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日本は一度文化や法律の変革をしなければならない

賃金上昇やキャリアアップに向け、産休・育休中のリスキリング(学び直し)を「後押しする」
by 岸田総理

yahooニュースを読んでいたら怒りを通り越して呆れてしまった。
育休中にキャリアアップの勉強し直せと言う事はどういう事なのか。寝る時間も自分の時間も髪を切りに行く時間も無い親に勉強しなさいと言う事だ。
育児をした事がある人であればこんな事は口が裂けても言えないだろう。また、育休の定義がどこかへ吹っ飛んでしまった発言である。

中小企業内でも指一本でPCを打っている部長、効率的にシステム化して作業している若い一般社員、手書きじゃないと信用ならないと言っている社長。
企業内でもジェネレーションギャップが生じているが、日本国内、政治家全てにジェネレーションギャップが起きているのではなかろうか。

何故ジェネレーションギャップが出てくるかというと、50代から上の年代は妻は家事育児、夫は仕事が普通の事で、それ以下の年代は共働きが主流である。
男も女も関係なく働き、育児もして行事に参加するのが今の時代だが、それが理解できない一定層が50代以上であり、その50代以上が国を動かしているのである。なので岸田総理はこんな不可解な事を言うのであろう。

生きる為の基礎に当たる家事については性差関係なく全ての子供ができるように教え、性教育や全てのありとあらゆる教育を今の時代に合わせてアップデートしていく事により、ようやく少子化対策の話のテーブルにつけるのではないだろうか。

何にせよ今の50代以上の人達が死滅しない限り、日本は変わらないだろう。
私達30代40代が国の中軸に入った時、ようやく日本の変革ができるだろう。何故ならこの世代は古い世代の良さ悪さ、新しい世代の良さ悪さを中間で把握している世代であり、柔軟に対応できる世代だからである。
しかし残念ながら50代以上が死滅するまであと約20年。今は歯軋りしながらこの方々の発言を生温い目で見つめ続けるしかない。

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