逆らえない人に反抗しても良い。

おはようございます、こんにちは、こんばんは。
前回強烈な人=母親と紹介しました。
そんな母とは仲良かったと言えばそうでしたが、表面的だなと私は感じていました。
また母の本音は未だにわかりません。
当時の事を思えば、操りやすい子だったと思います。
母の言う事にははいはいと従い、ニコニコ笑っては機嫌を取っていました。

母には逆らえない。

小さい時から縛りつけられ、見えない恐怖にずっと戦っていました。
幼稚園エピソードから、月日が流れそんな私にも漫画を描いたり読む趣味が出来ましたが…。
見事までに母に大反対されました。
勿論漫画を描く事も買う事も禁止されました。
悔しくて辛くて悲しくて、母に逆らう事が出来ない自分に腹が立ちました。
私は趣味すら母に管理されなくてはいけないのか?
いや、これはいけないんじゃない?
ずっと母に従い続けていた私は勇気を出したのです。

勉強をする振りをして、こっそり漫画を描きました。
お小遣いがなかったので、多く貰える昼代を貯金して、漫画を描く道具も買い込みました。
漫画好きな友達に漫画を借りて漫画を読みました。
(バレない様にビクビク読んだ事は今でも思い出します。)
いけない事とは分かってはいましたが、自分の好きな事を自由に出来る嬉しさに満ち溢れていました。

まあ、そんな長く幸せは続きません。
ある日、描いていた漫画を母にバレたのです。

「これ、何?約束破ったの?」

あっ…もう終わったと思いました。

静かに怒る母の姿を見て、どこか他人事の様に思えました。

「ごめんなさい。」

震える声で謝りました。

母は

「次はないからね。」

と言って私が描いた漫画を母は真顔でビリビリに破り捨てて、その場は収まりました。

そんな事があったのにも関わらず、懲りずにまた漫画を描きましたし、読みました。
自分の好きな事に対して頑固だったと思います。

今でも何かを作り出す事が好きなのも、この出来事があったからです。

逆らえないとずっと思い込んでいた母に対して、逆らってみたら意外と大丈夫なんだと気がついた日でした。

そんな母との関係にも終わりが来るのを知らずに…。

次回に続く…。

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