266-莉奈の姉とお茶をするひなの

ラーメンを食べ終え、ホテルに戻ってきた一行。

ひなの:二人は先お風呂入っちゃいな?

ひより:ほ〜い

お風呂から上がった二人は互いの髪を乾かし合い、その間にひなのがお風呂に入る。

ひなの:ふぅ〜……、

ひなのがお風呂から上がり、髪を拭きながら部屋に戻ってくると、

ひより:💤💤

芽実:💤💤

ひなの:(笑)

二人はぐっすり寝息を立てていた。

◇

そして翌日、七時に起きた二人は準備を始める。

ひより:眠っ……、

芽実:昨日あんだけ早く寝たのにな〜?(笑)

ひより:寝すぎて眠いんだよ…!(笑)

そして、

ひなの:…んっ……、

ひなのも目を覚ます。

ひより:おはよ

ひなの:うん、おはよ〜…、

ひなの:…8時にはホテル出るよ

芽実:はい

ひより:ういっ

◇

そしてチェックアウトを終えた一行は、市内某所にある商業ビルに向かった。

係員:候補者の方はこちらにお並びください〜!

ひなの:二人ともいってらっしゃい

ひより:行ってきま〜す

そうして二人を見送ったひなのは、ある人を見かける。

ひなの:……森田さん、

森母:あぁ!おはようございます…!(笑)

ひなの:おはようございます(笑)

森母:妹さんの付き添いですか?

ひなの:はい、

？:…お母さん、この方は?

森母:お正月に莉奈が轢かれた時に助けてくださった佐々木さん

ひなの:初めまして、

？:そうなんですね…!その節はありがとうございました

ひかる:あっ、莉奈の姉のひかるです

ひなの:佐々木ひなのです

森母:…じゃあお母さん仕事行くからオーディション終わった後お願いね?

ひかる:分かった、

そう言って森田母は仕事に向かった。

ひかる:…佐々木さん、この後お時間良ければお茶でもどうです?(笑)

ひなの:ぜひ(笑)

そうして二人は会場近くのス〇バにやってきた。

ひなの:…都会のス〇バってなんか近未来的ですね

ひかる:そうですか?(笑)

カウンターでドリンクと軽食を注文した二人は窓際の席に着く。

ひなの:いただきま〜す…、

ひかる:いただきます、

ひかる:…佐々木さんの妹さんっておいくつですか?

ひなの:ん〜と、14かな…、

ひかる:妹の一個上か……、

ひなの:…ひかるさんは大学はどこ目指してるの?

ひかる:えっ?…なんで私が受験生って分かったんですか?

ひなの:右手の人差し指、ペンだこ出来てるよ?

ひかる:あぁ…、…志望大学はさくら大です

ひなの:……神奈川?

ひかる:はい

ひなの:そっか、頑張って?

ひかる:ありがとうございます(笑)

ひなの:…北九州大学とさくら大学ってどっちのが上?

ひかる:……(苦笑)

ひなの:北九州のが上なんだね(苦笑)

ひかる:やっぱり関東の方に出たいですもん〜…(苦笑)

ひなの:そうだよね〜(笑)

ひかる:ひなのさんは大学どこなんですか?

ひなの:私、日向大だよ?

ひかる:う〜わ、自慢だ〜!

ひなの:(笑)

大学話に花を咲かせるひなのとひかるです。