227-寝不足で倒れる陽世
ぱ:おはよう……
佐母:おはよう、…クマすごいけど大丈夫?
ぱ:うん……
大学受験を半年後に控えた陽世は、毎日夜遅くまで勉強をしていた。
ぱ:行ってきます
佐母:行ってらっしゃい
◇
そして学校に到着した陽世。
ぱ:ふぁ~……
※:佐々木さん、おはよう
ぱ:ん〜?うん…
机に座り突っ伏していると、クラスメイトに話しかけられた。
※:大丈夫?
ぱ:大丈夫じゃない
※:(苦笑)
そして授業が始まり、陽世は先生の話を聞きながら板書を取る。
ぱ:……。
ぱ:(眠っ……)
陽世はカバンからペットボトルのコーヒーを取りだし、2口流し込む。
◇
そうして3時間目まで授業を受けていた。
(キーンコーンカーンコーン…)
先:はい、日直号令
日直:起立
3時間目の授業が終わり、日直の号令で立ち上がった時、
ぱ:(クラッ…)
視界が揺らぎ、陽世は教室の床に倒れ込んだ。
※:陽世…?
ぱ:大丈夫…
そういうが、陽世は立ち上がれず顔を押さえる。
先:佐々木、立てるか?
教師も陽世のもとにやってくる。
ぱ:……。
眩暈が悪化し、意識が遠のいていく。
先:佐々木?…誰か保健室から担架持ってきて?
※:はい…!
陽世は教室の床に寝かせられ、友人にファイルで扇がれる。
※:第一ボタン外すよ?
ぱ:うん……
そして担架がやってきて、保健室に運ばれる。
養護教諭:寝不足かな~?
ぱ:……。
ベッドに寝かせられ、布団をかけられる。
養護教諭:受験勉強もいいけど、まずは自身の体調管理だよ?
ぱ:はい……
そしてしばらくして母親が学校にやってきた。
佐母:ご迷惑をお掛けしました…!
養護教諭:いいえ〜(笑)陽世ちゃん、起き上がれる?
ぱ:はい…
陽世は荷物を持って母親の車に乗り、家に帰宅した。
THE・受験生な陽世です。
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