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11月の一言日記

11月が終わった。実は好きな月だったりする。何も特徴がなさそうで、終わりかけている。そんな所が好きなのかもしれない。幸薄系ヒロインのようで。

11月は後半から一言日記をつけていたのでそれを投下しておく。これはただの記録です。

11月8日
今日は録画したアニメをみた。やはりプリマジは面白い。青い春を数えての側転と三夏を読んだ。姉との会話の中で夏の風の感じ方が変わる描写が好きだった。話の中で出てきた大の字に寝て涼しさよ寂しさよという小林一茶の詩をひとつ覚えた。
あとクレナズムのライブに行こうか迷ってる。ライブハウスデビュー、自分に出来るだろうか…。

11月9日
今日は昼過ぎから友人に美味いハンバーガーを食べに行こうと誘われたので行ってきた。ハンバーガー店は休業日だったのでハワイアンな喫茶店に行くことになりそこでパンケーキを食べた。柔らかくて甘くて美味しかった。帰りは霧が凄くてテンションがあがった。それとコウの雑談配信が面白かった。丁度俳句とオタクの関係性は近いなと昨日思っていたところだったからその話を出してきた時に親近感を抱いた。なんだか嬉しかった。

11月10日
今日は何処にも出掛けなかった。青い春を数えての作戦と四角を読んだ。刹那的な少女達の出会いと別れを描いていてかなり刺さった。彼女たちのその後を空想してしまうくらいに。樋口のLPシナリオをやったらシナリオが良すぎて驚いた。あとよふかしのうたのアニメ化が決まって嬉しかった。放送が楽しみ。

11月11日
今日は本屋で気になる本を探し回ってた。いくつか手に取りたくなったが結局買うのはやめて買う予定だった漫画だけ買った。
時速36kmというバンドの素晴らしい日々という曲にハマった。特に詩が良くて何度も詩の余白を思い描いてしまう。

11月12日
今日はサマーゴーストを観に行ってきた。上映時間が40分程のショートフィルムだったけど楽しみにしてただけあって面白かった。乙一さんの脚本だから死への考え方が自分と近くて劇場が心地よい空間だった。パンフレットも買ってしまった。

11月13日
今日は1日怠惰に過ごした。でもそれはいつもの事かもしれない。夕方に本屋で伊坂幸太郎の砂漠と既に持っている君の話の文庫版を買った。文庫版の方が読みやすいから好き。
青い春を数えての中の漠然と五体を読んだ。少女たちの一日だけの逃避行を描いていてかなり好きな短編作品となった。スマホを海に投げるシーンが特に好きだった。

11月14日
今日も1日怠惰に過ごした。昼から昨日買った砂漠を読み始めた。初めての伊坂幸太郎作品だけど読みやすくて助かる。読み終わるのはもう少し先になりそう。それと今日はBUMPの無料配信があった。久々に聴くBUMPのライブは配信でも胸を打つものがあった。1度でいいから生で聴いてみたい。

11月15日
今日も怠惰に…。引き続き砂漠を読み進めている。面白い。自分は主人公のようにひねくれた人間なので今のところ共感しやすい。
それと溺れるナイフという映画を見た。正直いうと原作を知らずにみたのでストーリーにモヤモヤが強く残ったが劇伴と演出は良かった。

11月16日
今日も怠惰に…。砂漠を読み進めた。それと買い物に出掛けた。でもいざ買おうと思ってた物を目の前にすると購入意欲が落ちてしまい結局買わずにただの散歩となった。

11月17日
今日は友達と遊んだ。正直疲れた。それと同じくらい笑ったけど疲れた。最近声を褒められる事が多くて嬉しい。そんなに褒められたものではないと思うがお世辞でも嬉しいものだなと思った。カラオケは好きな歌が歌えないとキツい。

11月18日
今日も怠惰。昨日の疲れが残ってたからどこにも行かなかった。砂漠の春を読み終えた。起承転結の起としてこれから何が起こるんだろうとワクワクしている。

11月19日
今日は漫画の新刊と砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけないを買った。それとロングソックスもひとつ買った。新しい靴が欲しいので探している。

11月20日
怠惰。砂漠を読み進めた。買った漫画の新刊が軒並み面白かった。

11月21日
今日は早朝からコミティアに行った。つくみず先生のらくがき本が買えてよかった。初めてご本人を見たが普通の人間でほっとした。帰りに近くを散歩したら気持ちよかった。

11月22日
怠惰。砂漠の夏まで読んだ。

11月23日
怠惰。砂漠の中で「賢い人ほど物事を要約したがる」という言葉が出てきてなるほど、と思わされた。これは作品を見たり読んだりした時の自分にとっても気をつけるべき事だと思った。

11月24日
ジャルジャルのコントシネマ「サンチョー」を観に行った。ジャルジャルが大好きなので毎秒好きなネタが詰め込まれてて終始声を殺しながら笑っていた。客席には控えめな黄色い笑い声が咲いていて居心地が良かった。久しぶりに赤の他人と笑いを共有出来たのは嬉しかった。サンチョーではジャルジャルの中での"あの頃"が凝縮されていてきっと彼らも変化しながらも刹那的で普遍的であり軌跡だった"あの頃"を追い求め続けているんだなと勝手に思った。

11月25日
砂漠の秋まで読み終えた。なんでもないようでちょっとした奇跡に支えられた彼らの日常が眩しくて失明しそうになる。現実は直視しすぎると失明しそうになるが、本を読んでいてそんな思いになるのは珍しい。

11月26日
友人と近くをドライブした。特別何かがあった訳でもないが話しているだけで楽しかった。セレプロと大正オトメがある今期の金曜は好きだ。

11月27日
砂漠を読み終えた。夜に沈む前の太陽のような光を放つ大学生の4年間の一部を覗き見て目を細めた。直視し続ければ失明しそうだ。
砂漠は、この文章好きだなと思える所がが多い小説であり、北村の語り文は読んでいて心地よかった。
最後に莞爾が「お前らみたいなやつと仲間になりたかったんだよな」と言いながら群れの中に戻っていく場面が1番響いた。青春コンプを背負う人間としてとても愛おしいキャラだった。

11月28日
今日は高校の頃の友人と遊んだ。常に自然体で笑っていられる事に改めて感謝したい。それと嬉しいことがあった。ネット小説でずっと好きな作品があり、完結してから1年半ほど更新がなかった作品の続編がスタートした。毎日もしかしたら今日は新しいのが上がっているんじゃないか、とチェックし続けていたので本当に嬉しい。

11月29日
一ノ瀬ユウナは浮いているを買ったので読み始めた。乙一さんの文章は好きだ。
それと今週のジャンプも面白かった。来週のヒロアカが早く読みたい。
誕プレに財布を貰った。感謝。

11月30日
誕生日だった。昔からだが誕生日に特別何か高揚することもないので普通の一日だった。そんな私にも形として祝ってくれる家族はいるのでそこは感謝している。
一ノ瀬ユウナが浮いているを読み終えた。
相手に好意を伝える場面が勿体ぶらずにポロッと溢れ出たもので素敵だと思った。それは会えなかった10年間があったからこその伝え方でもあり、別れの場面も同様の清々しさがあった。最後にユウナが空に昇っていき別れる場面はまるで川端康成の「雪国」と対比的に思えるくらい綺麗に纏まっていて好きだった。

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