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ぼくたちはどう生きるか~デモテープから学ぶミュージシャンとしてのライフワーク~

姫路のドラム教室[まごころ音楽教室]が運営するネット情報誌「ドラレポ」です。
部屋の片付けをしていると空のCD-Rが大量に出てきまして「そういや昔、デモテープ作ったりしてたなぁ」と懐かしい記憶が蘇り、熱い気持ちになりましたので日本のバンドマン文化の一つ、デモテープの歴史について今回は書いていきたいと思います。

デモテープ(~2000年)

私が中学、高校の頃はデモテープが全盛期でリハスタ、ライヴハウス、古着屋などなど色んな場所で地元のアマチュアバンドのデモテープが置かれていて各地域ごとの盛り上がり、地元のバンドを盛り上げようというヴァイブスを強く感じる良い時代だったと思います。

CD-R(2000年~2010年)

パソコンが普及し、CD-Rに音源を焼き付けられるようになるとデモテープはデモCDに変わりました。
誰でも簡単にデモCDが作れるようになったとはいえ、それでもやはり裏面が緑色ではない、いわゆる本物のCDの存在価値が下がることはなく「ちゃんとしたCDをレーベルから出す」という目標は多くのバンドマンにとって一つの夢だったと思います。

Myspace(2006~2015)

デモCDと共に多くのバンドが自身のバンドのホームページ代わりに使用したのがこのMyspaceだ。Myspaceを使うことで全世界の人に自身のバンドのオリジナル曲やPVを視聴してもらう事が出来るこのSNSはバンドマンにとって必須だったと言える。ちなみにBLOG機能を補う目的でプロアマ問わずバンドマンがアメブロを利用していたのもMyspaceの影響と言える。

YouTube&サブスク(2015~現在)

サブスクリプションサービスが一般化したことで「デモテープ」という概念は消滅。
近年はデモCDは作らず、デモ音源はYouTubeかサブスクで発表するという流れが主流に。
レコード会社から発売のCD=正式という概念が無くなった事でバンドマンは固定概念に縛られる事なく自由なアプローチで「成り上がれる」時代がやってきたとも言えます。

ライフワークである音楽とどう向き合うか


かつてボーカル以外のバンドメンバーはバンド解散後、新たなバンドを結成するかアーティストのサポートミュージシャンをするくらいしか選択肢が無かったが、今はYouTubeやInstagramなどのSNSで自慢のスキルを駆使してソロアーティストとして活躍出来る時代になりました。
ツーバスがめちゃくちゃ速く踏めるなど一芸に秀でた人であれば有名ドラム教室からドラムセミナーやドラムイベント等に特別講師として声をかけられることもあるでしょう。
逆にこのご時世にデモテープやデモCD-Rを知り合いのお店に置いてもらって地域密着で自身の音楽活動を応援してもらうのも素晴らしいことだと思います。
音楽をまだ見ぬ遠くのお客さんに届けたいのか、目の前で応援してくれる人達に届けたいのか…
ネットの普及によって選択肢が増えた現代だからこそ、自分がどうしたいのか、どうありたいのかをミュージシャンは常に見失わないようにしなければいけないと改めて感じたので記事にしてみました。

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