビチャビチャビチャ…!)

菜緒は吐き気を催し、ベッド横のゴミ箱に嘔吐した。

菜:はぁ…はぁ…はぁ……、

菜緒は枕元のスマホを手に取り、美玖と愛萌にメッセージを送る。

菜:[来て]

しばらくすると、階段を降りる足音と部屋のドアが開く音がした。

美玖:菜緒…?

菜緒:美玖……(涙)

菜緒の部屋にやってきた美玖は、泣いている菜緒を抱きしめる。

美玖:大丈夫大丈夫…、

菜:……(涙)

菜緒のフラッシュバックはこれが初めてではない。

愛:……吐いた?

菜:……(コクッ)

嘔吐物の匂いに気付いた愛萌は後処理をする。

愛:よっこいしょ…、

ゴミ袋の中にペーパータオルを詰め、袋を二重にして縛る。

愛萌が台所のゴミ箱に袋を捨てに行っている間、美玖は窓を開け菜緒のベッドに腰掛ける。

美玖:……どう?寝られそう?

菜:(フルフル……)

美玖:じゃあ一緒に寝よっか

美玖は菜緒のベッドに上がり、一緒に横になる。

美玖:私がいるから大丈夫

菜:……ありがと…、

愛:…おやすみ……(笑)

愛萌は二人を一瞥し、静かにドアを閉めて部屋に戻った。



そして翌朝、

(🎶〜🎶〜)

史:美玖〜、起きないの〜?

史:…あれ、いない……、

無人の美玖の部屋でアラームが鳴っていた。

史:美玖〜、

美玖の部屋を出て、他の部屋を見て回る。

そして史帆が菜緒の部屋のドアを開けたとき、

史:……なるほどね、

抱き合って眠る菜緒と美玖の姿が目に入った。

史:美玖、今日バイトでしょ?遅刻しないで行きなさいよ?

美玖:…ん〜、分かった……

菜:💤💤

三つ子の絆が垣間見える第四組です。

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