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第11章『全人類グーミンの絶対法則』

法則その1~9は基本編で主に個人の心に焦点を絞ったことでした。
ここから応用編になります。応用編では人間社会に広がります。

グーミンとは「愚民」から発生した言葉

「グーミン」という言葉がよく出てきます。これは「愚民」のことで、
内海先生が「愚民」では直接過ぎるということで、皮肉や冗談も含めてムーミンをもじって「グーミン」と造語が生まれました。

グーミンの10の特徴

1.グーミンは「正しい」という言葉を使う
(正義感に酔いしれ自分の正当性を訴えたいだけ)
2.グーミンは「バカという人のほうがバカ」という言葉を使う
(自分の愚かさを直視できない)
3.グーミンは「科学的根拠」「ソース」という言葉を使う
(科学の未熟さや操作や捏造を知らず従う)
権威主義と長いものに巻かれたい奴隷根性はグーミンの最たる思考法
4.グーミンは「じゃあどうするの」という言葉を使う
(質問ばかりで、自分では行動しない)
5.グーミンは「でも」「しかし」「だって」などという言葉を使う
(現在の悪い状況をごまかすために、どこまでも逃げる)自己正当化
6.グーミンは常にとてもきれいな言葉を使う
(表面だけを装い、他人の評価と自分をごまかすことしか頭にない)
グーミンであればあるほど、きれいで丁寧で受け入れやすい言葉を使   う。愛、感謝、言霊を大事にするなどは代表例。きれいな言葉は麻薬と同 じ。現実を直視しないという意味も含まれている。
7.グーミンは「しょうがなかった」という言葉を使う
(自分の責任を認めず、自分をひたすらなぐさめる)
大事なのは自分の利益だけ。
8.グーミンは「きっと大丈夫だよ」という言葉を使う
(思い込みだけで、動くふりをして行動しない)
結果を直視するより、願望や希望的観測にだけ従うようになる。
9.グーミンは「周りの人は」という言葉を使う
(主体性や本質がどこまでもなく体裁だけで判断する)
10.グーミンは「陰謀が」「政治が」などという言葉を使う
(被害者意識が強く、周りや大きなもののせいにする)
陰謀論や政治家や経済を作り出しているのは私たち一人ひとりの市民で     あることを決して直視しない。

P172より抜粋

人間そのものがグーミンである

ほとんどの人が「グーミン」という言葉にいい印象を抱かない。
自分が正しいと勘違いし、人にも正しさを求め、自分の不正を指摘されると逆切れし、人には愛と感謝と言霊と愛国と従属を求めようとすること。
前述のグーミンの特徴にきれいに当てはまる。

非常にきれいで丁寧な言葉を使い、論理的であるかのように見せかけるが、その奥底にあるのは「自分は正しい」という心理。

みんな自分だけは「グーミン」ではないと思っている。

欲しがるだけの「クレクレ君」

特徴は絶対に自分では調べようとしないし、決して自分で責任を取らない。
問題点は情報の味方と考え方を知らないこと。
情報をなんでも鵜呑みにしてしまう。
新型コロな騒動などはその成れの果て。

情報収集の初歩を知らないグーミン

『情報を集めるときの初歩の初歩』
・必ず賛成派と反対派の情報を両方集めること
・自分の経験に固執しないことも重要
・賛成派と反対派の両方の情報も間違っている可能性も考えること

『情報を見るとき』
・情報は常に曖昧で、人が違えば見方は180度変わるという事を頭に置く
・伝わり方が変われば事実は歪められてしまうことになる
・「自分は正しい」という思い込みは論争や闘争の始まりになる
・子供のように、何物にもとらわれない発想の中で見ること
・枝葉末節の情報ではなく、本質や構造の根本を考えること
 (本質が分かれば最後は調べる必要がなくなる)

『情報を集めたり学ぶときに日本人に欠けていること』
・情報の取捨選択の仕方ではなく、基礎や基本を学ぼうとしない姿勢
医学の初歩、情報操作の基礎、考え方の基本etc…….。

情報を集めるとき、ネットの情報を鵜呑みにしないこと。
ネットは嘘ばかり。検索サイトの検閲もえげつないことになっている。
真の情報通は決してグーグルなどを使わない。

グーミンとグーミンでない者の違いとは何か?

それは知識の差ではない。今の時代は誰でもすぐに知識は得ることができる。『知識』は記憶や情報など。『知恵』は知識を元にした自分の思考や思想など。

知恵があればグーミンではないのかというとそうではない。
知識の枠を抜け出し知恵を使うことができても、「心の絶対法則」においては全員グーミンである。

P179

グーミンから抜け出そうとする要素

ひとつは「行動」だが、しかしながらその「行動」も単なる「思いつき」で、準備もしていないのに思いつきで行動し、自分で責任を取らない。

思いつきの行動でグーミンから覚醒したと勘違いしているグーミンは、他人には「気づいて~」と言いながら自分が目覚めていないことを自覚していないしその事に直視しない。

「日本の改善を願っている」と言いながら何の力もコミュニティも財力も持っていないことがほとんどである。

もし真の意味で日本の再生や独立やグーミンから抜け出そうとするならば、自らが大きなコミュニティを持ち、力をもち、財力も手に入れ、自分のつまらないプライドなども捨てて、周りの目も気にせず行動するだろう。

しかし、多くの正義を主張しているグーミンは、あまりに無力で無謀で無能で無行動な自分を直視できない。
それでいて、自分の家庭は崩壊していたり不倫していたり二枚舌だったりする。

利権をむさぼる者たちのほうが現実直視能力がある

グローバリストもまた、グーミンで優生学そのままに財力を意のままにしているが、その思想は徹底している。
はるか何百年も前からその思想は揺るぐことなく脈々と受け継がれ、計画され具現化され、口先だけのグーミンとは比較にならないほどの大きな力があり、コミュニティもある。

グーミン卒業のためのもっとも重要な点は、知恵よりもさらに根源的な「法則」への理解である。つまり「全人類グーミンの絶対法則」を全人類が知り、全人類が自己のグーミンぶりを強く自覚したときにグーミンでなくなるという、ある意味の皮肉がここにも潜んでいるのだ。そのような意味において私が書いている本書もまた「法則」を提示していると錯覚しながら、「法則」ではないかもしれない。

P182

○心の絶対法則【第11章】


●グーミンは、みな自分だけはグーミンではないと思っている。
●我々はすべてグーミンだが、特に自分が賢いと思っている人々のグーミンぶりがひどい。
●グーミンは現実を直視できない。利権をむさぼる人々のほうがむしろ現実直視能力がある。

行動をしない事には一生グーミンから抜け出せない。そしてその行動は思いつきや単発ではなく、現実を見て何をすればよいのか。
知識と知恵から計画を立てて、こつこつと実行に移していくこと。

そして蓄積された力と共に財力もコミュニティももてるように。

その前に「自分も例外なくグーミンである」と叩き込むことだな。

次回は『陰陽変動の絶対法則』についてです。


最後まで拙い文章を読んでいただいて、ありがとうございました。
昨日は「まとめが助かる」と言っていただけてとても嬉しかったデス(^^)/

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