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編入試験

〇〇:……風強っ!

2月某日、上京後に通う私立中学校の編入試験のために、栃木県に来ていた。なぜ都内ではなく栃木なのかと言うと、母方の祖父と学校の理事長が知り合いで、芸能活動で学校を欠席する際にいくらか便宜を図ってくれるという話だからだ。

〇〇:バスが30分に1本ってマジかよ……

バスに揺られること十数分、学校前のバス停に到着しバスを降りる。校門をくぐり中高一貫棟に向かう。正面口から入ると事務室があり、要件を伝える。

事務:どうしました?

〇〇:中学校の編入試験を受験しに来ました、藤宮〇〇です

事務:編入試験……、はい、藤宮〇〇くんですね?担当の先生を呼んできますのでそちらでお待ちください

エントランスのイスに座って待っていると、担当の先生がやってきた。

※※:初めまして、藤宮くんの編入試験を担当します※※と申します

〇〇:初めまして、藤宮〇〇です、よろしくお願いします

※※:よろしくお願いします

小会議室のような部屋に案内され、先生から問題用紙、解答用紙が配られる。机の上に筆記用具を出し、残りはしまう。

※※:9:00から国語の試験を始めます

〇〇:はい

※※:よーい、始め!

先生の合図で問題用紙を開き、解答に取り掛かる。



50分後、

※※:解答止め!

先生の合図でシャーペンを置き、先生が解答用紙を回収する。

※※:10分休憩入れたら10:00から数学の試験を始めます

〇〇:はい

そして、途中お昼を挟みながら、国、数、英、理、社の五教科の試験を終え、面接に移る。

※※:トイレ休憩は大丈夫?

〇〇:はい

※※:じゃあ今から面接を始めるから、荷物置いたままで外からノックするところからお願いします

〇〇:はい

そして、編入試験を全て終え、学校を後にした。

※※:それではお疲れ様でした、結果は後日郵送致します。

〇〇:ありがとうございました

東京に戻り、レッスンに加わる。

菜緒:お疲れ様

〇〇:疲れた…

好花:疲れてるのにダンスとは酷やな(笑)

後日、家に合格通知書が届き、編入が決まった。

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