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【なぜ、動物も人がこわい?】自然との共存に役立つアプローチ3選!

昨今、クマの被害がよく取り上げられていますが、アウトドア、レジャーを楽しみたい方も多いでしょう。
そこで今回は、聴覚、嗅覚、視覚にアプローチした害獣対策をご紹介!
あなたのアウトドアライフに少しでも役立てば幸いです。

聴覚に対しての害獣対策

山の中を散策していて、知らず知らずに動物の方から人を避けてくれていることがあるようです。

☛2023年に行われた、南アフリカの実験

南アフリカの動物たちに、さまざまな音声を聞かせ、どのような反応を示すか実験が行われました。
音声には、銃声やライオンの唸り声、人の話し声が用いられました。
◎結果
ライオンの声より、人の話し声の方が逃げ出す確率が2倍高く、逃げ出す速さは40%速くなった。という驚きの結果!
◎原因予測
人は、銃などで多くの動物を殺してきたからでは?
という予測がされています。
動物たちにとって、人はスーパー捕食者という認識が強いようです。


◎筆者オススメ害獣対策

地元猟師さん曰く、「クマ鈴」より「音声」がいいとのこと。
稀ですが、登山者を襲ったクマが「クマ鈴」をエサの合図だと勘違いする可能性があるそうです。
しかし、ラジオ音声を流していた登山者の方が襲われたら、「音声」も同じ認識になるのでは?と正直思いました。
少し調べましたが、なるべく一定でない音声の方が有効のよう。
とはいえ、クラクションに微動だにしない個体もいますから、何とも言えない問題ですね。
筆者としては、精神的にもお守りになるのでランタンスピーカーや爆竹を推しています!


嗅覚に対しての害獣対策

クマ除けスプレーの成分をご存知でしょうか?

☛カプサイシン

これは、唐辛子の辛味成分です。
これを、吸い込んだクマは、全身が焼けるような感覚になるそう。
クマを倒すのではなく、山へ帰すのにとても有効ですね!
クマ除けスプレーは有名ですが、「他にも嗅覚に対して有効なものはないの?」と思いました。

☛木酢液

この液は、木材を焼いて抽出した液体で、酢酸やアルコールなどを含有。
◎虫除けや殺菌の効果

薄めて葉っぱや株の根元に注ぐことで効果を発揮し、害虫や野良猫を寄せ付けない香りも期待できます
害獣対策として、穴をあけたペットボトルにいれて設置。
布に、液を染み込ませて干す
などがあります。


視覚に対しての害獣対策

音声で動物の方から、人を避けてくれていると前述しましたが、他にも動物に「まずいなぁ」と思わせるものがあります。

◎眼状紋

虫の擬態や魚の尾ひれで見られる、目玉模様の形
とある実験では、牛のお尻に目の形をペイントすると、ライオンに襲われなくなったという結果が!驚きですね~

身近なもので思いつくのはカメラですが、目を模したデザインと匂いや音を組み合わせた商品があればよいかもしれませんね。


まとめ

いかがだったでしょうか?今回は聴覚、嗅覚、視覚に対する害獣対策をご紹介しました。

  1. 人の話し声、音声、爆竹

  2. クマ除けスプレー(カプサイシン)、木酢液

  3. 眼状紋(カメラ)

これらの知識を活用すれば、動物の駆除を避け、生態系の維持、自然との共存に役立つ可能性があります。
皆様もアウトドアを楽しむ際の参考になれば幸いです。
本日もご愛読ありがとうございました!


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