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鬱脱却奮闘記 #1

実は私、2年前まで鬱病でした。

鬱病は長引くのでいつ治ったとか正直に言うとわからないのですが、私はもう治っていると思っています!

鬱病と言っても、私の場合は「躁鬱」両方ある方で、
あるときには仕事帰りにテンションがハイになって電車に飛び込もうとしたり、
バイト終わりに自転車で走っていた時に車が来ているのに横断しようとしたり(大丈夫です、直前で止まっています!)

とにかく、ストレスが溜まると何故かしら解放感からか自殺衝動に駆られる事が多かったです。

今なら笑い話にできますが、当時は本当に深刻でした。

もともと親子仲が悪く(詳しくは「断捨離を始めたら毒親も断捨離できた話」参照)
とにかく自傷行為がやめられなかったのです。

別に親に気づいてほしいとか助けてほしいとか、そういうことはなかったと思うのですが、「自分は傷ついている」と目に見える形にしたかったんだと思います。

高校生まで実家暮らしでしたが、家にいることが本当に苦痛でした。
私は実家から離れるために毎日とにかく勉強しました。
そして、無事東京にある私立大に特待生として合格し、一人暮らしをすることができました。

それでも、年末や長期休暇は実家に帰らねばならず、その時期は本当に心が重かったです。
それに加えて、就活時期に高校の時の親友が自殺をしたと知り、もう生きていくことに希望が持てなくなっていました。

私の鬱期はまだ続きます。

社会人になり就職した先は、東証一部上場の大手企業。
同期は90人を超える大企業で、半年に渡る新人研修。
昭和の古い慣習により、毎朝経営理念や経営十か条を大声で人前で読まされる毎日。

大学生気分が抜けきらない同期にいら立ちを覚えていたのもあり、あまり会社になじめず、食事もまともに取れないので栄養剤を水で流し込んで出勤する毎日でした。

朝は6:50に出社。先輩社員が来る1時間前から掃除をし、常に気を張って20時に帰宅。
だんだん食事の味もしなくなって、何も喉を通らなくなりました。
せめてもの栄養剤を流し込むのですが、気持ち悪くてそれを吐き戻し出勤。
半年くらい続けていた時に「このままでは本当に死んでしまう」と思い、ついに会社を辞めることにしました。

そして、数年前まで希死念慮に悩まされていた私は、とある事件がきっかけで最後の自殺未遂をします。
もうだいぶ時間が経って、わたしの中で踏ん切りがついたのでお話するのですが、
身内がとある事件で逮捕されたのです。

そんなに大きな事件にはならなかったので、幸いにも私はそこまで被害を受けたりはしなかったのですが、ネットには記事があがっていたらしく、私はその話を聞いたときに生きた心地がしませんでした。

私が犯罪をしたわけではないのに、世間の目が突然ものすごく怖くなりました。
しかも、その事件があったのが私が入籍した翌月だったのです。

夫がもしそれで離婚を切り出したらどうしよう。
職場でもしその事件の話になり、私が近親者だと知られたらどうしよう。
とにかく怖くて、他人と目を合わせるのが怖くて、そんな生活が私は耐えられませんでした。

そして、夫が出かけている間に自殺未遂をしたんです。

私は貴重な20代の時間を、今思えばほとんど鬱病に悩まされていました。
子ども時代からこれまでの四半世紀は、もうなかったのだと割り切るしかありませんでした。
それでもやはり時間が経つと、私もどうにか状況を変えようと奮闘する気力がわいてきました。

もちろん、酷い鬱期の間は、なんのやる気も起きませんでした。
ですが今、鬱病が治ったと思えるまでに回復できました。

これから、そんな私の鬱脱却奮闘記を書いていけたらと思います。
もし今、酷い鬱病に悩まされている方が読んで、何かしらヒントを与えられたり、カタルシスにでもしてもらえたら嬉しいです。

今日は長くなってしまったので、また次回書いていきたいと思います。

次回も、よろしくお願いいたします。

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