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くらべて楽しむゲイシャとティピカ

先週、堀口珈琲の期間限定メニューを楽しんできた。

ゲイシャという希少価値の珈琲豆と
ティピカという人気の珈琲豆を
同じ条件で焙煎して抽出して飲み比べるという
わたし好みのステキな企画。

熱い状態の香りの素晴らしさから、冷めた時の味わいまで
二つの違いを感じて、とても癒される時間になった。

堀口珈琲の接客はいつも丁寧で
よほど混んでいない限りは
珈琲の種類や、一緒に食べるケーキやパンなどの相談にも乗ってくれる。

説明もとても流暢でわかりやすい。
そして、帰る前に
必ずこちらに感想を尋ねてくる。
自分の勧めた内容を
お客様がどう感じているのか確認して終わる、というスタイルは
店にとっては大切なデータになり
わたしにとっては店への信頼に繋がっていく。

時が過ぎて、いつのまにか
堀口珈琲は『特別な店』に昇格していった。


この日は、昔親しくしていたかたの訃報が入った直後でもあり
わたしは、ひとりでボーーーーーーっとしたくて
堀口珈琲店に行ったのだが
結果、香りや味に集中する時間をたっぷり取ったことで
辛く寂しい心はフワッと癒されていた。

本来、食事や喫茶というものは
このようにリラックスして、傷を癒し
次に進む活力を与えてくれるものなんだな、と思った。


バタバタと慌ただしくしていると
つい、空腹を満たすものとして済ませてしまう時もあるけれど
これからはちょっと意識的に
「食を楽しむ」を日常に心がけていきたいと感じた日だった。



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