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わたし、定時で帰ります

今日から東京も非常事態宣言

そのせいで予定がなくなったので、小説3冊を一気読み


*わたし、定時で帰ります

*わたし、定時で帰ります2  打倒!パワハラ企業編

*わたし、定時で帰ります3  ライジング


この小説の主人公 結衣は新米管理職で、職場環境の改善や新人教育に取り組んでいるわけだが、ほんとに共感しかない。

わたしも数年前からいわゆる管理職やリーダーと言われる仕事をしていて、なかなか同世代には理解されない悩みを持っている。

ベテランと新人の板挟みになることも、他部署との板挟みになることもあれば、これって私の仕事なん?って思うことも山ほどある。

明らかな“成果”と呼ばれるものは見えにくく、自分って何やってるんやろう?仕事できてるんかな?って落ち込むことは日常茶飯事。

物語の中で、結衣も言っている。

これ以上他人のために働いて、

報われることなんてあるんだろうか


うん、わかる。わかるよ。

誰かのために適材適所を考えて、向いている・成長できそうな仕事を振って、誰かから職場の不満や改善してほしいことを言われれば、えっさほいさと解決する。

担当者不明の仕事を丸投げされ、やり方もマニュアルもない中で試行錯誤する日々。そんな中、同僚からは「やり方を教えてもらってないのでできません。」と言われる始末。

もう、もはや、おもしろい。

「いいよな、できないって言えて」って心の奥底深く、頭の片隅で思うけど、私はわたしの仕事をする。

 自分を守るためだけにする仕事は、必ず他の誰かを追い込む

そうなの、その通り。


今日明日に褒められることはないし、すぐに能力が上がるわけではないけど、私は求められた役割に全力で応えようと思う。

適材適所を考えて、それがうまくハマったときは嬉しいもん。誰かがやりがいを持って働いていることをみるのをモチベーションにしてもいいじゃないか。

今まで誰も解決できなかったことが解決したら、嬉しいやん。それでみんなが楽しそうに働くことができたら、私の能力が上がることよりも大事なのだ。

と、機嫌の良いときは思える。笑


      多数決で決まるなら、リーダーはいらない

私は、社員の意見を集め(きちんと聞き)、未知の課題に取り組み、社会をよくするための意思決定ができるリーダーになりたい。

結衣は素敵だった。


小説の中の結衣の奮闘に、何度泣いたことか。

組織づくりや人材育成、女性の働き方に悩んでいる人にとっては、バイブルになる可能性のある物語だと思う。

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