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年下の人

Sさんから連絡は無い。なんとなく私もメッセージをしていない。そんなことを女友達に話したら「だってアッコがSさんを振ったんじゃん。彼は自信無くしてるから、むこうから連絡するってなかなか厳しいんじゃないの?」え?私が振ったの?振られたと思ってるんだけど。

「前から言ってるじゃん。彼はアッコのことが好きだったのよ。なのにアッコがアッコの理想を彼に対して当てはめようとして、うまくいかなかった。そこで勝手に自爆しちゃったけど、彼にしてみたらアッコを悲しませたダメな僕って自信失ってるよ」

そうか、そうだったのかもしれない。たしかに彼は本当に私を大切にしてくれてた。私が幼すぎたんだよね。私の物差しでだけ彼を見ていた。彼は彼なりに私にたくさんの愛情を注いでくれたことが今ならばわかる。申し訳ない気持ちでいっぱい。

そして今はコロナ終息まで会えない。きっと再会のタイミングじゃないんだね。そんな時にふと現れてきた第3の男。先週飲み屋で友人にばったり会った時紹介された人は、珍しく年下の人。私が年下に興味を持ったのは生まれて初めて。彼から一緒に飲まないかとお誘いメッセージがきて、トントン拍子に来週会うことになった。どんな人なのか、ほとんど知らない。でもかなり惹かれてる。そして楽しみ。

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