rena

料理が好き。登山が好き。お酒が好き。本も好き。 楽しかったこと、悩んでること、いろいろ。

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最近の記事

「七賢」の蔵元と龍雲

山梨県北杜市白州にある七賢(しちけん)山梨銘醸株式会社の蔵元を訪ねました。 20代の頃からご縁があり、今もオンラインショップでお酒を購入したりもしていますが、蔵元に伺うのは初めて。 白州にはサントリーのウイスキー蒸溜所や、「南アルプスの天然水」を作っている工場もあります。日本名水100選に選ばれた尾白川(おじろがわ)渓谷があり、花崗岩に磨かれたおいしい水で有名な土地です。 尾白川です。 大きな花崗岩がたくさんあります。足元は細かく砕けた花崗岩で砂地のようになっていました

    • 青空と紫陽花と梅の実の色

      新型コロナウイルス感染拡大の影響で、遠出ができなくなってどれほど時間が経ったのでしょうか。 好きな登山にもなかなか行けなくて残念ですが、今まであまり関心を向けてこなかった地元の自然に癒される機会が増えています。SNSの地元コミュニティでの情報交換もとても有益で、「こんな近くにこんな素敵な場所があったのか!」と地元の魅力を再発見しています。 自宅から3kmほどに紫陽花の名所があると聞いて、ジョギングしてきました。 川崎市の妙楽寺というお寺です。「あじさい寺」というと鎌倉が

      • 春の訪れ

        先週、東京都町田市にある旧・白洲亭の武相荘へ行きました。武相荘は白洲夫妻がお住まいだった頃そのままの風情が保たれていて、心豊かな落ち着いた時間を過ごすことができます。 おいしいお食事をいただき、ミュージアムで過ごし、お庭を散策して、すっかり寛いだ気持ちになりました。 梅や椿の花の愛らしさも心に残りました。 山に行くと、木々や草花、空の色や風の聲に心が向きますが、普段の生活ではあまり気に留めることなく過ごしているような気がします。 調べてみると、自宅の近くにも梅林がある

        • 移ろいゆく光の美しさ「吉田博展」

          久しぶりの東京都美術館。「吉田博展」に行ってきました。 吉田博さんの作品を知ったのは2年半ほど前。登山関係の仕事をしている友達が「生まれて初めて美術品を買った」と。絵に興味があるなんて思ってもいなかったので驚いて、詳しく聞いたら、それが吉田博さんの木版画でした。 なるほど、劒岳、穂高、富士山、甲斐駒ヶ岳など、山が好きな者なら思わず足を止めて見入ってしまう作品がたくさんあります。 私も直に見てみたいとずっと思ってきました。 今回初めて知ったのですが、吉田博さんが木版画を

        「七賢」の蔵元と龍雲

          お家たこ焼きの魅力

          久しぶりに、家でたこ焼きを焼きました。 お店のたこ焼きも大好きなんだけど、自分たちで作ると、大きさや食感や具材を好みにカスタマイズできるのが楽しい。 素人の良さで出来上がりが均一じゃないから、たくさん食べても飽きないという利点もあります。 何より、安く大量に作れるから食べ放題!笑 私はしっかり追い油をして、まんまるにカリカリに仕上げるけれど、娘は油跳ねが怖いらしく追い油をしません。 だから、私が作るとカリカリとろとろ。 娘が作るとふんわりやわらか。 どちらもおい

          お家たこ焼きの魅力

          食べてもらう工夫 七草粥

          今日は1月7日。首都圏に緊急事態宣言が出るようですね。私が住んでいるところも指定地域です。 今朝は七草粥を食べました。 子どもの頃は嫌いだったなあ…笑。雑草の匂いがして、味も青臭くて、おいしいと思ったことが一度もなかったです。 うちの3人の子どもたちも、七草粥は大嫌い。ちゃんと食べてくれたことがありません。 だけど、こんな時勢だし、縁起物だし、今年はひとくちずつでもいいから食べてもらいたくて、普段とは作り方を変えてみました。 普段は白粥に七草を混ぜ込んで、味は塩のみ

          食べてもらう工夫 七草粥

          寿ぎの初春

          明けましておめでとうございます。 今年の元旦は、まだ暗いうちから娘と二人で初詣に出掛けました。神社の鳥居に着いたタイミングで初日の出! 電線だらけですね(苦笑) 絶景とはほど遠いけれど、力強くてあたたかい初日の出でした。 年末の大掃除もおせち作りも年賀状も、子どもたちが小さい間は苦痛でしかなかったけれど、ここ数年は楽しいです。大掃除は子どもたちも手伝ってくれるしね。 1年に一度、家を清めて整え、お互いの健康を祝い、新しい気持ちでお正月を迎えることができるのは、本当に

          寿ぎの初春

          秋の山を歩く

          今年は、甲斐駒ケ岳黒戸尾根や、屋久島縦走など、数年前から計画していた山行をコロナで諦めることになりました。 遠出や山小屋泊ができなかったぶん、日帰りできる近場の低山を探して、普段なら行こうと思わなかったであろう山にいろいろ行けたのが、意外に楽しかったです。 特に秋は、山が色付き始める頃から落ち葉が散り敷き降り積もるまで、心ゆくまで紅葉を楽しむことができて贅沢でした。 11月半ば、奥多摩の高水三山から埼玉の棒ノ折山(ぼうのおれやま)へ縦走した山行が、今年の紅葉のピークでし

          秋の山を歩く

          4匹目の猿はどんな猿

          2020年3月、ある中学校の卒業式でのお話です。 コロナ禍で、直前まで卒業式を挙行できるかどうか分かりませんでした。 参列できる保護者は生徒ひとりにつき一名のみ。体育館の窓は全開。来賓はなし。そんな卒業式での、校長先生の祝辞をご紹介したいと思います。 「 皆さんは、『四猿』という言葉を聞いたことがあるでしょうか。 私は以前、兵庫県の山奥にある名草(なぐさ)神社というところに行ったことがあります。そこには、出雲大社から移築された三重塔があり、その塔の四隅には、それぞれ違

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