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宝塚の話 その⑤

今日は雪組の千穐楽。毎度お馴染み我が家のノートパソコンの出番でお家で宝塚でした。千穐楽が長いのは最早デフォルトとなりつつあるけど、それにしても長かった。←嫌な意味ではない。お名残りは尽きませんが…ってやつだ。

お芝居の「fff」は余りの熱量に休憩時間になってもぐったりしちゃってコーヒーも淹れ直せないくらいだった。化粧替え公演ではないとは言え、着替えてショー仕様に直したりしなきゃならないし、退団者もさることながら皆さん今日で劇場出ないといけないのだからいつもの休憩時間と同じ感じでは過ごしていられないはずで…。ただ見てるだけでこんなに体力消耗するのに、改めてタカラジェンヌの基礎体力の凄さに圧倒された。

ショーは最初からフルスロットルで突き抜けた感はあり、元々開始すると体感5分のショーって言われていたけど、ホントにあっという間にダスカになって、あー終わっちゃう😂って思ったよ。ダスカだけでめっちゃ語れるし、望海さんアングル、咲ちゃんアングル、翔くんアングル、真彩ちゃんアングル、上手専用、下手専用、引きアングルが欲しい訳ですよ。あー、このタイミングでスイッチングしちゃうのね…(´;ω;`)った事が何度かあって、それは劇場で何度か見られたからこその贅沢な感想でもある訳ですが。脳内再生で補完しつつ拝見。

最初は大劇場の千穐楽をライブ配信で拝見したのだけど、東京公演は緊急事態宣言の為チケットが少なく販売されたので、そもそも自力では一枚も取れず…( ノД`)シクシク…退団者の方の白い鞄を作らせて頂いたご縁で、Bパターンの時に3列目のお席(S席です)をご用意下さったのを皮切りにAパターンで2回拝見する事が出来ましたのです。

最初の激近なお席では目の前に翔くんが立っていて、キャラバン隊の衣装の時にバチコンと音がしそうなウィンク(^_-)を貰い←私にしたよね⁉って騒ぎたくなるやつwwこうやって皆さん沼に落ちていくんだなぁと思ってましたん。←甲斐のない奴ですんません(__)

その後も生徒席が来てたので上手側で観劇していて、阪急の貸切公演で2階のセンターで拝見しました。真ん中二人の圧倒的な歌唱力に劇場の何処にいても降り注ぐような、歌声のシャワーの様な感じでまさに浴びている感じ。

それがまさかのおうちのノートパソコンでも感じられてしまう事に驚きを禁じえず。凄い人って何であろうと届くものなんだな。って。生でなきゃ!なんて言い訳で、圧倒的であれば3Dの様に飛び出す絵本になるんだなって思いました。

さようならショーは大劇場の時に拝見してたので、新鮮な驚きっていうのはなかったけど、「Many Thanks」のCDで聴いていたり、ここ数日のスカステで放送されてる公演映像で見ていたモノたちがさようならショー仕様になって歌われていて、時の経過と共に元々お上手だった2人が進化して深化している姿に、更に感動をしました。

望海さんが初舞台生だった時の公演を生で観ていて、あの時の可愛い赤い衣装を着ていたキューピットちゃんが立派なトップスターさんになって退団して行ったんだなぁと勝手に感慨深くなる私w。正直、望海さんよりも凪七さんのお人形の様なスタイルの印象が圧倒的に強かった89期さん。なおちゃんがロケットのお姉さんをしていた89期さん。

何だかんだ珍しくロスってるなぁと思う、私。なおちゃんの時もファンではないし(友人を応援して手伝っていただけ)、みほこちゃんやちゃぴちゃんの時も宝塚の彩乃かなみさんや愛希れいかさんは最後でも絶対にミュージカルの世界に来るって分かっていたし、何ならその時に共演出来たら素敵だわって思っていたし。←実際みほこちゃんとは3回共演してるし。でも、今回は2人揃って大好きで、2人だから良くて。それは、瀬奈さんと彩乃さんコンビにも感じた事だけど、あの時はみほこちゃんが先に退団しちゃって、瀬奈さんがそれはそれは寂しそうで、実際色んな媒体で寂しいってストレートに語っていたから少しこちらの気持ちが緩和されていたのかな?って思ったり。ここまで「ロス」って感じなかった気がする。

だけど今回は2人揃って辞めてしまうし、それぞれ絶対に「歌」に関る形で世には出てくるでしょうけど、2人同時ではきっと無いし、2人で紡ぐハーモニーの素晴らしさをもう見られないんだなぁと思うと凄く寂しいなぁって思うのです。

いつの間にか私の生活の多くの時間を占めるようになった宝塚。お家で見られるようになっても生の感動には適わないけど、それでも今までなら見る事自体を諦める事が多かった公演を見たい人が見たい形で観られるようにご尽力下さった皆様に感謝します。

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