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徒然なるままに

Sさんからはお昼くらいと、夕方にメッセージが入ってた。私はバタバタしていたので返信は先程送った。そう、彼の時間軸は私とは違うのだから、そんなことで一喜一憂してはいけない。

そしてMさんは今日から1泊で奥様と旅行に行っているようだ。メッセージを送ったら山形に行ってるとのこと。いよいよ東京もGOTOキャンペーンが始まるから、ひとりで2泊くらいしたいなぁと思ってる。仕事帰りに書店で京都のガイドブックを買ってきたが、本当は紅葉の季節に行きたいなぁ。

山形、紅葉というと、私は宮本輝の「錦繍」を思い出す。ドッコ沼へ行くゴンドラの中で、別れた元夫婦が10年ぶりに再会し、手紙を交わしながらかつての自分たちの気持ちを再確認し、そしてようやく2人はちゃんと別れてそれぞれの人生を歩んでいくという話。初めて読んだのは学生時代だったと思うが、今から15年くらい前に再読したら、再会の舞台となった蔵王に行きたくて仕方なくなった。スキーに行き、樹氷は見たことがあったけれど、紅葉の景色はさぞ見事なものだろう。今年こそと思いながら、なかなか行く機会のない蔵王。

好きな男と1泊でいいから旅に出たい。もう何年も前からずっと思っていた。でも実現されることはなく、今年もあと3ヶ月半で終わろうとしている。

この時間にSさんからもう1通メッセージが入った。彼もまた、明日からの新しいチャレンジを前に少し緊張してるのだろう。つい先日、私も大きな仕事を終えたが、何年経っても始まる前は緊張する。頑張って欲しい。

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