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不妊治療を始めてからのこと


こんにちは。はんなです。ご不沙汰しております。

久しぶりの投稿は今私が向き合っている不妊治療について発信をしていきたいなと思います。

通院に至るまで

私は高校生の頃から生理不順で、大学生の頃などは生理が来ない月もあり妊娠を疑って検査薬をしたこともあったので「私は自然な妊娠が難しいのかな?」となんとなく感じていました。

(旦那さんにはお付き合いをしている段階から「私はもしかしたら妊娠出産がスムーズにいかないかもしれない」とお話ししており「もしも授かれなかったらペットを飼おうね」と言ってくれていたので、その点は安心して結婚に踏み切れました。非常に感謝しています。)

もしかしたら・・という心あたりが自分の中であったので
「自己流の妊活は3ヶ月まで、以降はクリニックに行く」と決めて23年の1月から妊活をスタート。
(開始時の年齢→妻:28歳 夫:31歳)

残念ながら喜ばしい結果には結びつかず、高校生の頃から婦人科系の検査などで何回か訪れていた婦人科の不妊外来の門を叩きました。

通院が開始してから

通院〜タイミング法期間について

通院して初めは風疹の抗体検査を行いました。
もし抗体がなく妊娠期間に風疹にかかると先天性風しん症候群の子どもが生まれてくる可能性が高くなるとのことでした。
※詳細はこちら(厚生労働省HP)

結果は「私:抗体がなし 夫:抗体あり」だったため、
すぐに自治体経由でワクチンをうちました。
ワクチン後は2ヶ月の避妊期間が必要になるため、5月から本格的な治療の開始です。

まず生理期間中の採血検査を行い、そこで私は「多嚢胞性卵巣症候群(通称:PCOS)」と診断されました。
確かに「月経不順、無月経」などの症状が昔から気になっていた自分の症状ではあったので腑に落ちたのを覚えています。
そして自分の症状にきちんと疾患名がつき、原因がわかったことに少し安心しました。

その後通水検査という「卵管が詰まっていないか」という検査をしました。
※これが激痛でもう二度としたくない。。個人差はあるようです!

通水検査はパスできたのでタイミング法の指導が開始。
私はなかなか卵子がうまく育たず排卵しにくいとのことでクロミッドという排卵誘発剤を使用した治療がスタートしました。
※タイミング法:医師の指導のもと、最も妊娠しやすい日に夫婦生活をとること

しかし、3ヶ月たっても妊娠に至らず。。。
自己流も含めればこの時点で半年間妊娠には至らなかったことになります。

タイミング法〜人工授精期間について(転院あり)

なかなかタイミングでは結果に結びつかず、ステップアップを検討しました。
行っていたクリニックは不妊専門のクリニックではなかったので人工授精までしかできないことに気がつき、「もしかしたらいずれ転院するかもしれないからここでもう不妊専門のクリニックに行こう!」と決めて、転院をしました。
(転院先の見つけ方を悩む方も多いと思うのですが私は正社員/フルタイムという就業形式だったので評判の良いクリニックなどから選ぶのではなく、通院のしやすさを優先し最寄駅にある複数のクリニックの中で評判を見て選びました。本当は実績の良いクリニックに行きたい気持ちです。。。涙)

転院先には前のクリニックの検査結果や風疹の抗体検査・ワクチン接種履歴、今までの自己流〜タイミングの流れについてお話をしました。

その上で、人工受精〜スタート。
前のクリニックでも使用したクロミッドと、排卵誘発のhcg注射を使用し、人工受精を行いました。
しかし2回やっても結果には結びつかず。

人工授精では授かれないかもという謎の直感とできるだけ早く子どもを授かりたいという気持ちで体外受精へのステップアップを決めました。

人工授精〜体外受精期間について

体外受精にステップアップしたことで卵子の育て方も変わりました。
タイミング〜人工授精までは1つの卵子を大切に育てる方法でしたが、体外受精ではできるだけ多く卵子を採卵できるように多くの卵を育てる必要があります。
そのためゴナールエフという自己注射を用いて卵子を育てることになりました。
毎日自分で自分のお腹に注射をする。
想像するとゾッとする方も多いかもしれないのですが、
かなーーーり細い針なためへっちゃらでした!

採卵まで注射を繰り返し、採卵は静脈麻酔で行いました。
「卵巣に針を刺して卵子を取り出すってどういうこと?痛いの?!」と思っていましたが麻酔で気がついたらベッドにいました。
※今回私は6つの卵子を採卵しました。

採卵後、培養士さんが受精卵を凍結胚まで育ててくれるので、
ここはもう神頼み。(培養士さま〜〜〜)

結果的に4つ凍結胚ができ、私は「ホルモン補充周期」での移植になりました。
※移植:培養の結果できた受精卵を子宮に戻すこと

受精卵が着床してくれる子宮内膜を着床しやすい状態に整えてくれるエストラーナテープをお腹にはり、子宮内膜の厚さが移植の条件をクリアしたらいざ移植です。(私のクリニックでは8mmにならないと移植できません)

受精卵にはグレードがつき、グレードの一番良い卵から順に戻すことになりました。
移植は少し痛かったですが、お腹に受精卵がいてくれる喜びがありました。
しかし、1回目の移植では妊娠に至らず。

精神的、肉体的、金銭的にも人工授精の比ではない治療だったので非常に落ち込みました。
妊娠確率も今までの治療より上がるのでそれも辛かった。
このタイミングで仕事の繁忙期も重なり気持ちが完全にダウン。
1ヶ月間休職することにしました。
(不妊治療は病気ではないので傷病手当金もでず、無給です。)

今の気持ち

子どもが欲しい。夫をお父さんにしてあげたい。
すぐに授かれた友人が羨ましい、素直に喜べない。そんな自分が嫌い。
いつ報われるのか。報われる未来は来ないかもしれない。
街の中にいるご家族連れを見て思う、「自分がどんなに望んでも手に入れることができない未来なのかもしれない」

そんな気持ちがいっぱいです。
信じたいけど、良い方向に考えたらダメな時に落差でしんどいかもしれない。

実は2日後の13日に二度目の移植を控えています。
できるだけポジティブにいたいですが、不安も大きいです。

でもきっときっと見てくださっている方の中にも同じような気持ちの方がいらっしゃるかもしれない。1人じゃないんだと言い聞かせています。

不妊治療を頑張っている皆さんにうれしい結果が来ますように。
人一倍頑張っているあなたが笑って生きていけますように。

はんな

#不妊治療

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