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ネガティブになる時

ネガティブになってしまうことがあるので
心理カウンセラーに相談した、というひとの話を聞いた。

確かにわたしもネガティブになってしまう日がある。
たいていは疲れている時である。
疲れていて良いことは、ひとつもない。

ネガティブな思考になると毒舌になり
碌なことは思いつかない。
マイナス思考の滝つぼの中で、抵抗もできず
ぐるぐると回っているだけの時間が続いていく。

「怒り」のように爆発させてしまえば
あとは膿を処理するだけの話なのだが
一番困るのは、じんわりしたネガティブである。
うっすらと機嫌が悪い。
何か都合の悪いことが起きると、イラっとして薄暗くなる。
なんでもマイナスに捉えてしまう。

闇になるなら可愛げもあるが
うすぼんやりと暗いのは、なんともよろしくない状態なのである。


そんな時は、なるべく外界からの情報や
こちらから発信することは止めて
精神的にも
可能であれば身体的にも
ひとりで過ごすことにしている。

一言でいえば「やりすごす」「通り過ぎるのを待つ」ことにする。

偶然ではあるが、このやり方は
友人が相談したカウンセラーの答えと一致していた。

ふうん。
自己流だったけれど、このやり方には一理あるんだな!


人間は誰でも、ひとりになる時間が必要だ。
だから、ネガティブな感情に流されそうなときは
きっと、自分自身が孤独になりたい時なんじゃないかと思う。

わたしは孤独になるための時間に『solitude』という名前をつけて
脳内でお気に入りの別宅に行くかのようにイメージしている。

誰とも接触せず自分を休ませる時間を
『solitude』ソリチュードと呼ぶと
時々ネガティブ思考になることすらも、オシャレに感じられる。


ちなみにわたしの場合には
月が満月に向かって満ちていく時期にネガティブ現象が起きやすい。
この時期は積極的に動いていることが多いので
どうやら「コミニュケーション疲れ」が溜まるみたいだ。


赤ちゃんの健康状態を見る時に
母親は赤ちゃんの「機嫌」を物差しにすることが多いが
ひとは「ご機嫌」でいることが良好な状態であり
「不機嫌」な時には
心身ともに
何に違和感を感じているのかをチェックしてみる時期なのかもしれない。



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