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引越し


今住んでいる家を来年の3月までに出なくてはいけなくった。ある日大家さんが来て、そのことを告げていったのだ。寝耳に水。といった感じで本当にびっくりした。

引っ越しは、一人暮らしを始めてから数えてみると、
瑞江→調布→国分寺→フランスモンペリエ→パリ→武蔵小杉→高津→千葉鴨川の和泉→千葉鴨川曽呂→カウアイ島キラウエア→プリンスビル→キラウエア→バリ島ウブド→奈良→沖縄げさし→本部町浜元→東村高江→名護中山 30年の間に計18回 次は19回目ということか。

私のバースチャートは圧倒的に柔軟宮が占めている。なので、変化には強い方だと思う。4ハウスにも天王星、冥王星が入っている。一般的な家のイメージとは縁がないのかな。土星座がないのも関係あるのかな。

そうは言っても、かなり住まいにはこだわりがある方なので、毎回せっせと落ち着いて暮らせるように工夫する。リフォームしかり、ここに釘一本あったら便利ということまで、ついやってしまうのだ。今の家もかなり入れ込んで改装した。沖縄の古民家なのだが、天井を抜いて、壁も全て一度ぶち抜き、すっからかんにしてから作り込んだ。

引っ越す事になったというと、ここまでやったのにね〜と同情されたりする。実際、ここの暮らしは気に入っているし、引っ越すとなればなおのこと愛しい。

引っ越しが多いというメリットもある。まず、環境が変わることは新鮮で楽しい。環境を整えることが趣味でもあるので楽しい。この機会に暮らしをより良くするチャレンジが出来る。期間限定である事で、今ここに対する感謝と集中力が高まる。書いていったら、良いことしか思いつかない。。(私にとってはですが)
結論として、私は割と引っ越し好きなのかもしれない。

さて、次にあてがわれる住まいはどこになるのだろう?リラックスして気楽に構えていよう。住む場所は、「自分から能動的に求めていくものというよりは、受動的に受け取るものである。」と思っている。(もちろん、暮らしのイメージはしっかりするが)
何が提案されたり、目の前に現れたりするのか、とても楽しみだ。

人生は徒然で、物質的には、死んだら持っていけるものは何もない。引っ越しは、自ずと自分の人生をシンプルに凝縮してゆくし、良い意味での拡張のタイミングともなってくれる。

究極の引っ越しは『死』。私に、死後も持っていけるようなエッセンスを作れるのだろうか。


追記

引っ越しを割と前向きにしか捉えていない。と自分の意識では思っていた。
が、カードを友人に引いてもらったら、意外と不安な気持ちが潜んでいた。
自分の気持ちのネガティブなものは見ないように押し込み蓋をしてしまっていたんだなと気づく。不安で寂しい私も認めて、変化を受け入れていこうと思う。

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