20220225


世界は思ってる以上に悲惨だ。
何も知らなければ怖くないし、不安もないし
バカみたいに笑って生きていられるだろうな。
知らぬが仏、だから。

でも自分の生きている世界で
たった一つしかない世界で
大切な人が生きているこの世界で
何が起きていて、どんな人がいるのか
知らずにいる方がもっと辛いから
情報を遮断することは基本しない。


でもやっぱり苦しい。
苦しいけど、明日は出勤するし、
来週は楽しみにしている予定だってあるし、
ふつうに、日常は続く。続いてしまう。


好きで欠かさずみていた朝ドラの作品に
高確率で描かれる戦争時代の生活が
ずっと不思議だった。

みんなふつうに生きてるんだな、って。

ふつうに笑って、楽しいことしてるとき
突然に空襲の知らせが来て
そこにたまたま居合わせた人たちみんなで防空壕へ駆けていってた。

戦争での爆撃とか、そういうものは授業で習っていたから知ってる。
でもそれって常にあったわけじゃないんだな。
民間人は、生活を続けていたんだ。
そう受け取りつつ、リアルには想像できなかった。「戦争」が行われている国で、いつ攻撃されるかわからない状態で、日常なんて送れるわけないと思ったから。

いつ来るんだろう、怖い、どうしよう、って
ならないの?
なんで一人で外出かけられるの?って
不思議で仕方なかった。

でも、ふつうに生活するしかないんだな。
そんなこと、気付きたくなかったよ。
でも平和ボケしていられるような世界じゃないんだ。


現実。
どうやら理想主義者らしい私にはとても辛い。
でも受け止めて、受け入れることはしないで
できることをして、思考をやめないで
私は私の生活をして、生きていかないといけない。無力でも、できることをしたい。
無駄かもしれなくても、無駄にならない可能性があるから、言葉にすることは無意味じゃない。
「想像」をしつづけたい。
想像すれば自ずと出てくる答え、反対、をしつづけたい。

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