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単位の重要性

 授業(特に力学系)では、毎回といって良いほどこの重要性に言及しています。

 なぜなら、kgとgを間違えただけでたいへんなことになってしまうからです。

 例えば、セメント100kgと100gですから1000倍違います。
 現場においてこのミスは痛恨で全くお仕事になりません。
 土木の場合、セメントの発注ミスはコンクリート打設作業ができないことになりますから、工期の延期は免れません。関連会社も含めた大損失です。

 さて、授業で特に意識しているのは、
 100kgではなく、100[kg]
 300km/hではなく、300[km/h]
 と表現し、数値と単位をしっかり区別できるように指導しています。

 特に、数値が方程式などで文字になった場合、
 xkg、xkm/h
 と書くと全く訳がわかりませんが、
 x[kg]、x[km/h]
 と書くことで文字と単位が一目瞭然になります。

 これにより、単位換算もミスなくできるようになります。

 簡単でミスの出ない私流の単位換算法があります。
 授業では生徒に教えておりますが、いつか機会あったらnoteでも説明してみたいと考えています。

 時代の変化とともに、昭和や平成初期では聞き慣れなかった「G(ギガ)」や「T(テラ)」という接頭辞が当たり前に使われているのもおもしろいですね。

 令和後期には、「P(ペタ)」「E(エクサ)」が日常会話に登場しているかもしれませんね。

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