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【本文無料】練習期間1週間でシティリーグ初出場初優勝するまでの過程・練習法【ポケカ】【イダイナキバLO】

割引あり

はじめに

どうも、ポケカでのハンドルネームはシロ
本名?真名?は日向ゐなりという者でございます
今回初出場のシティリーグで運よく優勝できたので、そこに至るまでの練習法やデッキ選択の経緯についてお話しようかと思います
特にこれから競技環境に挑む初心者・中級者の方向けの記事になります


投稿者の別カードゲームでの経験

私はシャドウバースをメインとして活動していた動画投稿者(最近ほとんど更新してない)でして、特にコンボ要素を仕込んだコントロール・ロック系デッキを愛用していました
話の大筋にはそこまで関わってきませんが、知っていると読みやすくなりますので軽く頭に入れておくことをおススメします

過去の実績

そんなもんはねえよ。微塵もねえよ。
冗談はさておき、ポケカにおいてはたまにジムバトルに出向く程度のカジュアルプレイヤーです

デッキ選択の経緯

環境読み

まず前提として、私が参加したシティリーグの前週・前々週からカウンターカイナ(未来バレット)と呼ばれるデッキが入賞数を大幅に伸ばしていました
その影響でルギアが大幅に減少すると予想しました
ルギアはテツノカイナデッキに圧倒的不利を取るらしいですからね
それに加えて相変わらずリザードンは多いと予想しました

・リザードンに強くて
・ルギアに抑圧されていた
・ついでにカイナにも勝てそうなデッキ

その心は?
そうだねイダイナキバだね。

画像引用:ポケカ公式サイトより

一応カウンターカイナも候補ではありましたが、後述の理由+すでに強いプレイヤーの中では対策が出来上がっているであろうと予想し断念

練習する上でのイダイナキバの特徴

このデッキはポケカにおいて一般的な「殴り合うデッキ」ではないので、使う側も対面する側も専用の知識が必要になります
それって練習する上で不都合じゃないの?と思ったそこのあなた。
そうです。面倒です。
でもそれだけじゃないんです!
専用の知識が必要とは言いましたが、こういった独特なデッキはやるべきことがはっきりしている場合が多く、必要な予備知識が少ない傾向があります(個人の感想)(独自調べ)
さらに相手にも専用の知識を要求するため、楽々勝てる試合も少なくないです
なのでゼロから勝ちに行く際はある意味効率的なんですね
古代バレットやパオジアン、それこそリザードンもそうですが、そのようなデッキは考えることが多いんですね。
結局サイドレースって難しいんですよ。カウンターカイナを使わなかった理由はコレです。結局殴ると面倒なことが多いんですよ
ゲームの根幹否定してんじゃねえよ。

弱者には弱者の戦い方がある、という訳で一周回って考えることが少ないイダイナキバLOを選択しました
シャドウバースでロック系デッキを使っていた経験も活かせそうでしたからね。相手のリソースや打点を読むのはちょっと得意です

実際にやった練習

ここからがメインコンテンツです。
時間がない中でどのようにして勝率を上げるか、これはあくまで一例でしかありませんがぜひ参考にしてください。

Step1,対面ごとの勝ちプランの切り分け

まずイダイナキバLOが勝つためのプランは2つ
LO(ライブラリアウト)か、サイドを取り切るかです
このプランを試合中に柔軟に切り替えることは困難と考え、デッキタイプごとにプランを固定する方針で動き出しました
最終的な分類としては
・殴り勝つ
 アルセウス系統、カウンターカイナ
・LO
 それ以外のデッキ、カウンターカイナ

アルセウスにだけは何としても殴り勝つ。ロックでもLOでも勝てないから。
アルセウス系統は特殊な対面という風に定め、詳しくは後ほど話しますが重点的に練習をしました
カウンターカイナは相手の動きによって大きく差が出るので、基本は殴り勝つ方針で、場合によってはLOも見据えるという風にしました(詳しくは後述)
尚カイナ対面をこの方針で確定したのはシティリーグ3日前とかです。ギリギリだね。

Step2,練習する対面を絞ろう

イダイナキバを持ち込むと決めたのはシティリーグに参加する週の月曜日。残された練習期間は1週間のみ
限られた時間で効率よく練習するためには取捨選択が必要になります
そこで以下のように分類しました

A,めっちゃ練習が必要な対面
 アルセウスギラティナ、カウンターカイナ
B,そこそこ練習したい対面
 リザードンex
C,ほとんどor全く練習しなかった対面
 古代バレット、ルギア、パオジアン、サーフゴー、カビゴンLO、ロスト系統、その他諸々

詳しく見ていきます
A,アルセウスギラティナ、カウンターカイナ
この2つはプランが特殊かつ母数が多いであろうという理由で、ギリギリまで練習が必要とみなしました
アルセウスギラティナはイダイナキバの下技「きょだいなキバ」をダブルターボ込み3エネ140で連打して殴り進めなければならない対面になります。
極端な話、殴るプランが必須の対面はアルセウスギラティナもといアルセウス系統くらいだろうと思い、「そもそも殴るという選択肢がある」ということを体に叩き込むためにも重点的に練習しました。
カウンターカイナは母数が多い&先述の通り相手の動き次第で2プランを使い分ける必要があったので重点的に練習しました。
具体的には
相手がテツノカシラを出してきた場合→クチートの「あまいわな」でテツノカシラを一生縛ってLO勝ち
相手がテツノカシラを出してこなさそうな場合→カイナを3回倒して勝ち
このような分岐になります
そう、本当に相手依存なんですね。
イダイナキバで攻撃するのは、やはりそれなりに大変です。それを加味しても、完全に相手依存のプランだけに頼り切ってしまうのは嫌でした
ましてや相手はテツノカイナ、今流行りのデッキです。そもそも環境読みの段階で多いと予想しています
そのため両方のプランを使い分けられるようになる必要がありました
尚当日カウンターカイナ相手に殴ることはありませんでした

B,リザードンex
予想される最大母数のデッキ相手にちゃんと勝てなきゃ話になりません。
しかしそもそもの話、イダイナキバLOはリザードンexデッキに対して有利なデッキです
LOプランを丁寧に行えば勝てる相手ですので、そこまで神経質になる必要はありません。
そのため勝つ感覚を掴むために数試合分練習する程度に留めました

C,なんかいっぱい
・パオジアンやサーフゴーはロックできそうなポケモンをカウンターキャッチャーで呼び出せばいい。
・古代バレットやロスト系統は相手が勝手にデッキ減らしてくれるからそれに乗っかろう。よっぽどリソースを注ぎ込んでアタッカーを建ててきたら、そこだけ倒して時間を稼ごう。
・ルギアやサーナイトは勝ち目がないから考えるだけ無駄。
・カビゴンLOは知らん。気合で避けるかアドリブで何とかしろ。

と、Cに関しては結構てきとーというか大雑把な認識をしていました

危うかった部分も多いですが、この方法で最低限は仕上がりました

具体的にはどんな練習をしたの?

ひたすら一人回しをしていましたね。
アルギラやリザードンに関しては友人のかるび君(@karis008)が数回相手をしてくれたので、その動きを頭の中で思い返しながら一人回し。ただひたすら脳内の敵を相手に一人回し。思い浮かべるのは最も理想的な回り方をした場合の仮想敵。中途半端な回り方をした相手を想像して練習するより、最大値に対抗できる回し方を覚えるほうが選択肢の取捨選択が素早く正確になります(個人の感想)
私はアルギラもリザードンもうまく扱えないので、とても助かりました。
ちょっと尖ったデッキしか使えない残念なプレイヤーなのです。

カウンターカイナだけはプロキシデッキを用意して2デッキ同時に回しながら練習しました。
これはカウンターカイナ対面を絶対に落としたくなかったというのに加え、そもそも流通している情報量が少なかったからですね
己を知り敵を知れば百戦危うからず。相手を知る意味も含めて2デッキ同時に回しました
その影響でカウンターカイナの対イダイナキバのプレイも分かったので、シティ当日に対戦したカイナ使いの方には軽く共有するなどしました。情報は抱え込むより共有してこそなんぼ。共有することで磨かれるのだ。

練習中に意識したこと+小テク集

ただ漠然と一人回しをしているだけでもある程度は上達しますが、今回のように短期間で仕上げるためには一人回しの質を高めることも重要です。質を高めるためには意識が大切になります。重要なものをいくつか抜粋して紹介します

サイド落ち確認するカードを決める

これ意識の問題なの?と聞かれると多分違いますが、書く場所がなかったのでここに入れます。
各デッキのサイド落ち確認しなければならないカード、というのは案外情報が落ちていないものです。しかし実戦では当然必要な知識になりますので、一人回しをしながらサイド落ち確認の内容も組み上げていきました
最終的な結論としては
・イダイナキバ以外のポケモン
・ともだちてちょう、すごいつりざおの枚数
・各種ポケモンの道具(これはそこまで気にしなくてもいい)

最低限これだけ確認すればOKという風にしました。
各種ポケモンの有無は、明確にゲームプランに関わってきますので確認必須です。種類も多くないので、ネストボールを撃ちながら確認する分にはそこまで難しくないでしょう。
てちょう、つりざおもかなり重要です。もしサイド落ちしいていた場合は探検家の先導で捨てられなくなりますからね。元々この2枚は探検家の先導で手札に加えたい最優先カードの一角ではありますが、それでも枚数を把握しておくに越したことはありません。純粋にドローで探しに行く際の期待値にも関わってきますからね
各種ポケモンの道具ですが、これは何が何枚ある、ではなく耐久系道具の合計が何枚あるという程度で問題ないです。これも探検家の先導で捨てるカードを選ぶ際に関わってくるからですね。探検家の先導で道具を捨てすぎてしまうと、リザードンにワンパンされてサイドを簡単に取られてしまうようになったりパオジアンサーフゴーあたりの打点要求値が下がってしまったりと、負けに直結しやすいケースが多いんですね。
例えばリザードン対面、サイドにブーストエナジー古代が2枚落ちている状況で探検家の先導で勇気のお守りを捨てたとしましょう。すると、使える耐久系道具はブーストエナジー古代1枚とヒーローマントだけになってしまいます。…さすがにきつくない?
このような状況を防ぐため、ポケモンの道具についてもできれば把握しておきたいです。ポケモンや手帳つりざおほど優先度は高くないので、そこまで神経質にチェックする必要はないので安心してください。
逆に言えばポケモンと手帳つりざおは絶対にチェックしてください。

探検家の先導で加えるカードの優先順位

正直、明確な優先順位はまだつけられていません。しかし捨てたなくないカードと捨てていいカードはある程度決まっているため、そちらを紹介します
捨てたくないカードランキング1位「ともだちてちょう」
ポケモン、サポートに関しては、1度捨ててしまってもそれぞれつりざおとてちょうで後から回収できます
でもグッズだけはどうやっても回収できない上に、替えが効かないものが多いです。その筆頭がともだちてちょうになります。
あまいわなロックプランの時はあまり重要ではありませんが、じばんほうかいLOプランを進行する際はサポートを毎ターン撃つ必要があります。
捨てたくないカードランキング上位「すごいつりざお、各種ポケモンの道具、特殊エネルギー」
すごいつりざおは言うまでもないですね。各種ポケモンの道具はこの試合で何枚使う必要があるか等を判断して捨てるため、よく考えて取捨選択しなければならないので上位に置きました。特殊エネルギーは回収することができない上に、必要とされる場面も多いので捨てるかどうかよーーーーく考えましょう。
逆に捨てていいカードランキング上位「カウンターキャッチャー」
4枚も入れてるのに捨てていいの?と思った方、鋭いですね。確かに重要ではあるんですが、これは探検家の先導で捨てても大丈夫なように4枚入れてます。

ともだちてちょうを撃つタイミング

山札の枚数がある程度減ってから使うのがいいんじゃないの?という意見もあるでしょう。しかし私は古代サポートがトラッシュに4枚くらい落ちたタイミング、要するにたとえ序盤だとしてもデッキの中の古代サポートが少なくなっていると判断すればさっさと使っていました。
このデッキはサポートを毎ターン使っていく必要があります。そのためサポートから次のターンに使うサポートを引けないと結構まずいんですね
さらに古代サポートの総数は8枚。その半分がトラッシュに落ちているとなれば、デッキに残っているサポートはもう多くないことになります。そのため使えるタイミングでサクっと使っちゃうことをおススメします。
サポートが欲しいタイミングでてちょうを引くのも嫌ですし、温存していたてちょうをビワや夜盗三姉妹でトラッシュされると詰みかねないですからね
リスクを減らすためのてちょう先撃ちは、覚えておいて損はないテクニックだと思います

大地の器でめっちゃ捨ててたカード

ピジョットV、めっちゃ捨ててました。
というのもピジョットV、基本的には終盤まで出番がないカードなんですね。必要になってから山回復を兼ねたすごいつりざおで戻せばええねんというノリです。この環境にロストおくりはいないのだ

いたらめっちゃ話変わってた 画像引用:ポケカ公式サイト

デッキ調整

「デッキの強さ」とは?

何せ時間がねぇ。1週間もねえんだ。じゃあどうする?
既存の構築を自分向けにチューニングするしかねえんだな。
このチューニングという行為、環境を読んで採用カードを吟味することも勿論大切ですが、それ以上に自分が最も扱いやすい形にすることが大事だと私は考えています。同様にデッキの強さは
デッキパワー × 使い手
で決まると考えています。さらにそこに環境での立ち位置が加わる形になりますね
なので限られた時間内でどこまで自分が使いやすい形に持っていけるか、というのが課題でした

調整開始

スタート段階での構築はコレ。(この時点で火曜日)
ビワ2枚採用のかなり思い切ったリストになっていました。
まだこの頃はクチートの扱いに慣れておらず、戦術に組み込めていなかったのでメインとなるイダイナキバでの殴りorLOプランを重視した構築になっています
ビワ2枚は気持ち良さと実益を兼ねた趣味採用枠です。

今思い返すと、純粋にエネルギーの枚数が足りなくてちょっと動きにくかった。

しかし抱えていた漠然とした違和感。ここで出会ったのがこの動画
皆様ご存じだんのうらさんの動画です。まさかのこのタイミングで知りました。
謝罪:拝啓だんのうら様。X(旧Twitter)の仕様変更によりDMでの連絡ができないため、許可を得ずにnoteにリンクを組み込む結果となりました。
私もクリエイターの端くれですので、クリエイターへの敬意に欠ける行為であることは重々承知しております。しかしそれ以上にだんのうら様の動画のおかげでシティ優勝まで行けた感謝を伝えたく思い、今回リンクを記載いたしました。もしこのnoteのことを知り、不快に思うようであれば削除させていただきますので、その際はご連絡ください。


ここで気づいたジェットエネルギーの素晴らしさ。さすが600円するカードは伊達じゃない。そういうことじゃない
クチートの「あまいわな」だけでなく、序盤にミミッキュを壁にする際や後手1で「じばんほうかい」を撃ちたいときにも使えるスーパーカードでした

最終的なデッキリスト

迷走はしましたが、最終的に辿り着いたリストがこちら(結局金曜日の夜まで迷ってた)

カードの順番てきとーすぎるだろ。もうちょいなんとかせえ。

基本は一般的なイダイナキバLOですので、特徴的な部分と採用しなかったカードだけ触れていきましょう。

すごいつりざお3枚
そこまで特徴的か?と聞かれるとそうでもないんですが、明確に理由があって増量しました
まずこのデッキで1度に最も多くの山札を掘れるカードは探検家の先導。しかしその代償として探検家の先導は4枚のカードをトラッシュに送らざるを得ません。すごいつりざおやともだちてちょう等の重要なカードを渋々トラッシュに送らなければならない場面も当然あります。
その際に致命的なのがすごいつりざおが1枚使えなくなることでした。ただでさえ1枚サイド落ちするだけでかなり苦しい戦いを強いられることになっていたすごいつりざお(突然の初出し情報)
それを渋々トラッシュに送った結果1枚しか使えなくなったらどうなる?そう、デッキを回す難易度が爆上がりする。
その状況でキバ初心者が勝ち切れる訳がねえや。
という訳で3枚目が入りました。探検家の先導で提示された際は最優先で手札に加えたいカードではあるんですが、サイド落ち等も考慮した心と脳への負荷を減らす策として1枚増やしました。だんのうらさんのリスト見て増やした節もある

タウンデパート1枚&緊急ボード1枚
ボウルタウンやジェットエネルギーを減らしてまで入れる理由があるのか?という話ですよね。しかしまあ一応ちゃんと理由があるわけでして。
タウンデパートをボウルタウンより優先した理由としては、ボウルタウンではかがやくゲッコウガに触れないからというのが大きいです。
序盤に最も優先してベンチに出したいポケモンはかがやくゲッコウガ。かがやくゲッコウガさえいれば大地の器も実質ドローソースになる上にオーリム博士の気迫の撃ちやすさも段違いです。
でも結局序盤にイダイナキバ出せなかったら意味なくね?
その通りです。正論オブ正論。
しかし序盤の事故の内容や負け試合を分析した結果、イダイナキバを出せなかったから負けた試合は案外少なかったです。
それよりも
・序中盤にHPを上げる道具が引けなくて流れを取られた
・スタートしたイダイナキバ以外のポケモンを逃がすのに手間取った
この2パターンが多かったです。あくまで私の場合は、ですが。
そのためそれらを軽減するためにボウルタウンとジェットエネルギーから1枠ずつ拝借し、この2枚を採用しました。
緊急ボードを採用していない場合、後攻1ターン目にバトル場に別のポケモンがいる状態から「じばんほうかい」を撃つためにはトラッシュに闘エネを落としつつオーリム+ジェットエネルギーを使用するしかないです
しかし緊急ボードを採用している場合は探検家の先導でダブルターボエネルギーと緊急ボードorタウンデパートを引くことで「じばんほうかい」まで行くことができます
レアケースではありますがこの差はなかなか大きいと感じ、このような採用配分になりました。
緊急ボードをつける対象はかがやくゲッコウガが最も多かったですね。大抵ベンチにいる上に逃げエネ1なので。
これも使い手に合わせたチューニングってやつの一種だと思います。私はこれが回しやすかったんです

ボスの指令1枚
当日一回も使わなかった。ほんとに一回も使わなかった。
でも解説します。これはカウンターカイナ対策の一環ですね。
例えばこのような進行
後攻1ターン目:アクセルピーク
先攻2ターン目:殴るために盤面形成
後攻2ターン目:前にいるポケモンにごっつあんプリファイ
先攻3ターン目:返しに「きょだいなキバ」
後攻3ターン目:アクセルピークで削り
先攻4ターン目:ここです。

この先攻4ターン目(もしくは先攻6ターン目)にボスの指令でベンチにいるテツノカイナexを取りたかったんです。
しかし実際そんな場面はなかったですね、はい。結局この枠は何が正解だったのか、私には分からないです
でも勝ったからいいや。

不採用カード抜粋
エリカの招待
このカードだけは明確に採用しなかった理由があります。
・LO対面に慣れている相手
 →そもそもエリカの対象になるポケモンを手札に抱えない
・LO対面に慣れていない相手
 →別にエリカを使うまでもなくロックする対象を出してくるorロックしなくても雑にLOして勝てるんじゃね?

要するに使う場面がないと判断しました。上手い相手への信頼の現れとも言えます

さあデッキは整った。あとは実戦あるのみ。

当日

正直この部分いらないんじゃねえの?とは思いましたが、一応書きます。そこまで詳しく覚えているわけではないのでサクサク行きます

本日のBGM選定

私は音楽でめっちゃテンション変わるし、何なら体調が変わることもあるような人。会場へ向かう運転中に流すBGMは非常に重要。
Armored Core 6 の「Steel Haze」も検討しましたが、なんか負けそうだったので変更。ごめんよラスティ兄貴…
最終的に選択したのは柊マグネタイト氏の「リアライズ」
テンションが上がる曲な上に、歌詞の内容も今回の状況においては最高。この曲が今回のMVPです。みんな聞こうね

予選

0試合目:席間違え
隣の卓の対戦相手の方が間違えて僕の目の前に座りました。正しい対戦相手の方が来るまでお互い気づかずに、めっちゃにこやかに談笑してました。とても爽やかなお方でした。
1試合目:カウンターカイナ

早速来たな仮想敵。ここで勝てなきゃ話にならない。こちらがイダイナキバLOだと分かった瞬間、相手の方はめちゃ渋そうな顔してました。
「そう来たかーーーー」「そいつかーーーー」
そんなことを言っておられたような記憶があります。初手から殴りプランを覚悟しましたが、わりと早い段階でテツノカシラexがベンチに出てきたのでロックプランを決意。カウンターキャッチャーでテツノカシラexを呼びつつ「あまいわな」を宣言。このあたりで相手の方が「プレイ速めますね」と言ってくださりました。紳士だ…。めちゃめちゃ助かりました
プライムキャッチャーで1度はロックを抜けられてサイドも取られたものの、再度カウンターキャッチャー+「あまいわな」ロックを決めて数十ターンのドローゴーの末に勝利。
「ドロー、きえさるつばさ、あまいわな、エンド」
「ドロー、エンド」
こんなやり取りが延々と続きました。
そんな展開になったのにも関わらず相手の方は
「俺に勝ったんだから優勝してもらわないと困る」
「頑張って!」
と、爽やかに激励してくださりました。ガチで紳士だ…。めっちゃいい人でした。シティリーグ初参加の初戦がこの人で本当に良かった。
尚となりの卓の方(席を間違えた方とは別の方)に「横からめっちゃ技宣言聞こえて怖かったw」と言われましたね。そんな経験も含めて、初戦はまず大成功に終わりました

2試合目:アルセウスグレンアルマ
殴るしか勝ち筋ないのにサポート引けねえ!ロックしようにもグレンアルマの「ひおくり」で全員殴れるようにされるじゃねえか!
となり、そのままサイドレースに敗北し負けました。最終的なサイドは4-6だったので、ひょっとしたら始動が1ターン早ければ勝ってたかも?
元々アルセウス系統相手は特殊なうえ、安定しないことも分かっていたので割り切りました

3試合目:リザードンex
幸運なことにかがやくリザードンスタート。
こちらがマリガンをした際、相手の方が「じゃあこいつスタートまずいじゃん…」と言っておられました。正解でございます。
ひたすらカウンターキャッチャーでかがやくリザードンを呼び出し続け、「じばんほうかい」連打で勝利。ここで流れを掴みます

4試合目:ロストバレット(確かゲッコウガ+カイナ+トドロクツキだったかな?)
まず後攻1ターン目「じばんほうかい」に成功。さらにそこでアクロマの実験が2枚も落ちるという幸運。
それに加えて早い段階でビワを引けたので、道中どこかしらでビワを撃つターンをつく津ことを決意。どのような展開だったかは忘れましたが、とんでもなく都合のいい形でビワを撃てたことだけは覚えています。ドキドキの手札チェックタイム、その内容は…?
ミラージュゲート2,すごいつりざお2
これは勝ったわ。
すごいつりざお2枚を選択し、トラッシュへ。確かこの時点ですでにすごいつりざお3枚とミラージュゲート1~2枚がトラッシュにありました。
テツノカイナをなんとか育成し殴ってきたものの、返しに「きょだいなキバ」で粉砕。復帰する札がなく投了をいただきました。間違いなくラッキーまみれの試合でした。This is 運だけ

5試合目:カウンターカイナ
なんだかんだここまで3-1。決勝トーナメントへ行くチャンスは残されていました。1試合目同様に殴りプランを覚悟したものの、テツノカシラexがベンチにこんにちは。
その瞬間「あまいわな」プランへの切り替えを決断。そのターン終了時点で残りサイドは4枚、プライムキャッチャーをライフで受ける余裕もあります。
カウンターカイナはデッキの構造上、殴る準備の段階でデッキがそこそこ削れます。そのため時間切れの心配も少ないと思い、ロックを実行しました。決断してからすぐロックの形が完成したのは幸運でした。ありがとうジェットエネルギー。
しばらくドローゴーが続いたのち、相手の方が「ちょっと時間ください、投了するか考えます」とのこと。そのまま爽やかな笑顔とともに投了をいただきました。紳士だ…
この時点で4-1。6試合目があるかはまだ確定していませんでしたが、あるならばもう1度勝たねばなりません。
次の試合に進む前、相手の方から「頑張って!」の声と力強い笑顔に加え、握手までいただきました。最高すぎでした。ロックプラン通されてドローゴーを強要された後にそんな爽やかで粋な対応できる人そうそういないよ…
これで気合が入りなおした私は同じ卓に座ったまま次の試合を迎えることとなります。

6試合目:リザードンex
まさかの0試合目の席を間違えた方が対戦相手だった。なんという伏線回収。
思いがけず神展開に。0試合目の談笑でシティリーグ初参加だと伝える私に「楽しみましょ~」と声をかけてくださった爽やかなお方。なんとここで再び相まみえるとは。
しかし私は勝たねばならない。勝って決勝トーナメントに進まねばならない。ここまで来たのなら、せっかくだから決勝まで行って終わりたい。
いざ開戦。スタートポケモンはエンテイV。十中八九リザードンだと予想し、一般的なLOプランを選択
そこからビッパやリザード(だいもんじの方)をロックしていたらLOまで一直線でした。さすが対リザードン有利デッキは伊達じゃなかった

…あれ?
…なんか決勝トーナメント上がれちゃったぞ?

決勝

まずは初めてのデッキチェックタイム。どういうものか詳しく知らなかったものの、念のため予備のスリーブは多めに持ってきていました。
チェック中にジャッジの方と軽く談笑。内容はデッキチェックの意義やデッキチェックは初めて?等でした。デッキチェック初めてどころか、シティリーグ初めてなんすよ。
予選の対戦中に目立った傷がついたスリーブを交換し、いよいよベスト8の対戦へ挑みます

ベスト8:カビゴンLO
私がマリガンをしたとき、相手の方がすげえ渋い顔をしていました。そりゃそうだよな。だって僕もカビゴンLOだって気づいた瞬間同じこと思ったもん。
カビゴンLO対面は全く練習していなかったので、これがぶっつけ本番。ベンチにイダイナキバ以外を出さないようにしつつ、、LOプランを遂行。
道中夜盗三姉妹でヒスイのヘビーボールをトラッシュされてしまいます。やべえ、ピジョットVサイドにいるんだけど。
急がねばならなくなりました。すごいつりざおが手札に2枚溜まってしまい、ビワを使われないように祈るなどしつつデッキを削ります。
相手のイーユイexを警戒した山札の枚数をキープしながらプレイし、相手の山札が4枚でターンが返ってきました。山札の中身はほぼサポート。盤面にはシンオウ神殿があり、バトル場にはエリカの招待でロックされたかがやくゲッコウガ。
引いたのは探検家の先導。そのままプレイして私の山札は0に。
しかし手札にはスタジアムとジェットエネルギー
「じばんほうかい」じゃい!!!!!!
ギリギリ間に合いました。ギリギリの勝利
試合終了後、ジャッジの方からこんな質問が。
「これってぶっちゃけ、どっちが有利なの?」
それに対する私と相手の方の回答は
「どっちが有利かは明確にはわからないけれど、少なくともお互い相手にしたくない」でした。LOミラーをやりたくねえのはカビゴンLO使いも一緒なんだなあ。

ベスト4:パルキアサーフゴー
まーーーーーーた練習してない対面来ちゃったよコレ。でもやるしかねえんだよな
序盤ミミッキュに時間を稼いでもらいつつ、準備が整い次第LOプランを開始。
カウンターキャッチャーでパルキアVの2体目を呼び出したりコレクレーを呼び出したりした結果、徐々に盤面にエネルギーが溜まっていきました
サーフゴーexはトラッシュのエネルギーは打点に変換できるものの、盤面のエネルギーを打点に変換することは難しいポケモンです。こうなるとちょっと厳しい
順調に進んで迎えた最終ターン
相手の山を1枚にしてターンを返すも気づいた。
手札と山の合計は5枚。サイドは6枚
やばい、ナンジャモで負ける。
しかし撃たれずにそのまま勝てました。
感想戦で聞いた話によると、かがやくゲッコウガがサイド落ちしていて「げっこうしゅりけん」が撃てなかったとのこと。
撃てていればミミッキュとスタートポケモンに使ったクチートを取って勝っていた、とのこと。
こっっっっっわ。またもや運に助けられました

決勝:リザードンex+ビーダル
気づいたら決勝にいた。どうして。
でもここまで来たら勝つしかねえよなあ!?
いざ開戦。リザードンデッキだと判明し、ホッと一息。順当にいけば有利なのはこっちです
リザードン対面は練習もしました。予選でもちゃんと勝てています。順当に行けば勝てるんだ。
順当に進んじゃったよ。
なんかあっさり勝っちゃったよ。
え??????????俺、優勝??????????????????




勝っちゃった。なんか勝っちゃった。練習期間1週間、イダイナキバLO初心者が優勝しちゃった。
運に助けられた面はあまりに大きいものの、環境読みはおおむね当たっていたようでした。
ルギアとアルギラに当たらなかったのは本当に幸運でした。割合的には当たってもおかしくなかったですからね
実際ベスト8にルギアが入賞していました。あぶない。

そこから表彰されたり、一言コメントを書くなどしてから帰宅。
無事事故を起こさずに帰れました。運転初心者なんじゃ。めっちゃ怖かった
かるび君にも報告し、その晩から調子に乗ってnoteの作成を開始して今に至ります。

あとがき

ここまで1万文字、お疲れさまでした。何か質問があれば気軽にコメントしてください。といっても私はイダイナキバLO初心者なので、お答えできるかは分かりませんが。練習内容と調整法についてはきっちりお応えできるかと思います。あと私は動画投稿者ですので、要望があれば映像や音声形式での回答も可能です。
それでは、ここまでお付き合いくださりありがとうございました!
これよりおまけ(投げ銭区画)に移ります

後日談

優勝したことをシャドウバースのギルドメンバーに報告したところ、こんな返信が。
「じゃあ風呂場で歌いながら結果報告しなきゃね!」
シャドウバース界隈の外の方にもわかるように説明しますと、あぐのむさんやバーサさんなど一部のシャドウバースプロプレイヤーの方はRAGE(ポケカでいうCL)の結果を風呂場で歌いながら報告するという動画を出しているんですね。しかもめっちゃうまい。
なので、いい結果出したならお前も風呂場で歌え!!!!!!!!!というのが今回の無茶ぶり。いや、誰がそんなことするんd
やります。
せっかくなのでやります。
かといって全員に晒したくはないので、小遣い稼ぎのための有料部分に添えておこうかと思います。この記事がいいなと思ってくれた方は、投げ銭感覚で購入してくださると嬉しいです。おまけで私の痴態が付いてきます。

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