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スーパーのBGM

 令和6年1月。初売りでスーパーマーケットも賑わっています。正月三が日、スーパーやファミリーレストラン、和食店で流れているのは琴の音色。BGMにUSENを利用している店舗は、ほぼ同じ音楽が流れているのでしょう。店内放送と言えば、ライフコーポレーションが、「BIO-RAL(ビオラル)」や首都圏の高級感を持たせた店舗で、アコースティックギターを基調とした“ケルティック”と呼ばれる民族音楽風のBGMを採用したという情報がありました。
 私は以前、スーパーのコンサルティングをしているとき、売り場の色使い、照明と音楽を“癒やし”や“いたわり”をテーマに季節ごとに変えるべきだという提案を何度かしましたが、聞き入れてもらえませんでした。すべての売り場が同じ色彩で同じ明るさ、ボリュームいっぱいの元気な音楽。店内のイメージは、昭和のスーパーのままです。何でも揃っていて、珍しい商品との出合いがあって、買い物が楽しかった時代のスーパーの、顧客の活気ある購買行動を後押しするような店内。でも今は違います。買い物を含め、家事が労働の一部となっている忙しい生活者にとって、スーパーの明るさも音楽も疲れを助長しているのではないかとさえ思っていました。“ケルティック”がスーパーのBGMにふさわしいのかは疑問ですが、新たな試みとしては評価できると思います。
 家の近くにもライフがあります。高級感のある店ではないのでBGMはそのままでしょう。ライフのBGMと言えば、“ポイン(ト)ポイン(ト)ポイン(ト)2倍2バ~イ”。そう言えば最近、聞かれなくなっていることに、この原稿を書いていて気が付きました。

【食のトレンド情報  vol.948 2024年1月9日配信分】


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