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愛について勝手に語る

■「女性は上書き、男性は別名保存」と言われていることについて

恋愛感の話をしている中で「女性は上書き、男性は別名保存といわれているよね」という話題になった。恋愛において恋人ができると、女性は過去の人を上書きして忘れ、男性は過去の人をいい思い出として残すといった「女性は上書き、男性は別名保存」説が色々なところで言われている。それほど真剣に考えるテーマではないが、この説によって揉める恋人たちは結構多いと思われる。「なんで私がいながら前の彼女の話題をするの」なんていう話を時々聞く。まあ第三者の意見みたいに書いているが実は私自身がその言葉を発した記憶がある。そんなわけでこのテーマについて書いてみる。
私個人の意見なので参考にはならないと思うが「女性は上書き、男性は別名保存」というのはある意味正しいと思うが本質的には正しくないのではないかと思う。

かつて「話を聞かない男、地図が読めない女」という本が流行っていた。「男性が話を聞かない」というのは実際のところはなんとも言えないが「女性が地図を読めない」というのは私自身が地図を読むのが苦手でありサンプルは私だけであるが正しいかもしれないと思った。地図を読むには空間を捉える力が必要であるが女性の脳は三次元を捉えるのが苦手らしい。確かに立体の展開図はどれか?といった問題は苦手だったし、地図は進行方向を上にしないと読めない。脳の作りが異なるために違いがでる。脳の作り以外では生物的に女性は「子供を産む」ことができる体という部分が男性とは異なる。そこからタイトルのテーマを考えると本能的に母になるための準備をするために過去の恋愛を上書きしてしまうという推測ができるかもしれない。

私は生物学的には女性であり、過去の恋愛は階層深いアクセスするのに面倒なところに格納し思いの浅い深いによって階層が異なっているような気がする。しかも実生活で整理整頓が苦手なことが関係しているのか、あるいは思い出したくないからか中身に時々抜けがある。また現在進行形の恋愛はデスクトップにあり壁紙にしている感覚がある。実際に上書きはしていないが結果として上書きと呼ばれるのはそういうことなのかもしれない。一方で恋人に同じ質問をしたところ「若いころの精神的に幼くて一方的な恋愛からいろいろな交際期間の恋愛、気持ちの浅い深い交際含めてだいたい同じ階層にわかりやすく保存されているが感情は全く残っていない」とのことだった。

二人の間では違いがあるが結局は「上書き」か「別名保存」ではなく整理の仕方なのだろう。遺伝子の違い、歴史や社会的な性差は確かに影響しているが、やはり個人差であるような気がする。

どうであれ、現在進行形の恋愛を大切に思っていればそれでいいが、とはいえ確かに傾向としては現在進行形の恋愛をデスクトップの壁紙にしているのは女性が多く、悪気なく過去の恋愛を語られてしまうとえーっと落ち込んでしまうかもしれない。

本当はもう一つ別のテーマの「愛」についても語りたいと思ったが休日出勤で疲れてしまったのでそれは改めて書くことにする。