【真園あきらインタビュー】苦手な歌にも向き合い始めた、バーチャルサンドバッグのリョナ系Vtuber
初めましての方は初めまして、そうでない方はお久しぶりです。日向キタローです。
インタビュー企画第33弾はVtuberの真園(まぞの)あきらさん。
自身の活動に関してや、歌に関してなどをお聞きしてきましたのでお楽しみに。
・基本的には「好きなことを好きなだけする」というのをコンセプトにして、興味を持ったこととかやってみたいと思ったことを素直にやっていくタイプです。
ー まず初めに自己紹介を兼ねて、普段どういった活動をしていらっしゃるのかをお聞かせください。
「本日もサンドバッグをご利用いただき誠にありがとうございます。真園あきらと申します、よろしくお願いいたしますね。いひひ。」の前口上で活動していて、サンドバッグ実験施設から生まれた被検体です。不死身です!
不死身だからあんなことやこんなことなどやりたい放題です!
基本的には「好きなことを好きなだけする」というのをコンセプトにして、興味を持ったこととかやってみたいと思ったことを素直にやっていくタイプです。その中でリョナ系Vtuberとして活動を始めました。活動を始めたのが2018年の4月11日です。
ー もう4年になるわけですよね。
4周年を経て、活動5年目になります。
自分の可愛さに絶対的な自信を持っています!
活動の1つとして音声販売もやっているんですが、1番最初に出した音声は「生理痛にうめく真園あきら」でした…!
ー 1発目からなかなかな内容ですよね。
他にも『リョナの鐘』もリョナラーの方々の催事でありますので、毎年リョナの鐘チャレンジとして108回は最低でも殴っていただいております。
音声販売としては、シチュエーションボイスではなくて”実演”でやらせていただいているタイプのVtuberです。演技が下手っぴなため…。
ー 演技が苦手なので、実録で、という。
そうですね。
実録をすることを大事にしてきた結果、反応をオーバーにしないこととか、そのままの反応をお届けすることが大事だなって思っていて、過激な演技とかは苦手です。
・私の性癖の好きっていうのを、いろんな方が好きって思ってくださったりとか気に入ってくださったりしているからと思って、ハピ…です。
ー 活動自体も長年やってきているので数が多いというのも、いち感想としてありますが、ジャンル自体もどちらかといえばあまり見ないと言いますか、大多数の方ではありませんよね。
リョナとかグロとかも苦手な方々もいっぱいいるし、他にももっと色々やっていたりするので、人を確実に選びます!
ー ここまでお読みの方で耐性のない方はブラウザバックしていただいて…。遅いんですけど(笑)
(笑)
2018年から2019年後半まで3Dモデルを自作して活動しようと思っていたんですけど、なんだっけ…色塗るやつで挫折しまして…。当時のBlenderでコツコツやってはいたんですよ、ボーンを入れたりとかは頭が追いつかなかったです。
ー 難しいと聞きますからね…。自分は難しそうなので触ろうともしていませんが…。
なので、元々「クラウドファンディングはしないぞ」って意地を張っていたんですが、2019年末から2020年頭までクラウドファンディングをさせていただいて、結果現在は3Dのフルトラッキングで、しかも床に寝っ転がれるくらいになりました!
ー 支援と言いますか、応援のたまものですね。
私の性癖の好きっていうのを、いろんな方が好きって思ってくださったりとか気に入ってくださったりしているからと思って、ハピ…です。
ー そうお聞きすると、こういったジャンルに関しても需要と言いますか、支持層は自分が把握しているよりもいるような感覚に改めてなります。
こういう性癖は「隠さなきゃ」って思っていた方々も「あきらちゃんがそういう活動をしていたから、私も開放的になっていいんだって思って」っていう理由でリョナ系Vtuberとしてデビューしたり、そういう好きなことを好きなだけやってみるっていう方々のお声はお聞きしますね。
それはそれとして「そういうものは人を選ぶから表に出ない方が」っていう方もいると思うんですけどね。
ー そのあたりは人を選ぶコンテンツとしてやり方が色々と難しい部分ではあるのかなと思います。
ひとくちに”リョナ”って言っても、人によって範囲とかも変わってきたりするので…。
なので、リョナラーの方々は「自分がリョナと思うものがリョナ」という定義で活動していらっしゃる方が多いとは思います。
ー あまり触れてこなかった部分ではあるのでそういう部分は新鮮ですね…。
なんでもかんでも「リョナじゃん…」ってなるときがあります(笑)
ー ガバガバ判定だ…(笑)
あと性癖は歪むものじゃなくて広がっていくものだと思っていて…は、いいんですけど、増えすぎて逆に困っています…。
これは言っておきたいんですけど、あきらちゃんをあんまりよく知らないっていう方とかに勘違いされがちなことがあって「私は誰かに強制されてこういうプレイをしているわけではありません!」っていう。好きだからやってます。
ー あくまで自主的にやっています、ってことですよね。
やりたいからお願いしてプレイのお手伝いをしていただいております!
たまに「家族を人質に取られたんか?」「借金か?」って言われたりするんですけど…違うんだよな…って。そういうのはちゃんと言っておかないといけないな、って。
ー 重要な部分ではありますよね。
やりたいことをやりたくてやっています!
ー ご心配なさらず、と。
そう!
・「私の歌って、ボイトレ行かなきゃいけないほどキツイのかな…」というのになってきて人に歌を聞かれるのが怖いというところまでにしまって…。歌うのが楽しめなくなりました。
ー 普段の活動から色々と派生してお聞きしてきましたが、”歌が苦手”ということについても話したいと事前にお聞きしています。
まず、私は歌うことが嫌いなわけではなくて、素直に好きです。
でも、お友達と小さい頃からカラオケに行ったりとかの時に、お友達や全然違う方とかから「ボイトレ行ったほうがいいよ」って言われ続けて…。「楽しく歌えればそれでいいや」って言う人とかもいるんですけど、「私の歌って、ボイトレ行かなきゃいけないほどキツイのかな…」というのになってきて人に歌を聞かれるのが怖いというところまでにしまって…。歌うのが楽しめなくなりました。
どの程度かというと「ヒトカラで同じ階に人が入ってきて欲しくない」くらい…。
ー かなり重度ですね…。
最近、現在しているオリジナル曲のためのクラウドファンディングのために、以前に「音が外れたりしてるところも持ち味の1つだと思うよ」って言ってくれた職員さんとカラオケに行ってきたんですけど一生懸命歌を練習してみたり、知ってる曲を歌ってみたりしても、人の前で歌を歌うのが怖いってなってパニックになっちゃって、ボロボロ泣きながら退店することになっちゃいました…。
ー なかなかすぐにどうにかなるものではなないと思いますから…。
積み重ねられたものなので…。
小さい頃に「こういうのは下手って思っても上手だねって言うんだよ」って言っているのを目の前で聞かされた私…。
ー うぅん…。
でも私は歌は好きだし、アイドルも…特に2次元のアイドル、IDOLM@STERとかアイカツとかが好きだし、そんな風になりたいし、せめて人前で堂々と歌えるようになりたい。歌唱力も上げていきたいんです。
クラウドファンディングでもおかげさまで、ボイトレ教室へ行くっていうストレッチゴールまで達成させていただきました。過去にもインターネットでの遠隔のものは受けさせていただいて、こういうことを気をつけていこうかっていうのから丁寧にご指導いただいて難しいな…ってなっていたんですよ。実際にボイトレ教室にうかがって指導していただくと、姿勢とか呼吸とかも詳しく見ていただけると思って、しっかり行こうかな…と。
ー そう思えるようになっただけかなりの進歩だと思いますよ。
そもそも精神障害的な意味でメンタルやられまくっていて、1人で外に出れないので、外に出る練習を始めるところからなんですけど…。
ー そこは少しずつですよ。
今までも歌ってみたや、オリジナル曲もあるんですけど…3曲。
1曲目は私の悲鳴とかを集めた曲になりまして…、2曲目は私の頭の中でずっと鳴っていたものを出力したもので、3曲目は『カピバラのうた』…2曲目の進捗を友達に伝えたらできました…(笑)「これ録って」って言われて渡したら「曲できた」って…。
ー そんなことあります…?
進捗のついでに3曲目ができました。
おかげさまで「過ちを御徒町」という言葉がですね、他の方も思いついているギャグではあるんですけど、みなさん楽しんで浸透してきているのかなと。私の持ちネタとして…?
ー 自分も御徒町を通るたびに「真園あきらさんだ…」って思うようになりましたね。
駅名の写真撮ったりしてリプライとか送られて来るんですけどうれしいです。
カピバラは…?ってたまに思いますけど(笑)
ー カピバラの方が遭遇率低いからなのでは…。
逆に私がカピバラにそこまで興味なかったのにどんどんカピバラにハマってきて…おかしいな…。
『カピバラのうた』に「レッツスーパーカピバラタイム」ってあるんですけど、何かって言われたら…カピバラ祭りなのかもしれない?自分でもわかってません…。
クラウドファンディングでの新しい曲の『Colorful☆Treacly』は、明るいイントロとかなんですけど、歌詞を読むとキツい曲なんですよ。
支援者様限定のDiscordサーバーがあるんですけど、そこでこの前初めて歌の練習をしたんですよ。歌唱力の底上げとして。目標は「目指せ小林幸子ちゃん」です。
ー かなりビッグなところですね。
あんな風になりたいんです。
それはそれとして、私の好きな明るい曲だけど、歌詞を見ると「あぁ…」ってなる方もいると思いますし、サビにやたらめったら「コットンキャンディ」っていうフレーズが出てくるので、そこだけずっと頭の中で流れてくるかもなっていうのはあります。
ー 1曲必ずと言っていいほど頭に残るフレーズがありますよね。
かもしれない…。
初めて聞いた人はこの曲のルーツとかがわからないかもしれないですけど、後日「ここがこうで」っていうのを出せたらいいなって思いつつやっております。
・まずは人前で歌えるようにトラウマを乗り越えたいし、乗り越えないとダメなところだと思っています、だって私は歌が好きなので。
ー 色々と楽しみですね。
色々と1個1個経験をしないと進めないなとありますし、好きな曲を好きなふうに歌いたい!っていう気持ちがやっぱり大きいです。いつもカラオケに行ってもすみっこでニコニコしてるだけっていうのは辛いので。
なので、まずは人前で歌えるようにトラウマを乗り越えたいし、乗り越えないとダメなところだと思っています、だって私は歌が好きなので。
アダルトVtuberが何をって思われるかもしれませんが、やりたいことをやりたいので!
ー メインコンテンツ以外やってはいけないというわけでもないですしね。
今の目標はそういう小さな1歩なんですけど、いつかはステージに立てるように上手にもなりたいです。歌を歌うことは楽しみたいし、上手に歌えるようにもなりたい!カラオケとかで歌って「うま…」ってなるのが羨ましくてですね。
ー そういう目標に向けて、1つずつ進もうとしている時点で評価されていいと個人的には思います。
そういえばなんですが、『Colorful☆Treacly』がそもそもクラウドファンディングになったのか。それは絵師様代だったりだとか、MV代とかを合わせるとすぐにはポンと出せない金額になりまして…。
・後悔のないように推してください!でも生活は大事にしてください!本当に!
ー いち個人としては、時間がかかるかもしれませんが応援しております。それくらいしか言えないですが。
ありがとうございます…。頑張って生きます!
あとは、クラウドファンディングでご支援してくださる方がこんなにいるんだなっていうのが可視化されて「私生きてていいんだ…」ってなりました。こんなにいてくださって、楽しみにしてくださってるんだなとか、そういうのを見ていると「じゃあ生きるしかない」と。
配信とかから離れていたりするとご利用者様(ファンの方々)がわからなくなっちゃって、リプライとかをいただけたりするとうれしくなったり、実際にやり取りできるのとか、存在の実感って大事だなって思いますね。
ー 見えないところにもいたりするんだろうな…というのは色々なところで感じたりはしますね。
「いるうちに言って~!」ってなったりはしますけどね…。
最推しの方がいて、卒業の時に色々思い出してて「後悔のない推し方をできてよかったな」って思ったんですよね。なので、できる範囲で推し活はしていこう…!
だから…というだけじゃないですけど、クラウドファンディングのストレッチゴールも達成させていただいたので、追加のプランの中に返礼品として、曲を選んでいただいてその曲を録音してMIX前の音源を差し上げるというものもあります。それも私の歌唱力強化のためでもあります。
後悔のないように推してください!でも生活は大事にしてください!本当に!
ー 推してて死にましたは洒落になりませんからね…。
本当に、ご自身のことは大切にしてください。
ー ご利用は計画的に、ということで。
サンドバッグはピンピンして待っておりますので、ご利用様も健康にピンピンしてすごしてください!
その中で、拡散や布教やご支援などをしていただければと思います!よろしくお願いします!
ー 色々とかぶる部分はあるかと思いますが、今後どうしていきたいかなどもお聞きできればと思います。
今後とも、やりたいことをやっていきますので、ご自身の好きなものをかいつまんであきらちゃんのことをよろしくお願いします!
取材・文:日向キタロー
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