みんなで銭湯に行く
とある日のレッスン終わり、この日は電車でホテルまで帰ることに。
ひより:疲れた〜
好花:…で、銭湯行くの?
〇〇:行く?
レッスン中、「銭湯行きたい」みたいな話をしていたのだ。
菜緒:どちらでも
陽菜:じゃあ行こう
ということで、ホテルから少し行ったところにある銭湯に向かう。
好花:大人5人です
券売機で入浴券とタオルを購入し、番台に渡す。
番台:行ってらっしゃいませ
〇〇:何時に出てくればいい?
好花:う〜ん……、1時間くらい?
〇〇:分かった
4人と分かれ、男湯の暖簾をくぐる。まだ日が明るいからか、お客さんはほとんどいない。1番奥のロッカーに荷物と脱いだ服を全て入れ、鍵を閉める。
入口で全身にお湯を掛けて、洗い場に腰掛ける。手早く全身を洗いお湯で洗い流したら、掛け湯をして浴槽に浸かる。
〇〇:あぁ〜……
お爺:兄ちゃん、1人で銭湯来たのけ?
浴槽でリラックスしていると、同じ浴槽に浸かっていたお爺さんに話しかけられた。
〇〇:…いや、同期と来てます
お爺:同期…?
〇〇:私アイドル活動していて……
お爺:アイドルってあれけ?歌って踊る、みてぇな
〇〇:はい、まさに…
お爺:すげぇんだな、兄ちゃん
〇〇:(笑)
お爺:兄ちゃん、今いくつ?
〇〇:12です
お爺:東京に住んでんのけ?
〇〇:いえ、普段は大阪に住んでて、仕事の時だけ東京に新幹線で…
お爺:ほぇ〜、今の子ってすげぇんだな
その後もお爺さんと会話を続け、気付くと1時間近く話し込んでいた。
〇〇:じゃあ、私そろそろ出ますね
お爺:あぁ、久しぶりに若い人と話せて良かったわ
身体を拭いて服を着る。ドライヤーで髪を乾かし暖簾を出る。
〇〇:お待たせ
陽菜:大丈夫、そんなに待ってないから
自販機でコーヒー牛乳を買う。
(ゴクゴクッ)
〇〇:…ふぅ〜、美味っ
ひより:…夜ご飯どうする?
菜緒:まだ早いやろ(笑)
ちなみに今は16:30だ。
好花:適当にファミレスとかでいいんじゃない?
ということで、全員が牛乳を飲み終えたところで一旦ホテルに帰る。
18時を過ぎた頃、ファミレスに向かう。
店員:いらっしゃいませ
好花:5人です
店員:お席にご案内します
6人席に座り、メニュー表を開く。
陽菜:何にしようかな🎶
〇〇:……。
菜緒:…もうお風呂入ったから眠いやろ?
〇〇:まぁ……
ひより:(苦笑)
全員の注文が決まったところで、店員さんを呼ぶ。
店員:ご注文お伺いします
注文を終え、ドリンクバーを取りに行く。
〇〇:……ファミレス来んの初めてなんよねぇ……
陽菜:うわっ、マジか(笑)
菜緒:ホンモノやな…
飲み物を取って席に戻る。
みんなで談笑しながら料理を待っていると、
店員:お待たせいたしました
注文した品物が届き、手を合わせる。
5人:いただきます
初めてのファミレス料理を食べる。
〇〇:んん、美味しい
陽菜:でしょ?
ひより:?何の話?
陽菜:〇〇くんがファミレス来るの初めてっていう話
好花:嘘っ!?(笑)
ひより:すげぇ(笑)
夜ご飯を食べ終え、ホテルへ帰る。
〇〇:ん〜……
菜緒:おやすみ
〇〇:…いや、着替えないと(笑)
結局この日は夜更かしした。
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