水晶のような美しい魂

あなたは、どこまでの真実と向き合う覚悟がありますか？ どこまでを知り、どこまでを理解して受け入れることが出来ますか？

『水晶魂』と書いて“みたま”と読む。それは弥勒世へ渡るためのパスポートだとも言われています。

この神（艮の金神＝国常立神）が、あっぱれ表面（おもて）になりたら、世界を水晶の世に致すのであるから、改心を致したものから早く致すぞよ。水晶の神代になれば、此の世は思ふようになるぞよ。水晶の霊魂を改めて、神が御用に使うぞよ。身魂（みたま）の審判（あらため）を致して、神が綱を掛けるぞよ。綱掛けたら神は離さぬぞよ。

大本神諭 天の巻 第一輯／東洋文庫

水晶魂を選りぬいて、霊魂の調査致すぞよ。絶対絶命の世になりたぞよ。世界のものよ。改心いたされよ。世が変わるぞよ。ビックリ致すことができるぞよ。改心次第で助けるぞよ。
今度お役に立てるのは、水晶魂の選り抜きばかり。神が憑（うつ）りて参るぞよ。

大本神諭 天の巻 第二輯／東洋文庫

神々と共に、世の建て直しをする選ばれた者達へ。･･･そう、すでに魂の選別は始まっている。
岡本天明氏が国常立尊からの神示を自動書記により記述したという『日月神示』では、改心すること、すなわち魂を磨くことがいかに重要であるか説かれている。

その聖地である、千葉県成田市に鎮座する麻賀多神社。何年か前、わたしも参拝に行ったことがありました。
日月神示を降ろしたという境内社の天日津久神社で、わたしが参拝している姿を友人が撮影していました。その時、カメラの映像が突然ザザッと乱れた。参拝後、気づいたらパワーストーンのブレスレットが割れていました･･･。ええ、そういう場所でした（笑）

この水晶魂は、資格を得た者へ国常立神系列の神々から授与される。まず、自分の守護神へ渡されて、守護神から受け取ることになるという話を聞いたことがある。水晶魂を受け取ったかどうかは、ある程度の霊感がないと気付かないということもあるらしい･･･？

実はわたしも以前、夢の中で水晶魂だと思われるものを受け取ったことがある。
着物を召された高貴なご老人が「クリスタルの戦士よ。」と言って、わたしに紫色をした美しい宝石を渡してくれました。あ、夢の中での話しね（笑）
クリスタルというのも、比喩や一つの表現だと思いますが、クリスタルには色がありますからわたしの場合は紫水晶（アメジスト）だったのかな？ もしかしたら、魂の性質によって見え方が変わるのかもしれません。

白笹稲荷神社／拝殿天井絵

水晶のような魂の美しさ･･･
それにより選り抜きが行われると。此度の選別、肌感覚で思うに厳しい。非常に厳しい。
どれだけポテンシャルを秘めたダイヤの原石であっても、いくら精神世界のお勉強をしていても、善良な人間であるとか、それだけじゃダメみたいだ。
「どうしてこの人が･･･？」と、わたしも悔しい思いを何度もしている。その選択は、それぞれの魂が望んでいるとしか思えない。そうだと受け入れるしかなかった。

同じ人間のはずだった。同じ目で景色を見て、同じ世界で生きているはずだった。それでも、同じだと思っていたものが、いつしか･･････
ついに、二極化のゲートが閉じたという。
人間に自由意志がある限り、守護霊や指導霊達も下手に介入することはできない。自由意志を尊重するしかない。これからより一層、棲み分け、次元の分離、それが現実世界に色濃く反映されていくことだろう。

住む世界の違う人に、言葉や想いを伝えるのも同じ景色を見せるのも難しくなった。実際に会うことも･･･。それに、あまりにも波動が違うと一緒にいて心地いいとも思えないだろう。
世界の境を超えさせることは容易じゃない。だから次元の違うものを無理に引き込んだり、理解させたりすることは出来ない。

自分が選択したフィールドでそれぞれが生きていく、ご縁が結ばれていく。次元の違う議論は最早議論ではない。お互いの領域を侵さないのがお互いのためでもある。ぼーっとしていたってわたし達は世界を選んでいたんだ。

廣田神社／コバノミツバツツジ

わたしがこれまでに行ってきたセッション、セミナー、そして声優さん達のレッスンでも伝えていたことがありました。「魂を磨くことが大事だよ」と。しかし、そう言われてもわからない、ピンとこない人もいるだろうから、噛み砕いて伝えてみることもしました。

極々簡単に言うと、生命の本体とも言える霊魂、その目的は進化であり、わたし達は神の一部であり、すべてはひとつに繋がっていて、すべては愛だ。
これはスピリチュアルでも何でもなくただの本質・宇宙の真理なわけで。『魂を磨く』ことを人間的にわかりやすい言葉で表現すると『人間力の向上』が近いかなと思います。

そのために出来ること。人間や物事をよく観察し分析すること、直感・感性・アンテナをクリアに研ぎ澄ますこと、あらゆる出来事から気づきを得て何かを学び取ること、たくさんのことを体験すること、波動の上げ方、思考の現実化（引き寄せ）、内観して自分自身と向き合うこと、自分を大切にする愛すること、豊かな心を養うこと、カルマの精算、魂を浄化することや癒すこと、何よりも大切なのはすべてに対する『愛と感謝』だと。
･･･それぞれに必要な方法、合う方法だってたくさんある。

精神世界や哲学を学んでいる、いない、に関わらず、人間ができていてある程度高い地位にいる人は大抵同じことを言います。
「いい大学を出ているからって頭がいいわけじゃない。仕事が出来るわけじゃない。精神が強いわけでもない。結局、大事なのは心であり人間力だ」とね。人間力を向上させていくことは、魂を磨くことに繋がっていくんです。

わたしは割と、最初から答えを教えることが多いです。でも答えを教えたからといって、自らの経験から学んで答えを導き出し、腑に落とさなければ、まったくもって意味がないことも承知の上であえて伝えています。
簡単にでも指針がなければ何をどうすればいいのかわからない、という人もいるでしょ。
点と点が繋がり、線になって面になって、やがて形が見えて初めて理解できる。「あの時、あの人が言っていたのはこういうことだったのか！」いつか、そんな日がくればいいなあと思って。

しかし、それを話して教えたとしても、どれだけの人が真面目に受け止めて実行してくれるだろう？
真剣に向き合えば向き合うほど、時間をかければかけるほど、自分に返ってくるものなのに。その“いつか”がくれば知ることになる。自分という存在は“なに”で、一体何のために生まれてきたのか。そして、より幸せで充実した豊かな人生を送ることができるだろう。なのに、どうして人は一番大事なことをおざなりにしてしまうのでしょう？

人は二度産まれてくる。一度目は母親の胎内から。二度目は霊的な覚醒を迎えた時だ。
残念ながら多くの人は、二度目の誕生を迎えずに生涯を終える。それが本当の人生の始まりだとも知らずにね。もう時間がないよと言った。いま地球は過渡期にある。魂の選別があるからねって･･･。

しかし、他人に期待しても無駄だ、他人を変えることは出来ないのだから。けれど自分はいくらでも変えることができる。自分が変われば世界が変わる。見えるもの感じるもの、すべてが違って見えるだろう。波動が変われば生きる世界ごと変わるのだから。

そして気付く。ああ、今まで自分は夢を見ていたのだと。眠れる迷える羊だったのだと。いつまで羊飼いの言うことを聞いているの？ 答えを導き出したいのなら、穴が空くくらい自己を見つめたらいい。探究したらいい。
一年もあれば人は見違えるほど成長することが出来るのに･･･。あなたは何に『時間＝大切な命』を、使っているのだろうか？

ヒマラヤ水晶

霊主体従。内側から聞こえる魂の声に耳をすませて。あなたは自分の世界を好きなだけ自由に創造して、好きなだけ自由にありのままに愛していればいいだけだから。
「何を信じていればいいか？」って、いつだって自分は自分を信じていればいいだけ。

その今のすべてを。
幸せも悲しみも、人間にしかない感情を存分に味わって味わい尽くして人生を満喫するからこそ！ありのままを体感し尽くしてだからこそ、魂というものは輝けるものでもあるのだろう。
過去でも未来でもなく、今を生きて、今を輝く。あなたは輝けるんだから、最高に。自分を偽ることは愛じゃない。忘れないで欲しい。あなたの魂は、クリスタルのようにキラキラと輝く存在であるということを。

人生の本番は、己の中で両極・陰陽が統合された世界での旅路。本来は、光も闇も、善も悪も、上も下もない、ルールもない、何にもなくて何でもアリですべてが自由！ニュートラルな世界。
だからこそ、ブレない軸がいる。折れない芯がいる。迷子にならないよう羅針盤を持っていなくちゃならない。他人に舵を渡すなんて以ての外だ。人生の責任は自分でとるものだ。

もしも、起きることすべてに意味があるのだとしたら。すべての物事にメッセージがあるのだとしたら。物事の見方や捉え方は変わるだろうか？
神さまからのメッセージやサインを聞き逃さないように、見逃さないように、常にアンテナを張っていなければ。

いまの世の中は、ネガティヴな情報、ネガティヴな感情、ネガティヴなエネルギーで溢れ返っているけれども･･････
そうだよね、見て見ぬふりなんて出来ないよね。わかっていても、割り切っていても、地球で人として生きている以上は痛いほど感じるものね。どうしたって強い衝動によって突き動かされる。
時には、現実を受け入れ、ネガティヴな感情と向き合うことが大切なこともあるけど、なるべく出来るだけポジティブなことに焦点を当てて、日頃からエネルギーのメンテナンスをするようにしてね。

･･･あの時も。あの時も。傷付いてボロボロになっても、腐らずに何度も立ち上がって前を向いて、自分の可能性と輝きを信じ続けた。そんなわたしを誇りに思うし、感謝しているし、愛している。

クリスタルの戦士達よ。大丈夫、闘っているのは君ひとりじゃない！どうか、辛くても負けないで。辛くなったらわたしのことを思い出してね。わたしも一緒に闘っているから。これからも魂を磨き続けていくから。絶対に、最後まで諦めないからね。

神の領域がある。人間が決して踏み入れてはならない領域が。過ちは何度も繰り返され、神の逆鱗に触れた。いずれ裁きがある。世界は再びバランスを取ろうとするだろう。
これからも、いつまでも同じ毎日が続くとは限らない。本気で向き合っていこうよ。新世界にいけるのは『魂が磨かれた者』だけ。後悔したってあとはないのよ？ もう輪廻転生システムも終わってしまうのだから。