【夏灯インタビュー】#ぶいっと #ぶいっとコンピ のお話たくさん聞いてきました。
初めましての方は初めまして、そうでない方はお久しぶりです。日向キタローです。
インタビュー企画第10弾、2桁の大台に乗って初のお相手はDJでVtuber、そして伝説となったオンラインイベント #ぶいっと の主催でもある夏灯(なっとう)さんです。 #ぶいっと を始め、 #ぶいっとコンピ に関するお話も聞いてきましたので記していきます。
・「これが”Vtuberのライブ”なんだ」って感じたのがVtuber沼に落ちていった始まりですね。
ー 今回はインタビューにお応えいただきありがとうございます。早速ではありますが、自己紹介も兼ねまして普段どういう活動をなさっているのかお聞かせください。
4月から12月にかけて #ぶいっと という伝説のVtuber楽曲DJイベントを主催しておりましたVtuberの夏灯と申します。現在は #ぶいにゅー という隔週木曜日22時からVtuber新曲情報お届けラジオというものをやっていまして、Vの音楽中心に追ったり広めたりしている者です。
ー ありがとうございます。Vtuberになる前からVtuberのことは見ていたとは思うのですが、一番最初に知ったきっかけやハマったきっかけというものはどういうものになりますか?
2020年の2月10日になるんですけど、2月のとあるイベントに出演する時にVtuber楽曲を使おうと思って「Vtuber楽曲漁るか~」といろんな方のミックスを聞いていったんですよ。そして、ざーっと聞いていって「結構いい曲もあるな」と思っているところで『ルーティン/かしこまり』を聞いたんです。そしたらもう涙が止まらなくなって…。「なんだこの曲は!良い曲すぎる!」と思って。声の質がすごい好きで、あとはその人のことが伝わってくる物語調の曲が好きっていうのもあって。最初は楽曲だけ追っていこうかなと思っていたんですけど、かしこまりが気になりすぎてYouTubeチャンネルの方を見に行っていろんな動画を見てみたら、なんかもう口悪いし、すっごいお酒呑むし、パンディ(かしこまりの相方的存在)に暴力振るうしっていう動画がいっぱい出てきて「なんだこの子は!?」と思って(笑) 「あんないい歌うたうのにこんなことするの!?」とギャップで持っていかれてしまって(笑) 情報とかを追っていったら2月14日にちょうど2周年記念のバースデーライブがあると知って、一般チケットとプレミアムチケットがあったんですけど「とりあえずプレミアムチケットで」と思って即チケットを購入しました。そしてライブを見に行ったらもう感動しちゃって「これが”Vtuberのライブ”なんだ」って感じたのがVtuber沼に落ちていった始まりですね。
ー そこからもうハマっていったと。
そうですね。その後から九条林檎様としきめぐ(式部めぐり)に出会いまして。ちょうどその頃のイベントとかが(情勢の影響で)潰れていった時期に、九条林檎様がワンオペでグッズ制作とか諸々をする #Feslusic というイベントをやっているというのを知りまして、「Vtuberこういうこともできるんだ、無限の可能性だな」という”Vtuberの可能性”を感じました。そしてしきめぐに出会って、3月4月のSHOWROOM初挑戦で400万ポイントを獲得するっていうイベント(SHOWSTAGE単独ライブ・コンプティーク掲載権獲得イベント)で自分もゴリゴリに応援していて、それくらいのめり込めるというか、夢のある文化だなと思って。そこで完全に落ちちゃったって感じですかねえ。
ー ではその1ヶ月、2ヶ月くらいの間で完全にどっぷりと落ちてしまったかたちになるわけですね。
ですねえ…。その時に、かしこまりの曲を聞いて「Vtuber楽曲軽く買おうかな」と思っていたら、なんか3日間くらいで合計30万円分くらいの曲を買っていて、自分でも「これはハマったな」と思いましたね(笑) ホントかしこまりが強すぎて…。
それまではあんまりVtuberというものを知らなかったり、見ていなかったりしていたんですよ。ひとつの動画配信とかを見る感覚で、ポケモン実況のプラムちゃんと友達が推してくるころねぽちちゃんくらいで、他はそんなに追ったりはしていなかったですね。勧めてくる友達もガチなオタクで、「水瀬しあちゃんのSHOWROOMに課金しすぎてお金がないよ~」なんてことも言っていたりして、「こういう風にはならんぞ…」と思ったりもして避けていた時期があったんですけど、やっぱりかしこまりのというか音楽の力にやられてしまって、今いろいろ追っている形ですね。
・「5日連続でやったるわ!ワイ自身がパーティーになったるで!」っていう勢いで始めましたね。
ー そのハマっていった時期から2、3ヶ月くらいしてから #ぶいっと 始まったことになるんですね。
そうですね。4月1日に思いついて、4月6日から5連続で始めたっていう。企画の段階ではワイ1人で5日間やってやろうっていう気持ちでやっていたんですよ。
ー 最初は”夏灯さん1人でMixcloudにDJのミックスをアップしたものを同じタイミングでみんなで聞こう”という形でしたよね。
ホントの最初はそうでしたね。全然配信とかもわからなくて。とりあえずもうイベントが潰れちゃっていた時期で、自分が暇っていうのもあってなんかやりたいなと思って、思いついたのが #ぶいっと。「5日連続でやったるわ!ワイ自身がパーティーになったるで!」っていう勢いで始めましたね。
ー #ぶいっと のきっかけっていうのはイベントが無くなっていっていたというのがほとんどという感じでしょうか?
そこに加えて林檎様やしきめぐの活躍を見て「ワイもなにかしらできるんじゃないか」というのもありましたね。これはいろんなところで言っていたりもしますが #ぶいっと があるのは林檎様としきめぐのおかげというのが大きいです。本当に感謝しかない。
ー 初回の4月回から最終回の12月回で計9回と長い期間の中で結構大きくなったわけですが、その期間内でもCM枠の公募や出演の公募がありましたよね。
自分でもここまで大きくなるとは思っていませんでしたね。配信イベントの中でも結構な規模になったとは自分でも感じていました。
CM枠とかも基本ワイの思い付きで「あれやってみよう、これやってみよう」っていう感じで始めていったような感じです。CM枠とかは5月くらいで視聴者も安定してきて、Vtuberっていうのはやっぱり知られないと始まらないっていうのもあって、人が集まっているのを利用して気になるVを広めていこうかなという理由もありCM枠が始まったという形ですね。
ー そこからゲストでVtuberが出演したり、日替わりでDJが変わるというような事態にもなりましたが、実際にそういった変化というか進化をしていくのを主催している本人としてはどういう感覚でしたか?
ひたすら”楽しい”っていうのしかなかったですね!感情的に”苦しい”っていうものはなかったですね。身体的に”苦しい”と思ったことはありましたね、肉体が死にそうでしたけど(笑) お金を稼ぐために別の仕事を入れたこともあって、「15連勤1日休み15連勤」みたいなことになって、そこにプラス #ぶいっと の運営をワンオペでやるみたいな(笑) 丸々ひと月休みがほぼなくて、数少ない休みも配信設定だとか打ち合わせだとかでほぼ使っちゃって(笑)
ー 結構大きいゲストをお呼びするということも多かったですが、依頼するときはダメ元だったりしたんですかね。
基本的にはどうしても呼びたいって方に「通ったらうれしいなあ」と思って声をかけていたんですが、ほとんどの方に快諾していただけて結果的に9割くらいは呼べたって感じですね。言霊少女さんとかも自分でも「OK出るんだ!?」と驚きましたね(笑)
ただの個人イベントだったのにすごいことになってしまって。企業も個人もリスナーもDJも関係なく盛り上がっていこうみたいな2020年のV界隈自体がそのような雰囲気だったのもあって、#ぶいっと 自体も進んでいったというか盛り上がっていったような感じかなとは思います。
ー 実際、立場とかもあまり関係なく、楽しいことをしてみんなでこの界隈を盛り上げていこう!みたいな雰囲気を見ていた1視聴者としても感じました。#ぶいっと があったから”このイベントができない時期を乗り越えていこう”というような状況に対してのカウンターになってくれたというような感じもありました。
ありがたいですね~!他のリアイベ勢からも「こんな個人のオタクが身銭切って頑張ってるんだからこっちも頑張らないと!」というようなやり取りとかもしてまし、こういう”奮い立たされた”っていう話を聞いた時はうれしかったですね。三重県で開催されている Virtual Around( #ぶいあど )というイベントとかは #ぶいっと がきっかけで生まれたというのを聞いた時はやった甲斐があったなと思いました。#ぶいあど は主催している方々の年齢層も若いというのもあって、そういう”若い層にも影響を与えられた”というのはすごく大人としてうれしいなと思いました。
・他のイベントが動くきっかけ、生まれるきっかけになったっていうのはやっぱりうれしい部分ですね。
ー そういった感想というか、#ぶいっと を主催していてやってよかったというようなお話や、逆にここは大変だったみたいなお話をお聞かせいただけますか?もちろん言える範囲で、になりますが。
さっきの所と被る部分もあるんですけど、やっぱりいろんなイベントが動くきっかけになったというところはうれしく思いますね。#ぶいっと の最終回で『そして、物語は続いていく/エルセとさめのぽき』を流したんですけど、あれは「他のイベントにこれからは任せるよ」みたいな意味を込めて流したんですよね。他のイベントが動くきっかけ、生まれるきっかけになったっていうのはやっぱりうれしい部分ですね。
他にもよかったことというと…まあよかったことしかないんですけど!(笑) そうですね、Vの方ともお話する機会も増えて、自分自身もVtuberになったというのもあって、今までリスナー側の視点で見るっていうことが多かったんですけど、配信者として・Vtuberとして売れてるVtuberの真横から活動スタイルを見ることができて、よりV界隈について知ることができたっていう。当たり前ではあるんですけど、表でキラキラしてる部分以外にも裏で頑張っていることとか、輝いてるカワイイVたちのスケジュールとかを聞いたりしてすごい頑張っているのとか、そういう裏側の部分であったりとか本質的な部分が知れたっていうのは個人的にはうれしいなと思うところではあります。
あとは、DJのプレイスタイルにも幅が出たというか…Vを知れたからこそより深いプレイとかができるようになったのかなっていうのも最終回のDJで感じたりもしました。
逆に辛かったことと言えば…やっぱりお金を稼ぐことですかね~(笑) 打ち合わせとか自体は楽しかったんですけど、「働いて働いて働いて打ち合わせして意識失って寝る!働く!」みたいな(笑) Twitchのチャンネルの収益化条件はわりと早めに達成してたんですけど、「収益化は使わずに #ぶいっと 最後までやりきるぞ!」っていう気概でやっていたもので。普段の仕事でお金を稼ぐことが一番しんどかったです(笑) 最後まで”夏灯の資金”だけでやり切りました。
ー あの期間を資金も含めて最後まで個人でやりきる、というのはやはり見ている側からしても改めてすごいなと思いました…。
もうみんなから「頭おかしい」って言われ続けましたからね。元々最初の5日連続開催自体からも「お前頭おかしいぞ…」って言われてましたし(笑) しかも企画してから5日で実行ですからね。4月1日の夜中12時半くらいに「これ面白そう、やろうっと~」と思い立って、ロゴデザインを依頼して、4月3日に告知したんですよね。
で、告知してからセットリストを組み始めるという…。しかも5日分組みあがるのも毎回ギリギリっていう。
ー ”思ってからすぐ行動”って感じですね。思いついてから行動するまでに迷わないのもすごいですよね。
よく言われますね。迷ってる暇はなかったというか、ただただ楽しかったからっていうのがやっぱり大きいです。
・当初の予定からしたら”存在しなかった曲”なんですよね、こんきま楽曲は。
ー ”楽しそう”で最後まで駆け抜けたイベントだったとは思いますが、そのイベント中にも #ぶいっとコンピ というコンピレーションアルバムを制作するという、”5日間ぶっ通しでイベントをする”ということよりもすごい告知をしたわけなんですが、コンピを「人を集めてやってみよう」と動き始めたのはいつ頃だったんですか?
あれは6月半ばくらいには案自体はあって、7月になってから「やろう」と決めて、いろんなところに「こんなことをやりたいんですけどご協力お願いします」と連絡をし始めて、その後にメンバー集めが始まった感じですね。メンバー集めはだいたい9月末から10月頭から始めました。それまでは企画を練れるだけ練って、金銭面や権利関係とかクリアにして隙のない状態にして、歌唱と楽曲制作の方々にオファーをかけていったような感じです。
ー メンバー自体もかなりすごいメンツが揃っていますが、どういった気持ちがあって夏灯さんの方でチョイスしていったとかはお聞きしても大丈夫でしょうか?
大丈夫です!「こういう曲が聞きたいな」というのは頭の中にある程度ありまして、例えばしきめぐと紡音れいの曲に関しては「クラブ調のBPM128帯の踊れる曲が欲しいな」というのがまずあって、しきめぐは”推し”なので呼びたいって気持ちがあって、「踊りの曲でしきめぐと組んで面白そうな人って誰だろう」って考えたんですよ。しきめぐと言えばSHOWROOMというのが自分の中であって、同じSHOWROOMで活動もしていて伝説を残して、BPM128帯の曲を持っているVと言えば”れいたむ(紡音れい)”だなと。そういう形でユニットが決まって、yuzenさんもそのあたりのサウンドが得意なのでそこのメンバーが決まりました。
ゆめばく(夢羽九)・Fraさん・ヴィルヌーヴ(ヴィルヌーヴ千愛梨)のメンバーは #ぶいっと に深く関わってくれたメンバーで、ぶいっとアンセムというか #ぶいっと らしさ全開でみんなラッパーでテンションも乗れる感じで曲が欲しいと思ってチョイスしました。
あとは、元々ワイがアニソンDJで加えてロックが好きで、BPM170~200の中で熱いロック曲が欲しいなってなった時に「ぼろまるさん(ぼっちぼろまる)どう?」という話が出て、ぼろまるさんに書いてもらうなら力強い歌声でアニソン強い人がいいでしょうということで、ちゃんCi(Ci)とSifarが出てきました。
他には、ワイは隣町本舗さんが大好きで「本舗さん呼びたい」ってなりまして、本舗さんを知るきっかけになったのが『今宵、八月の森に二度目の雪が降る(通称:こよはち)』という楽曲で、小宵さんも八雪さん(八月二雪)も大好きなので、「これもしかしてこよはち2曲目いけるのでは!?」と思ってお声がけさせていただきました。
ぽちさん(ころねぽち)はVをがっつり見始める前から知っていたということもあって呼びたいなと思っていて、そこで小動物系のかわいいVでつくりちゃん(黄ノ星つくり)とNanoha。ちゃん。チルい曲も欲しいなということで佐久間ねむと玲音というような感じですね。
ー ストレッチゴールでも追加でメンバーが増えていったわけなんですけど、そちらの方はどんなタイミングで声をかけていったんでしょうか。
どのメンバーもギリギリのタイミングで決まった感じなんですけど、こんちゃん(朝比奈こん)と拠鳥(よるど)きまゆに関しては急遽決まったというような感じでしたね。もう #ぶいっと 最終回の期間中に決まったというような…。元々こんちゃんと拠鳥きまゆは12月のゲストで呼ぼうかなと思っていたんですけど、ゲスト出演ではスケジュールの関係でお呼びできなくて、もし呼べていたらコンピにも呼べたよねっていうのを前提として、コンピの初速が想像していたよりもすさまじくて「これはストレッチゴール増やしたいな」みたいな話になったんですよ。誰呼ぶ?みたいなことになって「決まってるやろ!こんちゃんと拠鳥きまゆだよ!」って声かけることになりました。最終回の木曜日…というか最終日の夜中ですね、その時に2人をとDiscordのとあるサーバーに招待したんですよ。そこに「はじめにここを見て」っていうチャンネルがあって、”2人で #ぶいっとコンピ 出てほしいな~”という1文だけが書いてあるっていうことをしたんですね(笑) もう2人とも「!?!?!?!!?」っていうようなことしか送ってこなかったんですけど、快諾してくれてっていう形でした。
その中でこんきまは『Penguin Nova/拠鳥きまゆ』でこんちゃんが作詞をやっていて拠鳥きまゆが歌っていてっていう関係なんですけど、この2人も前から”2人のオリジナル曲”が欲しいっていうのを聞いていたので、「ワイ、お金出すから好きなように作りなよ」みたいな。Penguin Novaを作曲をした胡桃もよちゃんをトラックメイカーとしてお呼びして本当に急遽決まったっていう感じでした。そして最終日に告知をして、最終日の終盤でストレッチゴールを達成するっていう…。あれはドラマチックでしたね。なので当初の予定からしたら”存在しなかった曲”なんですよね、こんきま楽曲は。
・「その人に合ったイベントに”その人だから”呼ばれる」っていう感じで、いろんな界隈でVtuberが参入していくっていうのは見てみたいなとは思っています。
ー コンピのアルバムの部分や、イベントのお話も結構お聞き出来たところで”これから”のお話もお聞きしたいと思うんですが、夏灯さん個人の”これからどうしていきたいか”というような話や、界隈的に”これからどうなっていって欲しいか”というような展望はありますか?
個人としては新しく始めた企画の #ぶいにゅー を安定させていきたいと思っていますね。また緊急事態宣言が発令されたのを見て、「 #ぶいっと まだ続けられていれば…」と思ったりもしたのんですけど、やっぱりお金と体力の限界がありまして…(笑) #ぶいっと が終わってから他のDJ陣も「Vの曲をDigる(探す)機会が減った」と言っているのをよく聞いたりもしたりしていて、この流れを途絶えさせないためにも #ぶいにゅー をもっと盛り上げていって、ゲストもお呼びしたりDJをお呼びしたりしてVの音楽を追っている人たちの中でも熱い人たちを集めて盛り上げていきたいですね。
リアイベもやりたいところではありますけど、情勢が絡んで難しい感じはありますね。ただ、2020年にできた繋がりを活かして1人ではできないような楽しいことをして行きたいなとも思っています。
界隈全体としては、またこれもリアイベ関係にはなってしまいますけど、今後いろいろ落ち着いて来たら夏ごろにイベントが復活してきてくれるかなっていうのはありますね。あとは、Vの音楽界隈ってどちらかというと”クラブサウンド”が比較的流行っていた印象はあるんですけど、2021年はロックが流行って欲しいなと。永遠に言ってることなんですけど”バンドサウンド”が流行って欲しいっていうのがあります。Vtuberの音楽イベントで”生バンド”っていうのが見たいなっていう。リアル×バーチャルのイベントではなくて、「”リアルとバーチャルが混在したもの”がリアルにいる」みたいなイベントが増えていけばうれしいなと思います。
ー 僕自身もそういったものが増えていくと、また今までと違った新しい景色が見られるのかなと思うので期待するところではありますね。
あとは、VtuberがメインではないイベントにVtuberが出演していくのも増えていって欲しいなとも思っています。ロックフェスとかにVtuberが呼ばれるだとか、「そのVに合ったイベントに”そのVだから”呼ばれる」っていう感じで、いろんな界隈でVtuberが参入していくっていうのは見てみたいなとは思っています。
・コンピが”Vを知らない方・興味はあるけどどこから手を付けたらいいのかわからない”という人にも届けばいいなと考えたりもしています。
ー そうなっていけばもっと面白いだろうなとは僕も思います。展望もお聞きしたところで、夏灯さんご自身のこれからの告知などもお聞きしたいですが、何かあったりはしますか?
まずは #ぶいにゅー を隔週くらいの頻度でやっていければいいかなと思っています。
新進気鋭の勢いのある人たちを呼んでいけたらなと思っていますね。
#ぶいっと の方に関しては、やはり #ぶいっとコンピ ですね。クラウドファンディングの期間も2021年の1月31日までやっております。
こちらもすごく盛り上がってくれればと思っています。実はVtuberをよく知らないっていう人も「盛り上がっているから支援するか!」っていう感じで支援してくれているみたいで、このコンピが”Vを知らない方・興味はあるけどどこから手を付けたらいいのかわからない”という人にも届けばいいなと考えたりもしています。改めてになりますが素晴らしいメンバーが揃っているのでチェックして欲しいですね。
そしてクラウドファンディングを後押しするのの一環として、クラウドファンディング最終日の1月31日に #ぶいっと学力テスト も実施するので、ここでさらにコンピ参加者の魅力もお伝えできればいいなと思っています。
あとはチャンネル登録をよろしくお願いします…(笑) Twitterのフォローもお願いします。3、4、5月とワイのチャンネルでなにかありそうな気がするので登録していただければいいことあるかもしれませんね、とだけ…(笑)
他にも #ぶいっとゲーム部 だとかもやっているんですが、Vtuber関係のコラボもいろいろやっていきたいなと。意外とみなさんコラボを立ち上げにくいという声を聴いたりもしたので、大きいコラボとかもして行けたらなとも考えています。
ー 続いてになりますが、夏灯さんの推しの宣伝もこちらの方でお聞かせいただければと思います。もう好きなだけ語っていただいて。
待ってましたよ!この時を!!
まずは拠鳥きまゆのお話からしたいと思います。
拠鳥きまゆに出会ったのが10月の半ば、オリジナル曲の『Penguin Nova』が10月10日で。ワイはVの新曲を聞くときは前情報ゼロの状態で聞くようにしていて、新しい曲とかを買ったりした後にリストにぶち込んでランダム再生で聞いているみたいな。そこでランダム再生している時に『Penguin Nova』が流れ始めて、「お?この声質、大好きな声!」と思って聞いていたらゴリゴリのロックが始まって、もう「おいおいおいおい!しかもこのBPM帯!ワイの好きな声で、好きなロックでこのBPM帯、これは!!!!」ってなりまして(笑) そこからもうどっぷり来てしまって。これもあって「これはVのロック2021年流行るな」というのも確信が持てました。
あの子はFANBOXとかでも #ぶいっと の感想とかを書いてくれたりもしていて、感情を伝えるのが上手いというか自分の思っていることを丁寧に伝えることができる子で、それもあって歌にも普段の喋りにも感情がこもっていて、自分の中にストレートに響いてくるので、そこが彼女の魅力かなと思います。
お次はカクレゴ(天野ドウジと座敷乃てまりの2人組シンガーソングライターユニット)なんですが、拠鳥きまゆと出会った後にTwitterで見かけまして、「お?なんやこの人らは」と思ってフォローしてたんです。
で、オリ曲の音源を少しだけ公開しますというのを聞いた時に「ロックやるんだふぅ~~~~ん??」ってなっていました。それから11月15日にオリジナル曲の『ゼラニウム』が公開されて、「来たね!!覇権来たね!2021年見えたよ!」と思って、即カクレゴの方へオファーをかけて12月の回に出演が決まったという。実は12月回のうち1枠分は空けてあったんですよ、急に素晴らしいVに出会った時用に。「その分の枠はカクレゴしかないだろう!」と思って、ほんとに1枠空けておいてよかったと思いました。ライブの方もバチバチにやってくれましたしね。ロックバンド・エンターテイナーとして完璧だなと感じて、余計に好きになってしまいました。
そして3つ目なんですけど…。
越後屋ときな~~~~!!!!!好きだ~~~~!!!!!出会ってしまったんですよ、100点の女に…!
Vsingerとしての推しはたくさんいるんですけど、Vtuberとしての推しは”越後屋ときな”ですね…。12月の半ばくらいから少しずつ見ていたんですけど、1月1日にオリ曲が出るってなって、どんな感じかな~?と思って聞いたんですけど「あーーーーーー!!!!待ってくれーーー!!!」 「これは好きすぎる!!!」って(笑) 1番2番は楽しい感じでその後のドロップがもうゴリッゴリのクラブサウンドで「こんなかわいいのにダンスもバチバチで、曲もいい感じに治安が悪くてなんだこの子は!?」と今年入ってから推しになってしまいましたね…。運命の出会いをしてしまった。
もうワイの性癖の話になるんですけど、白髪の子が好きで、赤い目の子が好きで、和も好きで、好きな色が紫と緑と赤なんですけどそれも全部入っていて、ワイのために生まれてくれたのか…?と思うくらいで…。加えて、スカートの柄が新潟の長岡花火大会がテーマになっていて、”お祭り”というもの自体も好きなので、自分の好きなものが詰め込まれているということで完全に狙い撃ちされてしまいました。オリ曲もかわいいのに治安悪いところがあって。ほぼほぼときなちゃんのアーカイブも見てしまったくらいです。
活動も配信が少なくて動画投稿が多めのスタイルで後からでも追いやすい感じで…。もう健康になる…。これからもっと伸びていくと思います。健康になりましょう、ときなちゃんを見て、オリ曲の『TOKI NICE DAY!』を聞いてください。
こんなところですね…!夏灯のこれからと、夏灯の推しのことも今後ともよろしくお願いします!!
夏灯(なっとう)
伝説のVTuber楽曲DJイベント #ぶいっと 主催。以前は北陸と関東を中心に活動するアニソン/ボカロDJだったが、現在はDJだけでなくVTuberとして企業案件を担当するなどその活動は多岐にわたる。
Twitter:@nattodesu_710
YouTubeチャンネル:夏灯
日向キタロー
アニメとゲームと特撮とバーチャル世界が好きな今回話を聞いたオタク。
Twitter:HinataHuto
取材・文:日向キタロー
記事に関してなにかありましたら日向キタローまでご連絡ください。
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