週刊少年ジャンプ 様

数年ぶりの単行本を買った。11冊。


僕はジャンプを読むためにコインランドリーに行く。
なんと家の近くには3件もある
・徒歩1分 最新 ジャンプ無し
・徒歩5分 最古(とはいっても親しみがある程度)
      ジャンプあり(抜けあり)
      謎のいい匂い
・徒歩8分 まぁまぁ新 ジャンプ完備

本当に面倒な時は近場にしたり、混んでいる時は変えるのだけど、
基本的には徒歩8分のコインランドリーを選ぶ。

ちなみにベランダもあり、外に干すこともできる。
飛ばされる心配があるというのもあるが、主にジャンプが読みたいのだ。


ジャンプ歴は中学からか。大学卒業までそれは毎週買っていたのだが、やはり懐事情だとか、ゴミ出しの手間だとかでいつの間にか狡い手を使うようになっていた。

それでもほぼ欠かさずに読んでいて、漫画を読むと言ったらジャンプを読むということだった。

ジャンプも全部読むわけではない。気になる何作品かで、新連載はジャンプ離れを鑑みて基本的には手を出していない。(この考えは大学卒業から今に至る)

なんだか勿体無く思い作品名は挙げないのだけど、
今日読んだ回がひどく感動する回であったのだ。
とはいっても別にクライマックスとかでもなく、むしろちょっとこれから走り出す助走のような回だったのだけど、今の僕には流して読めなかった。

この作品を読む前に、個人的に感傷に浸るようなイベントがあったため特に響いたのかもしれない。

とっくの昔に乾ききっていた衣類をすぐさままとめ、すぐさま家まで走り、すぐさま家を出て、すぐさまブックオフへと自転車を走らせた。

舐めていた。10巻しかなかった。
どんなに探してもなく諦めかけたが、この衝動を逃したら何かを失うと思って、TSUTAYAでお金を失う代わりに単行本を大人買いしてしまった。

滅多に単行本は買わない。ましてや、ジャンプで1度読んでいるのに買うなんてことはまず無い。

しかし、道に立ち止まった時にこの漫画は教えてくれると思った。

暗くなりかけの夕方、電気もつけず読んでいた。


昔読んでいたけど、すっかり忘れていたり、あの時響かなかった言葉や絵がバカみたいに心臓鷲掴みにしてきたり。

本当に買ってよかったと思った。


「漫画なんて読んで。漫画を読むなら本を読め。」

確かに読み過ぎはよくないのかもしれない。
でも漫画から人生の歩き方を教えてもらうことも多いよ、とどこかのうっさい大人からグチグチ言われている誰かに伝えたい。


とりあえず僕のジャンプ離れはまだまだ先になりそうだ。
(むしろ離れる必要ある?)


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