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絵の花の役割

「絵画生花店」を通して、
“絵の”花が何をできるのか考えてみました。

人は自分の気持ちを花に乗せてだれかに伝えます。
特別な記念日はもちろんですが、
日常でも花を贈ることでお互いに幸せな気持ちになりますよね。
自分のために生けた花も未来の自分に贈ったものなんだと思います。
癒しや華やかな花の力は他に変わるものがありません。

では絵の花はというと、あくまで絵なので香りもなければ
細部の精密な作りは再現できません。

ただ一つだけ強みがあるとすれば
花よりずっと長く残せること。
そして写真があれば、絵で蘇させられる。
もちろん同じものにはなりませんが、
あの日の思い出をもう一度味わうことができる空間になります。

マティスの切り絵

「Surviving Picasso」という映画の中で
ピカソはマティスのアトリエで
魚や鳥、植物などのいろいろな切り絵を壁に貼っているのを見ました。
「私は足が悪くなってしまったのでこうして
部屋を庭にしているんだ」とマティス。
(※うろ覚えですのでセリフが正確でないかもしれません)
部屋は華やかで楽しい空間になっていました。
マティスの切り絵は今でも魅力的ですよね。

大切な人との思い出の花を飾る

今日のこの花や、あの日のあの花を絵の花で残して飾る。
そしてあなたやあなたの大切な人の心を満たしてほしい。
それが絵の花の役割です。


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