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「恋」はできるのに「恋愛」はできなかった話

「私はこの人のことが好きかもしれない」

そんな風に思ったことは何回もあった。
相手が自分のことを好きになってくれることもあった。
それはとても嬉しいことで、お付き合いをしてからは何回もデートをしたり一緒に下校したりしていた。

「家で遊びたい」

そんな風に言われた時点で察することのできなかった私が悪いのかもしれない。
家に来ると大体の男性が性的なものを求めて来る。
私はそういったことを求められた途端に相手が怖くなってしまう。それまではあんなに好きだったはずなのに。

「ちょっと怖いかも…」

そんな風に言うと相手は大抵謝罪をしつつも大変機嫌が悪くなる。その度に我慢して相手の欲求に応えるべきだったのかも、と考える。
でも、私も相手も成人しているわけでは無い。
果たして相手はその行為に対する責任を感じた上で求めてきているのだろうか。

「じゃあもう帰るわ」

そう言って気まずくなった相手は帰る。
そんな目的で家に来てたのか。私は自分自身ではなく、
「女性」として異性に見られていることに気がついた。
「ごめんね」謝ることしかできない。
私は悪くないはずなのに。


恋愛に向いていないのか

私は恋愛がしたいのではなく異性の友人のような存在が欲しいだけなのかもしれない。
まだこれから先色々な人に出会い「恋」をすると思う。
いつか「恋愛」をしたいと思えるような人と出会いたい。

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