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宝塚の話 その③

今日は宙組さんの千穐楽。お家で配信を観ました。コロナの唯一の功績でしょと思う配信。

前回の宝塚の話は知り合いがジェンヌになっちゃった!話でしたが(何て纏め方だ(笑))ダンスのレッスンに行って知り合うってパターンもありまして、その時のお友達が抜けてたなと思い今日はその時の事を。

これは宝塚の話と言うよりは私の芸歴やレッスン歴の話かも?なんですが、私は元々バレエからこの世界に入った人で、ある程度大人になってからミュージカルの世界を目指す様になりました。丁度私が専門学校を卒業したころに当時は西宮の駅前で今は芦屋の駅前で元四季の俳優さんがスタジオを開きました。そこには22~24歳の1年半ほどいたかな?実家を出る必要があったので辞めました。まぁ色々ありましたし。その時に教えに来られていた先生で四季ではダンサーとして活躍されてた坂井恵さんが外のスタジオでも教えをされるって事でそのレッスンだけは通うようになりましたんです。大阪の梅田にあるスタジオです。そこでバレエやタップなども続けました。私のいたバレエ学校は京都ではかなり大きな教室だったのと、関連の病院で仕事をしていたので他所のスタジオでレッスンは難しくて、ならばいっそのこと大阪まで行っちゃえ!!となったのです。

そんなある日、そのスタジオにすらっとした小顔の女の子が!花組にいた隼颯希ちゃんでした。なおちゃんの1期下の84期さん。へー、レッスンに来ることってあるんだなぁと驚いた記憶が。阪急で一本とは言え梅田までは結構あるし。仲良くなってその数年後には彼女は退団してしまったのだけど、私が東京に出てからは暫くはめぐちゃんのスタジオに生徒として通ってました。なのでレッスン仲間だったと共に先生です(笑)因みに梅田のスタジオで梅咲衣舞ちゃんも、貴千碧くんも出会いました。

その後東京に来てからは、キャラメルボックスの振り付けで私の心を鷲掴みにしていた川崎悦子先生に習いたくてビートニックに行くんですが、悦子先生は宝塚の振り付けもされているので、休演日になると宝塚の生徒さんがレッスンに来られるので結構色んな人に会いましたよ。私が受けてた曜日が以前の休演日だったので。その時出会って今もずーっとお友達が続いているのは元星組の真白ふありちゃん。奇しくも同じ京都出身(笑)彼女が退団する少し前にスタジオで初めましてで、その日のうちに仲良くなった記憶…。京都出身って話で盛り上がった気がする。

そんなこんなで近くて遠い不思議な距離感の宝塚。そうそう!私がかつて西宮のスタジオでバレエの指導助手をしていた時の幼児クラスにいた子が後にタカラジェンヌになってました。気付いて応援しよーと思って見始めた次の公演で退団しちゃいましたが😢あの時の年長さんが大人になって98期生にいたなんて!!私も年を取るはずだと感慨深いやら、何も成しえてない自分にがっかりするやらで心はざわざわしました。受験生時代を知ってる子が活躍して退団して、第二の人生に目を向けている姿を見るにつけ、自分は何をやってるんだろうなって思います。宝塚は音楽学校に合格出来なければどんなに好きでも強制終了。嫌でも次の道に行かなきゃならない。合格した子もいつかは辞める世界。定年までいる人はほんの一握り。トップさんも含めて自分で進退を決めなければならない。

一方で私の方は自分で辞めた!って思わない限り永遠に続けられてしまう世界。でも、俳優としての私を誰も知らない。こんな事をいつまで続ける?ってずっと自問自答を繰り返しています。特に知ってる子が辞める決断を下す時は。

私より年上のタカラジェンヌがどんどん減っていき若い子たちの劇団になりつつありますが、100年を越える歴史の中で今は失われつつあるものが引き継がれているからこんなにも人々を魅了するんだろうと思います。

そんな今日は雪組公演の一般前売りの日。緊急事態宣言のお蔭で販売枚数は大幅に制限繋ってる上にトップコンビの退団公演なので更にチケ難…( ノД`)当然敗れましたよ。あー、早く心置きなく観劇したいよー!

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