目覚める

大好きだよ。

そう言って私は抱き寄せる。ぬくもりを感じる。ああ、私はこの人のことが本当に好きなんだ。目を閉じて幸せを噛みしめる。もう一度目を開けた時、私は布団の上だった。夢に見るほど想うなんて私らしくもないな、なんて思いながら、その気持ちを忘れないうちに急いで恋人に連絡をして、別れを告げた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?