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腰痛が劇的に改善した話。

腰が痛いという日本人って多分すごい多いと思う。
誰もが一度は経験したことがあるんじゃないかとも思う。
かくいう私も腰痛15年選手である。
腰痛とのおつきあいは専門学生の頃に始まった。毎日重たい荷物を抱えて学校まで通い、授業は立ちっぱなしか座りっぱなしの長時間。授業が終わってからも放課後夜遅くまで学校に残って課題をこなし、家に帰ってからもほぼ徹夜で課題をこなす日々。しかも、床にかがんで作業することも多く、今考えたら腰に絶対負担がかかっていた。
そんな生活を送っていたら、コルセットがなければ生活できないほどの腰痛選手となってしまい、かれこれ15年はたってしまった。

その後も、少し痛みが減ったかな〜?ということはあれど、痛くないという日がないような生活だった。
10年とかそれくらい、痛いと認識しない日はないし、腰への違和感が消える日はない。
こうなってくると、すべての生活が腰痛中心になる。
たとえば、安いけれど夜行バスは腰痛が悪化するからやめようとか、腰が痛いからヒールの靴はおしゃれだけどもはくのを控えようとか。
20代の頃は、腰が痛いからな〜と色々妥協したり諦めたりしたことがたくさんあった。
腰にきいたよ!という話を聞けば、1回1万を超える料金を払って不思議な整体とか鍼治療とか、首の骨をゴキっとやるだけの謎の背術とか、もーーーーーーー数え切れないほどの色々な治療もした。
一応MRIやレントゲンもとった。

まぁ、何一つ、劇的な改善ってなかったけども。

この先ずっと腰痛のことが頭の隅っこにあるような生活なんだろうなって思っていた。
何をしていても、腰に違和感、ちょっと痛いなって思いながら生きている。
10年以上腰痛と仲良くやってりゃ、人間ある程度慣れるもんで、痛くない日がないから、それが当たり前になってしまうのだ。
もう、腰痛じゃなかった頃の自分が思い出せない。
腰痛がない人ってどんな生活しているんだろう。
腰が痛くないって、どういうことなんだろう。

それくらい、腰痛と私は切っても切り離せない間柄になっていた。

そんな私だが、この1年ペインクリニック(いわゆる麻酔科)に出会って、劇的に腰痛が改善した。
もちろん、違和感は0ではない。
でも、痛みがほとんどないので、腰痛時の生活レベルが2だとしたら、100くらい良い。

えっ、腰痛がない人ってこんなに快適な生活送れているの?
仕事行きたくないな、座りっぱなしで腰が痛くなるなって思わないんだね?(社会人になってから、腰痛じゃなかったことがない人生だった)
夜行バス乗ってもつらくないな!?(年齢とともに、加齢によるしんどさはある)

腰に爆弾があるみたいな感覚がないっていうのは本当に素晴らしいことだと感激した。
もちろん、人によってはペインクリニックに行ったからといって劇的な改善が望めない人もいると思う。
実際私は、仙骨への注射をしている段階では、なんとなく痛みが減ったような気がするけど痛いという認識はあるんだよな〜くらいだった。
劇的な改善をしたのは、腰へのブロック注射をしてからだ。
多分ブロック注射だと思う。医学のことはよくわからないけれども、横になって腰を丸めて、腰椎の3番と4番の間に3.5センチから4センチくらい注射針を刺して薬を入れるやつです。
とにかく、それを受けたら劇的な改善があった。
とりあえず、座ってゆっくりご飯を食べていても腰が痛くない。
パソコンで仕事をしていても腰が痛くない。(調子に乗って何時間も座っていたら違和感は発生するから、1時間おきにトイレ休憩とかで歩くようにはしている)

本当に、今までペインクリニックという病院があることを知らなかったけれども、出会えてよかった。
何で知ったのか思い出せないけれど、麻酔科という科があって、そこで受ける注射によって、ここまでQOLが上がるとは思っても見なかった。

もちろん、姿勢だとか、骨盤のズレだとか根本的なところは治ったわけではないので、油断して腰に負担をかける生活を送っていると、地味に腰痛が再発してしまう。
それでも、痛くなっても痛みを取る方法があるとわかっているだけ、人生が楽なのだ。
痛みがどうやっても取れない、取る方法が分からないと悩んで行きている頃に比べたら、本当に気持ちが楽になった。

というわけで、腰痛が劇的に改善した話でした。

※私はこちらの先生にお世話になってます。


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