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◆CHESS THE MUSICAL◇観劇

日曜日に千秋楽を迎えたCHESS THE MUSICAL、私も土曜日に見に行きました!見に行ったきっかけはフォロワーさんが見に行かれていて、どんなのだろうと気になって公式の舞台映像見たのですが、

佐藤隆紀さんがカッコイイ!

私は割とミーハーなので格好いい人がいれば見に行きます。イケメンがいないミュージカルはあまり見に行きません。佐藤さんを生で見たのは2018年のマリーアントワネットを観に行った時ですが、本当に歌が上手な方ですよね!佐藤さんの声大好きです!でも、ルイ16世ってカッコイイって感じじゃないうえにソロはちょっとしかなかったんですよね。ですので、舞台映像見た感じかなり歌ってそうと思ったのも惹かれました。そんなに佐藤さん聞きたいなら2019年のレミゼ見に行けばよかったじゃん?と思われるかもしれませんが、あの時はエリザベートに全力出すためにお金がありませんでした!!!!(エリザベートは6回見に行きました)お金があったらレミゼだって行きたかった!タイミング合わなくて未だにレミゼ一回も行けてないので次あったら一回行きたいです…

そんなわけですが、海外のキャストの方など私は詳しくないので色々調べたのですが、海外ミュージカルなどにも詳しい皆様は

サマンサ・バークスを見ろ!ここで見ないと損するぞ!こんな機会ないぞ!

っておっしゃってる方が結構いらっしゃったんですね。とても実力がある方で、ミュージカルのキャストとして来てくれるなんて(しかも忙しい方らしい)奇跡とかコンサートじゃなくてミュージカルというのがまたポイントが高いってことで、猛プッシュする方が多かったためこの時点でかなり行く気になってました。ラミン・カリムルーさんも有名な方で声良いですよね!ラミンさんは日本に来たことがあるようで、レア度としてはサマンサさんの方が上みたいです。

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前置きはこのくらいで、2/8の土曜日のマチネ 席は前から9列の上手側で観劇。見終わった後、下手の方が良さそうだなと思いましたが、上手は上手で悪くはなかったです。観に行った方の感想を見ると脚本の事はあまり考えない方が良さそう、と思いつつ、英語のミュージカルなので一応詳細なストーリーは把握したうえで行きました。

めっちゃ良かった!!!曲も歌も!!!!!

脚本というかストーリーは確かに微妙ですけど、思ってたよりは恋愛要素がありましたし、キャストみんな歌が上手い人しかいないのが良かったです。脚本の感想だけ言うとものすごく微妙なんですけど、そんなものはどうでもいい。

歌がいい。曲がいい。

流石ABBAのベニー・アンダーソンとビョルン・ウルヴァースが作曲しただけありますね!見に行ってよかったーーー!前の方の席だったので字幕もオペラグラス無くて見えちゃうのも良かった!

PROLOGUE/THE STORY OF CHESSで出だしはチェスの歴史とかをアービター役の佐藤さんが教えてくれるわけですが、カッコいい曲です!これ聞けただけでも価値があるなってくらい良かったです。バックのアンサンブルの方たちの振り付けもかっこいいですね。階段での独特な手の振り付けも好き。公式の舞台映像でも見れるシーンです。ここ好きだから何度も繰り返して舞台映像見た結果、この曲THE STORY OF CHESSが頭の中でずっと流れてます。

次の記者会見PRESS CONFERENCEは記者に扮するアンサンブルの方たちがフレディ(ルーク・ウォルシュ)に次々に質問を投げかけるんですが、記者たちは歌って聞くんですが、フレディは歌うのではなく普通にやや早口で答える感じの曲でこの曲は結構好きです。やり取りもカッコイイ!フレディはこの後記者殴っちゃってます。だんだんチェスとは関係ない質問になって怒っちゃったんですね。

ANATOLY & MOLOKOVと言う曲ではモロコフ(増原英也)がアナトリー(ラミン・カリムルー)にフレディの恋人のフローレンスを利用することを強要するような内容でしたかね?増原さん声良いなー上手いなーと思いつつ聞いてました。本当に今回のキャストは歌が上手い人しかいないです。私はこの後のWHERE I WANT TO BEと言う曲がかなり好きです!三拍子の曲で特に

Now I’m →ここからのこれ!!!!!!where I want to be and who I want to be and doing what I always said I would and yet I feel I haven’t won at all

ここめっちゃ格好良くないですか?ゆっくり歌ってたのにここから急に曲調と速さが変わって更にアンサンブルと合わさった時のあの破壊力最高。アナトリーの複雑な心情も切々と伝わってくる…この歌かなり衝撃を受けました。ラミンさんは凄いですね、本当に…プログラムでアンサンブルの中井智彦さんがこの曲を好きだとあげていてとても気が合いそうだなと思いまいした。この曲だけエンドレスリピートしたい。すごくどうでもいい情報ですが私はABBAの曲の中ではMoney, Money, Moneyが一番好きです。ちょっと暗めで速い曲が好きなところあるのでこの曲好きなのかも。

DIFFICULT AND DANGEROUS TIMESと言う曲はなんかアメリカとソ連の方々が歌う曲ですけど、なんとかかんとかdifficult times!のとこだけ一緒に歌いたくなりましたwなんだか頭に残るフレーズですよねそこのところが。歌いやすそう!

ARBITERと言う曲はなんですかねこれ…こぶし振りたくなるようなノリがいい曲で好きです。作業用BGMに良さそうな。

QUARTETは最初のTHE STORY OF CHESSとメロディは同じですがこっちの方が好きかも。フローレンス、アナトリー、アービター、モロコフが歌うんですけど、ひとりでも下手な人がいたら駄目なやつ。かなり難しそうなので上手くないとそもそも歌えなさそうな曲。二人同時に歌ったりしてるので何言ってるのかちょっとわかりづらかったですけど。ハーモニーがかっこいいというか、掛け合いみたいなのもかっこいいというかすべてがかっこいい。説明が難しい…

1956・BUDAPEST IS RISINGというハンガリー動乱の曲は…1956年なんだなと覚えてしまいましたね。特にこれと言って語ることがない。

NOBODY’S SIDEはフローレンス(サマンサ・バークス)が歌う歌で、サマンサさん凄いとしか言えない。本当に凄かった!フローレンスのこの曲が一番サマンサさんが歌った中では好き。サビ部分最高でしたね…皆さんがサマンサさんを観に行けと言った理由がここで本当に分かりました。生で聞くと迫力が凄すぎる。そして綺麗。スタイルいいですよね。

MOUNTAIN DUETはサマンサさんとラミンさんのデュエット素敵でした。なんでここでフローレンスとアナトリーの二人が恋に落ちたのかはイマイチわからないままなんですけど。急に仲良く恋人になっちゃう二人。

よくわかんないけど歌と曲が良ければそれでいい。

ほんとこれ。曲と歌を楽しめればそれでいい。ゆったりしてる曲なので、テンポが速い曲が好きな私としてはすごく好きな曲と言うわけではないですけど、うまい人が歌うとやっぱりいい曲だと思ってしまいます。

FLORENCE QUITSではフローレンスとフレディが喧嘩別れしちゃうやつですね。曲調は結構好きです。

PITY THE CHILDはフレディ(ルーク・ウォルシュ)が悲惨な子供時代を思い出して歌うんですが、これがルークさんの歌う曲の中では私は一番好きです!迫力もあったし悲痛な幼少時代の思いとか伝わってきて良かったです。よくあんな高いところ出るなあと思いながら聞いてました。

EMBASSY LAMENTは大使館で亡命手続きするところの曲でアンサンブルがいいですね。コミカルで早口のところもあるので歌うの大変そうだなとは思いましたけど、曲良いですよねこれも。

HEAVEN HELP MY HEARTはフローレンスが歌う曲で新しい恋に対して希望もあるけど不安もあるみたいな歌ですよね。そりゃ妻子持ちの男と一緒にロンドンに行くわけだからどちらかといえば不安の方が大きいのではと思う…フローレンスがアナトリーに妻子がいるって知ったのはどの段階なんですかね?

ANATOLY AND THE PRESSはマスコミにアナトリーが責められるところというか、国を裏切るのかと詰め寄られるというかそんな感じ?

ANTHEMはみんなが大好きって言うのわかるなというくらい、いい曲。一番人気かな?プログラムのキャストコメントでもこの曲が好きだとあげてるひとが多かった印象。オペラっぽいというかラミンさんの凄さが凝縮されていて圧を感じましたね!あまりに良かったし、凄すぎて、もうこのままここでこのミュージカル終わるほうが良いのでは?って思ったところで一幕終了。この一曲だけでこのミュージカルの元が取れてしまうくらいで、おつりがくるレベルなので実質タダだなと思いました。生で聞くのがいいですねこの曲は!!そして前の方の席だからこそ伝わる迫力というのもありました。曲調的にはWHERE I WANT TO BEの方が私はすきなんですけど、ラミンさんが歌うANTHEMはもはや別次元ですよね。

1曲だけみんなに聞かせるとしたら絶対この曲選びます。

本当にこのミュージカルで聞くべき曲と言ったらこの曲しかないでしょ!今回のLIVE音源のCDください…!!!(切実)

そんなわけで、一幕のストーリーはチェス王者決定戦?でソ連代表とアメリカ代表が試合するんだけど勝つのはソ連でアメリカの対戦者の恋人を奪って、試合にも勝って、ソ連男は妻子も国にいるのに捨てて女と一緒に亡命して海外へGO。って感じのストーリーですね。アメリカ男がかわいそうに思えるけどこいつはこいつで問題あって、負けたのは恋人の所為だとか言ってたと思うし微妙。自業自得かな。本当にいい曲ばかりのミュージカルでした!ちょっと疲れたので二幕の感想についてはそのうち書くかもしれないですけど...ここで終わってよかった気がする結末でした。

語彙力ないのでかっこいいとか、すごいとしか言えてませんが、ここまで読んでくださった方ありがとうございます。

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