見出し画像

過去note一覧

入れなくなってそのままになってしまった、以下「過去note一覧」です。
0:noname(2020年10月〜2021年8月)

これは数年来のネット(旧twitter)上の仲間たちとやっていた趣味のnoteで
ドレス仕事関係ないですが、2021年の1/13に亡くなったアトリエのマネージャーが生きていた時間にやっていたものなので、残しておきたく思います。


1:daisy_mari(2021年5月4日〜2021年10月27日)

以前にドレスをおつくりした、けいこさんという花嫁さまとsns上で再会して、白い布でつくって送っていただいた白い花のお写真を
プロフィ画像にして、当時手を付けられなかったドレスの最終仕上げをしたくて、マネージャーの名前で書き始めました。

今思うとこのnoteはぜんぶ、マリさんに向けて書いていました。
あの時けいこさんにしていただいたことはとても大きなことでした。

シルクを一反単位で織り始めることになった時に、マネージャーの名前を付けて、マリシルクと名付けました。
最初はノーネームという名前の、インドの薔薇の花の色の、少しピンクがかったアンティークベージュのシルクを織りました。
次に、日本の桜の花の色を伝えて、タイには無かったような、白に見えるけどよく見るとピンク色がかった、ペールピンクのシルクを織りました。
すべて写真で見ると白に見えると言われます。
日本人の肌を綺麗に見せてくれる白の色をつくりたかったです。

最初の色のシルクはエメラルドグリーン、翡翠の色づくりを試みました。
その時の、小説の「春の雪」をテーマにおつくりしたドレスの花嫁さまが、けいこさんだったのです。日本史の研究者さんでらして、当時、テーマが春の雪だったからです。日露戦争のことを考えたりしながらドレスをつくって
なぜか彼女が秋山真之で(でももちろんヒロインの聡子がイメージでした)、

マリさんが東郷さんだ、と笑ってアトリエで話したりしたのです。マネージャーを海軍司令官のような人だと思っていたからです。(でもとてもエレガントな女性ですマリさんも。仕事の能力の話でした)
豊饒の海をテーマに、菊の花を中央に据えて、四季のブーケをおつくりしたことも思い出されて、大きな問題が生じた場所でのけいこさんとの再会では当時、心が大きく助けられました。ずっと心から感謝しています。


2:daisy_sakino(2022年7月17日〜2023年9月30日) 

2020年春の予定だったお式たちの、コロナでまだ延びてゆかれた中で、
どうしてもマネージャーから届いた最後のドレスに手が付けられないままでいて、最終仕上げをしなくてはと書き出しました。

アーカイブして忘れてたのですが、そういえば最初は、気分転換にとアニメの読解をしてました。(シンエヴァンゲリオンと日本絵画とか)
2022年の春先にやっと手を付けられ、無事5月にお式にお送り出すことが出来て、初めて、自分の心境が真逆に変わり、マリさんのアトリエをいったん閉じようと思いました。
コロナが終わるのを待ち続けながら、仕事は職人さんの自宅に送るようになって、もう誰も出社しなくなってから一年以上が経っていました。
2022年の7月でした。

十年前の秋の後輩のお式でのことを、9月の末に書いたのを最後に
このnoteにも入れなくなってしまいましたが
その記事を書いたことで、そしてこの秋のお式を先月終えた時に
ふと、ひなぎくとしての役割は終わったのだと前向きに思えました。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?