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251-不審者に襲われた伊勢型さん

す:はぁ~……、

ある日の休日、すみれは家のリビングにいた。

ストーカーの影響で自由に外に出回ることが出来ずにいる。

す:うぅ~……、

すみれはそのままソファに横になる。

(ピロンッ)

すると、

彩:[11時ごろそっち行くね]

彩花からメッセージが来た。

す:[分かった、待ってる]



そして11時ごろ、彩花がやってきた。

彩:おはよう

す:おはよう

彩:今日はバイトは?

す:いやあの~…、事情話してしばらくバイト休むことにした

彩:えぇ〜……、

ストーカーらしき人間がアルバイト先にも現れ始め、すみれはしばらくアルバイトを休むことにした。

彩:…そういえばさ、最近坂道の関係者がつきまとい被害に遭い始めてるらしいんだよね…、

す:…伊勢型さん?

彩:そう、伊勢型さん自身も悩まされてるらしい…、



伊勢:っくしゅん…!

伊勢:はぁ……、

栃木にいる伊勢型さんもつきまとい被害に悩んでいた。

伊勢:…つきまとわれたくて関係者やってるわけやないんやけどなぁ……

伊勢:はぁ…、バイト行きたくねぇ~……、

伊勢型さんは嫌々立ち上がり、バイトに向かう準備を始める。



そして自転車でバイト先に到着し、駐輪場に自転車を停めていたとき、

男:……。

伊勢:お疲れさまです

複合施設の飲食店で働く伊勢型さんは他のお店の従業員と思しき人に挨拶をした。すると、

男:…名前は?

伊勢:はい…?

男:藤埜原日向か…?

伊勢:……。

面識がないのにも関わらず、自分の名前を言い当てたその人に対し、伊勢型さん…藤埜原さんは警戒を上げた。

男:……、

そしてその人がカバンの中に手を入れた瞬間、藤埜原さんは後ろに下がり距離をとる。

そして取り出されたのは…、

藤:ドライバー…?

プラスドライバーだった。

男:動かないで…!

男はドライバーを順手に構え、藤埜原さんに突きつける。

藤:…分かった、一旦落ち着いて、何が目的なの?

男:うるせー!!

そう言って、男はドライバーを逆手に持ち替え、藤埜原さんに襲い掛かった。

藤:いっ……!

咄嗟に避けるが間に合わず、左こめかみに鮮血が走る。

藤:邪魔じゃボケ!!

藤埜原さんは男の鳩尾を蹴り、無理やり間合いを離す。

藤:(…こいつが出口を塞いでいる限り逃げる選択肢は取れない…、無力化するか……)

藤埜原さんは肩にかけていたカバンを降ろし、戦闘体勢に入る。

藤:……最終警告や、死んでも知らんぞ…、

男:やれるもんならやってみろや!!

男は再び藤埜原さんに襲い掛かる。

藤:ふっ…!!

男:ガッ……!

藤埜原さんは左足を軸に後ろ回し蹴りを入れ、男を柵に叩きつけた。

藤:…ちっ……、

不審者に襲われた伊勢型さんこと藤埜原さんです。

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