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時間はユックリ流れ、未来は長くなった

会社の上司から
「もう6月も終わりだね。時の経つのって早いと思わない?」
と、同意を求めるように話しかけられた。
わたしが
「いいえ。わたしにはゆっくりに感じられます」
と答えると、上司は笑って
「えっ!1週間の経つのって早くない?1か月の過ぎるのって早くない?」
と重ねて言うので
「わたしは、6月に入ってから、え?まだ6月なの?今日も6月なの?って3,4回思いましたよ」
と答えた。

上司はふと、心配そうな顔をして
「(職場で)なにか辛いことがあるとか…」
と言うので、わたしは笑って
「いいえ、違うんです。わたしには大好きなアーティストのグループがありまして、ファンクラブの特典プレゼントが届くのが7月なんです。プレゼントを待っているので、6月が長く感じられるんです」
「へぇ~!」
「オフ会が6月にあったのですが、オフ会を待つ春の間、まだ3月か、まだ4月か、ほんとうに6月は来るのか!ってずっと思っていました。だから時間の流れはゆっくりに感じるんです」


なんだかアホな子のような話になってしまったが
1年間通して同じテンションで、アクシデントもイベントもなく過ごしていると、時はあっという間に感じられる。
コロナ禍の時がそうだった。
恐いほど早くカレンダーをめくっていった。
特に何もしていないのに、時間だけが過ぎて行くようにも感じられた。
「進んでない、なにも変わっていない」と思いつめてしまい
閉塞感に苛まれていたような日もあった。
もっと違う過ごし方が出来ていたら良かったのかもしれないけれど
あの頃のわたしは、曇り空に北極星を見失って
進路がズレていたような気がする。


今は未来のカレンダーに、星印を付けて
楽しみの点々を繋いでいくような日常なので
時はゆっくりに感じられ
その分、短いと感じていた未来も少し長くなった。

これからしていきたいことは
未来のカレンダーに付ける星印の色を増やしていくこと。

勉強、スキルアップ、仕事、家庭。
自分の活動範囲を少しづつ広げて
こうなりたい
こうでありたいと思うことを
楽しみな星印にして繋いでいきたい。

物理的な時の長さに関係なく
未来永く、命を楽しみたい。

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