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THE Wに出た話 #2 富士山

そんなこんなで、まりなと新宿で”初めまして”をした後バスに乗り込み富士山へと向かった。バス車内は30代後半から50代くらいの男女がいて20代は私たちくらいだった。

バスか停まる、富士山5合目到着までの数時間ひたすらに喋っていた。お互いの一番好きなお笑い芸人に話になり、彼女は「バナナマン」と言っていた。私は「NON STYLE」と言った気がする。そのほかにも好きなお笑い芸人の話やお笑い芸人になりたいって思ったきっかけなどを話した。

私はそもそも笑いの両親から英才教育を受けている気がするので”人間面白い方がいい”。その価値観が根強くあり、小学生のころの「お楽しみ会」なるものではネタを作ってコントをしていたり、中高校では誰かを笑わせるために全力で過ごしていた。

高校の時に得た称号は「おもろい女」・・・16歳のJKにとってはむしろ不名誉である。高校の時に付き合っていた彼氏も変わった人でよくゴミ箱にはいって遊んで引きづり回されていた。やばいカップルだ。

まあ、そんなことはさておき富士山の初登頂なのだが、昼過ぎに5合目につき4・5時間登って20時ころには山小屋についていた。そこで食事を取り仮眠して24時ころに起きまた登頂を始める。山って当たり前だが、山並みに沿うようにしてジグザクに上るから全然上に上っている感じがしない。上の方だと植物も生えていないから永遠同じような道が続く。

低酸素症になるのを防止するために10~15分に1回は「呼吸!!!」って言っていた。

天気がいい日は流れ星が見えるらしいがこの日はあいにくの風と少しの雨。風が強すぎると登頂断念することもあり、断念せざるを得ないくらいぎりぎりの天気だったが、暗い夜道をひたすら登り何とか登頂成功!

でもご覧の通り曇り若干の曇り。

下山はものの3.4時間でしてしまい、私とまりなの感想は

「もう一回登れる。」

友人は

「私同じ景色を見れるのならばヘリで山頂に行けばいいと思う」

と言っていた。

下山後、ほかの参加者たちを待ちながら一緒に登ったほかの参加者たちと話していると「ほんと元気でいいわねぇ。にぎやかでした。」と言われたが私たちは「よかったです!!!元気与えられて!」と笑顔で答えた。

これを見ていた友人はあれさ、”うるさかった”ってことじゃない?と。

多分そうだ。でも私たち芸人目指してるもの元気与えてなんぼっしょっとまで思っていた。

東京に戻る前に温泉に入って、新宿に戻ってきたらおなかがすいたのでしゃぶしゃぶに行きたいねって事になったが、オープン時間まで2時間くらいあったのでカラオケに行きその後、夜ご飯を食べて解散した。

初めまして⇒富士山登頂⇒温泉⇒カラオケ⇒しゃぶしゃぶ

盛りだくさんの相方との初めましての思い出。

そして、次の日起きたら意味が分からないくらい身体の自由がきかなくてこれが筋肉通だという事を理解するのに10分くらいかかった。階段は下りが死ぬほどスローで手すりがないと降りられない状況だった。

続く。

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