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わたしの部屋で、月光浴♡

イベントの広告で心惹かれるものの一つに
《月ヨガ》なるものがある。

ウッドデッキだったり
芝生の上だったり
お洒落なスタジオであったり

場所は様々であるが
月を眺めながらヨガをする。


「なんてステキな時間なんだろう」
想像するだけで心がスーーーーっとクリアになるような気がしてしまう。

ずっと憧れていた。


夏になると、特にこのイベントは増えるので
スケジュールが合ったらぜひ参加してみたいものだと思っていた…


ところが
ある晩、ふと気が付いた。
わたしの部屋を静かに覗き込んでいる月の存在に。

「窓から月の光が注いでる!家でできる!月ヨガ!!」


きっと、今までも、わたしが知らないだけで
月はわたしを見ていたのだ。


月を見つけたその日は
仕事が遅い時間に終わって、帰宅して
いつものルーティンワークを始めたのは0時近くだった。

ダンスの基礎トレをしている時には月の存在に気が付かなかったけれど
後半、ストレッチをしようと床に座ったとたん
カーテンの隙間から、月の光がキラリと見えた。


7月の月の輝きは、美しい。
空に浮かんだ大きな金貨のように輝いている。

わたしは金貨の輝きなど、実際に見たことはないのだけれど
なぜか月を見ると
「金貨のようにピカピカだ!」と表現してしまう。
本で読んだ金貨のイメージなのに
脳は目で見たのだと認識しているみたいだ。

窓を開けて
部屋に降り注ぐ月の光を浴びながらストレッチをした。
いつもより、身体が1cm遠くまで、のびやかになるような気がした。


「月はわたしに影響を与えているんだろう」と思うと
とても嬉しかった。

わたしは、自然と一体感があると
とても安らぎ、幸せになる。

今夜も一緒にストレッチできるかしら?
新月に向かって、痩せていくお月様と。


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