受験勉強?

教育業界の人間なら同意してくれると思うが、秋から冬にかけて、不安を抱いた生徒さんが焦って門を叩く、
ということがいかに多いことか。

そもそも、"受験勉強"
とはどういうことなのか考えてみたい。

みなさんは受験勉強と聞くとどんなことを思い浮かべるだろうか?
徹夜?ハチマキをして勉強する姿だろうか?

私はそんな学習方法があまり好きではない。

このような事態を避ける方法がある。

普段から


ニガテつぶし

の学習習慣をつけておくことだ。
ほとんどの生徒さんは、1・2年生のうちにニガテ教科やニガテ分野を作ってしまっている。

そして、放置したまま3年生を迎え、実力テストを受けて、ぼんやりと描いていた志望校との距離がハッキリとして焦るのだ。

つまり、逆に言えば1・2年生のうちにニガテを作らなければ、どこまででも可能性は広がるのだ。

さらに負担を軽減する方法が"プラスアルファ"だ。

ニガテをつぶしながら、その分野がどのように入試に出題されるのかを、1・2年生のうちに少しずつ慣れておくようにすればいい。
これは、"先取り学習"ではない。

受験期になって、習ったことが問題になって出てきた時に戸惑わないようにするのが目的だ。

教科書やワークの例題レベルではどうしても本番レベルには劣る。やはり慣れるには本番レベルの問題に普段から接することが大事なのだ。

日本の学校では基本的に下に合わせて授業をするので、
ある程度上の子は勝手に勉強してくれ、
という雰囲気が正直ある。

いくら能力があっても、問題やそれを教える人間がいなければ、定期テストで上位をとって満足しているだけになってしまう。
これではもったいない。

ニガテ潰し+本番慣れ

これが"焦り"を生まない学習方法だと思う。

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