盾になる言葉を贈りたい
私は言葉が好きだ。自分がこれまで積み重ねてきた言葉の辞書の中から、選んで、紡ぐ。相手が紡いだ言葉を、解いて、受け取る。昔から、作文を書いたり、日記を書いたり、手紙を書いたりすることが好きだった。少しでも相手の記憶に残る文章を紡ぎたくて、難しい言葉を使ったり、好きな歌の歌詞を借りてみたり、粋な言い回しを使ったりといった術を覚えた。ポエマーだよね、なんて言われると、そんな私を見透かされたような気がして、恥ずかしくなったが、私の言葉が相手に遺ったんだなと、同時に少し嬉しかった。
今の私には推しがたくさんいて、彼らに支えられて生活しているなと実感することが多い。彼らの存在自体が私にとっての活力になっていることはもちろん、私はきっと彼らの言葉に支えられているのだろうと思う。言葉から、彼らがどんな人なのか、何を大切に生きてきた人なのか、どんな優しさを持っている人なのか、少しだけわかるような気がする。彼らのくれる言葉が、私を守ってくれたり、元気にしてくれたり、強くしてくれたりする。
言葉で守られていると感じるからこそ、私は彼らにとって少しでも力になれるような、彼らを少しでも守れるような言葉を伝えられる人でありたいと思う。
ときどき、忘れないように、大切な自分にもあたたかな言葉をかけ続けたいな。
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