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緊張で起こる気が付きにくい変化

猫は柔軟で自由ですね。猫が砂の上に寝て起き上がっても、スポッと猫の形だけが残ります。どこも緊張しないで立ち上がれている。そういえば…2階から飛び降りて骨折した猫って聞いた事がないですね(笑)それだけリラックスしている体。

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一方、緊張している体とはブリキの兵隊さん。ガッチガチゴンゴン。ガッキンガッキン歩く。
鎧を着ているようなもの。動きにくそうなのは誰にでもすぐわかります。が、意外と気が付きにくい行動や能力に関わるポイントがあるんです。

緊張で影響される視界。

緊張は筋肉だけでなく、視界にも影響します。緊張していると、近視がちになったり、動くものを捉えにくくなったり、視界が狭くなったりするのです。時にはチカチカする眩しいなどもあるようです。


クライアントさんとペットボトルでキャッチボールしました。2メートルの距離で取り損ねて一回も受け取れない。ご本人は「目が見えにくいんです。目が悪くて仕事が大変です。失敗ばかりで怒られて…」とおっしゃっていました。確かに見える範囲は至近距離の目の前しか見えていないようでした。飛んできたペットボトルが間近になってはっと気が付いて慌てて手を出してあわあわあわと取り損ねてばかり。近付いて取りやすいところから始め、取り方の質を1つ注文しました。すると、徐々に距離を伸ばしていきました。5メートル離れても取り損ねません。

どういうことでしょう?

「失敗しちゃダメって思ってしまうんです」うまくやろうすればするほど逆効果に。

うまくやろうとすることが緊張をよんで結果は逆効果に。。。結果を求めるとやらなきゃという知性が動き出して、体は固くなります。固くなって取り損ね、失敗すればするほど、あれ?あれ?と面白いように取れなくなっていきます。

「結果を気にせず、ただペットボトルをなるべくソフトに音がしないように受け取ってください。」とお願いすると、徐々に集中が増し、「おっ!今、すごくソフトでした!」と、結果を忘れて楽しんでらっしゃいます。いつのまにか、ガチガチのブリキの兵隊ではなく猫のように柔らかく受け取れていたのです。

自分を楽しませる仕掛けを作る。

結果を求めたくなるのは、めっちゃわかります!私も何度も舞台で痛い思いをして大泣きしてきました。でも、何故か神様はその事そのものを楽しむ純粋さを好むんです。そのことを上手にやって認められようなんて影の目的があると、神様はそっぽを向くのです。目的が他にあるとエネルギーも分散して肝腎要の目の前のやることに集中できなくなってしまうのです。

緊張せずにただやることそのものを楽しむ。集中が外れたら、楽しめる仕掛けを作る。設定をつくる。ゲームにしちゃう。自分を楽しませてあげる。

もしくは、ただ、やることをただ淡々とやる。


それだけで、失敗して怒られたらどうしよう。とか、ダメなやつと思われたくない。とかいうイメージから、注意を「今ここ」に向け、「やっていること」に集中できてきます。

感情や気分は直接コントロールできません。

集中にはちょっとした工夫がコツなんです。


ただ、集中しろって言われても…集中しなきゃ。集中しなきゃ…じゃ、集中しなきゃならないという結果を気にして緊張しちゃいますよね?(笑)
その場合は、直球ではなく、ちょっとした変化球、やることそのものを楽しませる自分へのちょっとした仕掛けがあると楽しめます。

自分で遊べるゲームにする。ルールを自分で決めて難易度上げてクリアを楽しむ。乗り越えてみる。。。

楽しんでいる時、人は緊張していません。緊張していたとしてもその緊張をやることをクリアするエネルギーに変えていけるのです。

ちょっとした自分を楽しませるルールや問題、目標を使ってやることそのものを楽しんでみてください。

緊張は視野をなぜ狭くするのでしょう?

「好きな人を目の前にしたとき、周りが見えなくなってしまった」テストや入試の時には「緊張のあまり、ケアレスを連発してしまった」…なんてこともよく耳にします。

なぜ緊張すると「視野」が狭くなってしまうのでしょうか?


人間の脳には、緊張するとわざと視野を狭くして集中力を高める性質があるようです。
集中することはもちろん良いことなのですが、一点に集中し過ぎると視野が狭くなり、ついつい大事な物事を見落としてしまうことも…。


クライアントの方は、緊張が視野を狭くし仕事のやりにくさを生んでいました。その方の緊張や視野の狭さは仕事の効率をさげ思うように進まず、上司からの小言がストレスになり辞めようとしていたのでした。


その人の能力がないわけではなく、緊張のなせる技。その方は小さな成功体験から徐々に緊張が和らぎ動きやすくなることが実感できました。視界が劇的に広がったことも実感できたのです。

自分を楽しませる腕はやっていく度に上がります。

また、単純に視野が狭くなってるいると感じたら、頭の後ろから見るような感じでみてみる。と一旦現実からスペースを置くことができ、切り替えられてきます。目玉を動かしたり、遠くを見る、視野を広くしようと思うだけでも変わってきます。


緊張であなたの可能性を狭めませんよう。自分の特性を少しづつ知って最大限ご自分を楽しんでください。


https://hinatsusession.amebaownd.com/



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