223-すみれの幼馴染が東京に駆けつける
?:あ”ぁ~……、
バイト終わり、??は伸びをしながら家を目指していた。すると電話が鳴る。
(プルルルッ……)
?:…すみれ?
それは幼馴染のすみれからの着信だった。
?:はい、もしもし
す📞:久しぶり、今大丈夫?
?:うん、どうしたん?
す📞:実は……、
◇
そしてその週の週末、??は大学のある京都から東京にやってきた。
?:すみれの部屋は…、ここか
すみれに教えてもらった住所に向かい、インターホンを鳴らす。
彩:はい
?:ん?
すみれの部屋から出てきたのは、彩花だった。
彩:…あぁ、すみれちゃんの幼馴染の方ですか?
?:はい
彩:大学の友人の高本です、すみれちゃん中にいるのでどうぞ
?:お邪魔します
そうして中に入り、リビングに行くとすみれが座っていた。
?:久しぶり、
す:祐介、久しぶり、わざわざ来てくれたんやな…?
祐:そら幼馴染が弱ってるときにほっとくわけにもいかんやろ…
祐介はすみれの向かい側に座る。
祐:あれから接触はあったん?
す:ううん、特に接触はない…
祐:そっか、…高本さんもありがとうございます
彩:いいえ、東京に一緒にいるからこそできることをやっているだけなので…
祐:果歩はこのこと知ってるんですか?
彩:えぇ、私の親友と果歩さんが大学の友人同士なので、二人と親友の彼女の計三人には共有しています
祐:そうですか、
彩:それと、私のネットの友人に今回すみれちゃんの保護をしてもらったので、その人も知っています
祐:心強い味方が多くて良かったです
す:…でも、本来のストーカー自身の動向が掴めへんから、対策のしようがないねん……
祐:…そうやな……
三人の間に重い空気が流れる。
祐:……袋小路に誘い込めへんかな…?
彩:どういうこと…?
祐:協力者をなるべく多く募って、逃げられへんとこまで追い詰めたら、袋叩きにするんです
す:……。
彩:協力者か~……、
ストーカーに対する対抗手段を考える三人です。
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